86で発生した失火。
プラグ交換しても直らず。
吸排気系のチェックとリフレッシュを行うも、結局 直らず・・・💦
あと考えられるのは、イグニッションコイルがダメか、コンプレッション低下か・・・。
インジェクターが故障してる可能性もあるけど、それならアイドリングとかでも おかしくなりそうだけど、アイドリングはメチャメチャ安定(笑)
と言うことで、86のコンプレッション測定にチャレンジ!
なぜチャレンジかと言うと・・・プラグ交換でもクリアランスが厳しい86でコンプレッションゲージをプラグホールに取り付けられるのか?と言う問題があるからです。
コンプレッションゲージはAE86時代に購入したものがありましたが、プラグの太さが合わず、新たに購入することに。今回はストレートのコンプレッションゲージを選びました。
ゲージとホースとアダプタの3分割で、アダプタが3種類。
この、ホースとゲージが独立してるのがミソで、プラグホールのネジに回して入れるときにホースだけだと回して入れやすいけど、ゲージがついてるとゲージごと回さないとだし、ゲージが垂れ下がって作業性が悪いんですよね。経験者には分かる?(笑)
もうひとつのミソは、ホースのアダプタを取り付ける所の黒い部分。
何もしないとこんな感じです。
これを引っ張ると、こんな感じにスライドして、離すと元に戻ります。
で、これの内側を見ると・・・
次に重要なのが、先端の長さ。
さて、工具が揃ったら準備です。コンプレッション測定はエンジンをクランキングして測定しますが、エンジンが掛かってもいけないですし、コンプレッションを測定してる最中に燃料を噴射されたら危ないし、正確に測定できませんし、エンジンにダメージを与えてしまう可能性も。
そこで、エンジンを掛けた状態で下記のヒューズを抜いて、エンストするまで待ちます。
そしてイグニションコイルを外し、プラグを抜いたら準備完了。ここまでですでに3時間くらい掛かってます(笑)。
ここで、ようやくコンプレッションゲージをプラグホールに挿入しますが、下記のようなプラグホールにホースを曲げながら入れて、アダプタをプラグのねじ山に上手に嵌めないといけないので、なかなかハードな作業です。
#4シリンダ(助手席側の後ろ側のシリンダ)に何とか取り付けました(大汗)
ホースの反対側にゲージを取り付けます。
そして、クランキング。
約1.59MPa(15.58kgf/cm2) 基準値よりやや低いですが、正常範囲内でした。
次に#2。
約1.61MPa。
#3。
んんん? 1.55MPa。やや低い? #3不調の原因がコレ?? やっぱりコンプレッション落ちてるのかなぁ?
最後、#1。
#2。
1.55MPa
#4。
1.56MPa
やっぱり、エンジンの温度の影響だったみたい。
ということで、再測定した分も含めて整理すると、
#1 1.56MPa
#2 1.55MPa
#3 1.55MPa
#4 1.56MPa
ということで、ほぼバラツキなし。圧力としては全体的に基準値より低いけど、測定時のエンジン温が低かったことの影響だと思われます。
修理書では、エンジンを止めたあと、ワイヤハーネスや燃料配管を切り離してエンジンを釣り上げて作業することになってますが、エンジンが熱い状態でどんだけ素早い作業をすれば温間に測定できるのでしょうね(笑)。
まぁでも、熱いうちの測定は無理ですが、エンジンを釣ったり降ろしたりせずに、86の車上でコンプレッションを測定できることが分かりました。
そして、#3のコンプレッションも他と同等だったので、#3失火の原因はコンプレッション低下では無さそうです。
と言う事で次回はイグニッションコイル交換です。