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Glenn Gould(1932~1972)カナダ

ピアニスト.作曲家






    



ああゆう姿勢になるのは
本当に限られた
レパートリーのときだけです。
通常はなりません。

…略…

レパートリーによって事情が異なるのです。

たとえば,バッハやモーツァルトや
バッハ以前の作曲家の作品の場合,
両手を開かないで済みます。

ところがスクリャービンは
そういう手の配置では
まったく弾けません。

両手を左右に広げて弾くのに
梃子
(テコ)のような動きの力が
求められますから,

鍵盤から離れたところに
座っていなくてはならない。

近い位置では弾けないのです。

しかしバッハはそうやって弾けるし,
そうするべきです。

音が洗練され,ピアニスティックな面を
最小限に抑えられるからです。

同時にコントロールの精度も高まる。


抜粋: グレン・グールドは語る

グレン・グールド

ジョナサン・コット

宮澤淳一 訳/ちくま学芸文庫













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