今回の書き込みは前回の続きで・・・
メーカー製では無いクランクの話と実際に異なるメーカーのクランク等を使用した場合の組み方等」です(笑)
 
先週メーカー製では無い88ccボアアップキットを搭載した88ccエンジンのOHとOHついでにロングストローク クランクの投入する依頼をお受けしましたので少しお話を・・・
 
今回の88キットはメーカー製では無いキットですが私的には出来は良い物だと思っています。
ただここの販売店はレーシングなんちゃら、とかレーシングエンジンなどの振り込みで現物を販売していますが細部のデータ等がまったく無い様で問い合わせしても「分りません・・・」と言う回答です。
 
ロングストローククランクはやはりメーカー製ではなく販売店オリジナルの52mmストローククランクです。
 
とりあえず元エンジンを点検しながらバラして各部張り取りと清掃をし、クランクケース左半分にクランクを付けピストンをセットしてシリンダーとノックピンを付けピストンの動きを点検確認して見ました。
 
まずは最初の点検画像です。
イメージ 1
イメージ 2
イメージ 3
 
画像はロングストローククランクでの画像ですが当然ノーマルクランクでのデータ測定もしています。
 
3枚目画像は上死点時のピストンですがノーマルクランクと比較して若干シリンダー面から下がっています。
 
ストロークが10.6mm長くなっています。
ピストンが下死点にこのまま行くと・・・
 
単純に考えても10mm近くシリンダーからはみ出しますよね(笑)
 
はみ出した画像が1と2枚目です。
 
しかもピストン下部のスカートがクランクにギリギリです。
このままエンジンかけると確実にクランクへ接触しますよね(汗)
 
仮にクランクの接触が無くともシリンダーからこれだけはみ出ていればシリンダーが割れるかピストンのはみ出ている部分が確実に割れてしまいます。
 
今回は若干の対策をして組み付けをしています。
 
この様にメーカー違いや非メーカー品のパーツを使用してロングストローク化をすると今回の様な不具合が確実に出てきます。
 
私のブログは以前トラブル等が有り現在詳細データ等は書き込みしていませんので今回の商品名等は書き込みしていませんのでご了承下さい。
 
又、同じく、加工等の詳細も記載しませんのであしからず・・・・
 
っと言う訳で単純にクランクだけ交換してロングストロークボアアップする場合は要注意です。
 
メーカー品を使用しての注意ですが、おそらく取り説にも記載有ると思いまが・・・
 
12Vのモンキー系エンジンならばほぼ問題有りませんが6V系、カブ系の場合クランクシャフトとオイルポンプシャフトが接触する場合があります。
 
画像はモンキー系のオイルスピンドルなので細い物を使用していますから接触はしていません。
でも画像見るとかなりギリギリですよね(笑)
 
物によっては接触する場合も有りますので仮組みして点検は必ず必要です。
 
 さらに・・・
 
組付け等に必要な注意事項などは、別途ブログに書き込みしたいと思います。
興味有る方は見に行ってください。
 
ですが、まだ書き込みはしていませーん(笑)
時間ある時に書き込みしたいと思います。
 
 
 
 
前回書き込みの続きになります。
 
メーカー製キット及び同一メーカーのストロークUPクランクを使用した場合の話になります。
 
ストロークUPクランクを使用して排気量UPする場合88ccキットのピストン上死点位置が各メーカー共に低くなる様になっています。
 
同一メーカーの88キットでロングストローククランクを使用してもストロークUP専用パーツを使用しないと不可な メーカーはキタコ以外に武川も不可とメーカーさんが言われていましたので追加になります。
 
どちらのメーカーもストロークUP専用のピストンが有るそうなので単純にクランクだけの交換では不可です。
 
キタコ、武川以外のメーカーさんは88ccキットのパーツをそのまま使用してクランクシャフトのみの交換でストロークUPが出来るそうです。
 
キタコの場合圧縮比の上昇等に対応した88ピストンよりもピストン位置が低くなる様専用のピストンを使用するそうです。
 
武川の場合ロングストローククランクのコンロッド、要するにピストンの上下の位置をノーマルよりも低く設定して有るそうでストロークUP専用ピストンはクランクの上死点が丁度良い位置になるようキタコとは反対で88ピストンよりもピストン位置が高くなるタイプを設定しているそうです。
 
デイトナ、シフトアップ、クリーピングポイントの場合はクランクシャフトのコンロッド自体の長さでピストン上死点位置が下がる様に調整してあるので88キットのパーツをそのまま使用してストロークUPが可能だそうです。
 
これからロングストローククランクシャフトを使用してストロークUPで排気量UPを考えられている方。
又これから88ccにボアアップして将来ストロークUPを考えられている皆さんに参考になけばと思います。
 
後、世間では同一メーカーではなく他メーカーのクランク等を組み合わせてのストロークUPを考えられている又、やられている方も多くおられる様ですがパーツの流用は多くの不具合やリスクが有ると言う事も知っておくべきかと思います。
 
 まとめ・・・
 
同一メーカーのパーツを使用してもメーカーごと専用パーツが必要なメーカーもある。
 
*キタコ、武川はストロークUP専用ピストンを使用する。
*シフトアップ、デイトナ、クリーピングポイントはクランクシャフトのみの交換でストロークUPが可能。
*88ccキットと異なるメーカー製のロングクランクシャフトを私用する場合不具合等オンリスクになる。
*上記以外の88ccキットにメーカー製ストロークUPクランクを使用する場合も不具合等オンリスクで有る。
 
メーカー製以外のストロークUPクランクも現実に存在します。
 
次回はメーカー製では無いクランクの話と実際に異なるメーカーのクランク等を使用した場合の組み方等を書き込みしたいと思います。
 
 
今回はロングストローククランクで 88cc→110or108cc化 に付いてのお話です。
 
モンキー系横型エンジンで88cc、ノーマルクランクに52パイシリンダー&ピストン、ビックバルブヘッドで88cc化していて、ここへさらにロングストローククランクを使って108や110ccにUPされる方もおられるかと思います。
 
世間ではクランクだけ交換すればOK、っと言うイメージが有るようです。
 
ロングストローククランクと言っても色々な種類やメーカー、怪しいパッチ物も多く出回っています。
 
まずは基本的な事からのお話です。
 
88ccエンジンの殆どはノーマルクランクと52パイシリンダー&ピストンです。
41.4mmストローク×52パイ=88ccになっています。
 
ここに例えば52mmストローククランクを使うと110cc、51mmで
108cc、50mmで106ccと言う感じです。
 
12VのRクランクでの話しになりますが・・・
メーカー製のクランクでは武川製が50mm、キタコ製が51mm、デイトナ製が
52mm、シフトアップ製が52mm、クリーピングポイントが52mmと言うラインナップです。
 
普通に考えると・・・
 
クランクシャフトだけ交換した場合ストローク、要するにピストンの動く距離を長くすると・・・
シリンダー下からピストンのスカート部分がはみ出したりひどいとピストンスカート部分がクランクシャフトに接触したりする場合も有ります。
 
後一番問題になる部分がピストンが一番上に上がる上死点時にシリンダーからピストン自体が出過ぎてヘッドに接触したりする場合も有ります。
 
これに加えてストローク、要するに排気量自体が増加するので混合気を圧縮する圧縮比が上昇します。
さらに上死点にピストンが上がった時ヘッドのバルブとピストンとの距離、クリアランスですね。
これが近過ぎたりひどいと接触したりもします。
極端だとピストン上部とヘッドが接触してしまう。
 
同一メーカー製のパーツ、要するに同じメーカーの88ccキットに同じメーカー製のロングクランクを使用すればOKかと言うと。
これも一部のメーカーでは不可な場合も有ります。
 
 まとめ・・・
 
88ccキットにロングストローククランクを入れて排気量UPする場合に発生する不具合は・・・
 
*シリンダー下部からピストンがはみ出てしまう。
*圧縮比が上がり過ぎる。
*ピストンがクランクと接触する。
*バルブとピストンが接触もしくはクリアランスが無い。
*ピストンとシリンダーヘッドが接触してしまう。
○クランクシャフトとオイルポンプシャフトが接触する。
 
同一メーカー製のクランクを使っても不可なキットはキタコと武川製です。
キタコの場合ストロークUP専用のピストンに交換しないと上記いずすれかの不具合が発生するそうです。
 
問題になる圧縮比ですが、殆どのメーカーで88ccは10.0対1前後です。
ストロークUPした圧縮比は11.5前後になる様に設計されています。
 
今まではメーカー製で同一メーカーでの話しです。
これがメーカー違いのクランクと88キットの組み合わせになると・・・・
上記の不具合が発生してきます。
 
88キット、クランクのいずれかがメーカー製では無い場合も同じです。
 
最近良く出回っているメーカー製では無い88キットですと、ミ**ト、*ダン*-*ス、等が有る様です。
後は怪しい中国製や台湾製のキットやクランクも数多く出回っているようです。
 
次回はメーカー製パーツの組み合わせと非メーカー製との組み合わせ等のお話しをしたいと思います。