前回からの続きです。

 

2つの画像ガスケット形状の違い・・・

 

画像1 某有名メーカー品

 

画像2 ミニ〇ト製

 

シリンダーヘッドからクランクケースへオイルの戻り穴ですが前回の様にシリンダー

上部に普通のガスケットでは赤丸の部分にOリングか入ります。

 

 

最初の画像1ではこの部分にOリングを入れられる様に穴が大きくなっています。

ちなみにこのメタルガスケットは某有名メーカーの物ですが現在廃番になって

います。

使用するOリングも専用の物の様です。

 

ミニ〇ト付属のガスケットは画像2なのでOリングが使えません。

このタイプのガスケットはOリング等使わずガスケット事態でシールドしますので

シリンダー上面はまっ平で無ければなりません。

 

要はミニ〇トのシリンダーではこのタイプのガスケットは使えないと言う事です。

 

③シリンダーとガスケットの組み合わせが違う場合の不具合。

 

以前にも同じ様な記事を書きましたか改めて・・・

ノーマル49ccでも88ccでもシリンダーの長さ+ガスケットの厚みは同じです。

これはシリンダーヘッドに入っているカムシャフトはカムチェーンを通じてクランク

シャフトの駆動回転で回っています。

カムチェーンも長さが決まっていますのでシリンダー+ガスケットの厚みが変わると

クランクとカムとの距離が変わってしまいます。

腰上を組付ける際フライホイールのTマークとカムシャフトに取り付けるカムギアの

●マークがヘッド上部の切れれこみに合っているか確認して組み付けします。

 

シリンダーとガスケットの厚さ等変わるとこのTマークと●マークが合わなくなります。

メーカーはこの辺りも必ず決まったシリンダー長とガスケット厚の組み合わせをしています。

 

ミニ〇ト製の場合本来使用するガスケットの厚みが1.6mmと表記されています。

通常厚のガスケット1.6mm-0.3mmのメタルガスケット=1.3mmの差が出ます。

 

この1.3mmの差でどの様な不具合が出てしまうか・・・・

 

次回はこの辺りの話を書きたいと思います。

 

先日OH&ボアアップの依頼を受けて作業したのですが・・・・

今回も某メーカー??が販売している88ccボアアップキットの不具合が

有りましたので書き込みしたいと思います。

 

今回組んだキットは6V用でヘッド付の88ccボアアップキットです。

 

実際の不具合ですが・・・・

 

①付属するヘッドガスケットの問題・・・

 

まずこのキットに付属されているシリンダー形状はヘッドとの間に入れるガスケット

が厚手の物じゃないとダメなタイプなのですが。

ここ最近なのかは分かりませんが付属されて来たガスケットはメタルタイプ、要するにスチール製の薄い物でした。

画像左が今回付属のガスケット、右が本来使用する厚手ガスケット。

 

 

それでは、なぜダメなのか・・・

 

一番の問題はシリンダー上部面の形状とガスケットの形が合わないのでオイル漏れ

する可能性が大です。

スチール製の薄いガスケットでは入るはずのOリングが入りません。

普通スチール製のメタルと言われるガスケットを使用するシリンダー上部面は画像矢印の様にまっ平です。

 

所がミニ○モトシリンダーは・・・・

 

この形状です。

良く見るとOリングが入る溝が有ります。

溝の深さは厚手ガスケットを使ってOリングが調度入る深さになってます。

 

②ガスケットの形状。

 

付属されているメタルガスケットの形状も問題になります。

当ててみると分かるのですが上部画像の溝部分とガスケットの形状が合いません。

画像はとどちらもメタルガスケットですが・・・

見比べてみてください(笑)

 

 

違い分かりますかねー。

 

次回はこの辺りの話を書きたいとと思います。

 

ボアアップキットはどの様な種類が有りどの様な内容なのか・・・

 

まずボアアップキットとは?

 

ノーマル49ccから排気量をアップするためのキットで一般的な物では85cc位

までの物はシリンダー、ピストン、ガスケット等が付属されている物が多くあります。

これは続にライトボアアップと言われる物でノーマルシリンダーヘッドのままで

排気量のみをUPするキットです。

 

 

中にはシリンダーとピストンの他にハイカムが付属されている物もあります。

 

 

88ccでもライトボアアップキットは有りますが88からシリンダー、ピストン

以外にシリンダーヘッドが付属されている物のが有ります。

これは良く聞くピックバルブヘッドと言われるヘッドで加えてハイカムが付属

されているボアアップキットです。

 

 

一般的にライトボアアップキットを装着すすると排気量、使用するマフラーや

キャブレター等にもよりますがノーマルだと今まで60キロ位が限界だったのが

排気量等で変わりますが+10-20キロ程度のスピードが出る感じです。

 

ビックバルルブヘッド付のキットを装着するとさらにパワーとトルク、スピードが

出る感じです。

ビックバルブヘッド付の88ccキットでは一般的に90キロが壁だと言われて

いる様です。

 

ビックバルブヘッドにも色々な種類やバージョンが有りそのヘッドによって

パワーの出方が変わります。

一般的なヘッドはSTDヘッドと言われて見かけがノーマルチックな感じの

ヘッドです。

 

メーカーによって形状や呼び名が変わりますが他にはスーパーヘッドと

言われる物やダイナヘッド、SEヘッド、ハイスペックになるとDOHCヘッド

なども有ります。

 

ボアアップキットはメーカーや排気量、バージョン等によって費用が大きく

変わります。

これからボアアップ等を考えられている方は費用と何処までやるかによって

選択が変わるかと思います。