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Heinrich Neuhaus(1888~1964)
ピアニスト・音楽教師
楽譜にクレッシェンドと書いてあるときには
(そのクレッシェンドと書いてある箇所で)
ピアノで弾く必要があり,ディミヌエンドと
書いてあるところではフォルテで弾かねば
ならないということです。
ディナーミク(強弱法)記号の漸次性(その後の発展)を正確に理解し再現することは,
正しい音のイメージを創り出すための,
きわめて根本的な条件です。
ところが多くのピアニストや指揮者に
あっては,長いクレッシェンドが瞬時に,
あからさまにフォルテに移行するのです。
このことによって作曲家がもくろんだ,
クライマックスの程度は弱まりまり,
山の頂上は高原に変わってしまうのです。
抜粋:ピアノ演奏芸術/ゲンリッヒ・ネイガウス 著
森松皓子 訳/音楽之友社
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