こんにちは^_^
Paul Badura-Skoda(1927~2019)オーストリア
ピアニスト,音楽学者
冒険をしなければ自由はなく
芸術に自由がないなどということは
ありえません!
ですから,私は現在のピアニストの
最大の問題は
彼らがミス・タッチすることではなく
彼らがミス・タッチできないことなのだと
考えています!
昔からこれについては語られています。
十九世紀の評論家が
クララ・シューマン,
ジギスモンド・タールベルク,
フランツ・リストを比べ,
クララは少しミス・タッチをした,
タールベルクは
少しのミス・タッチもしなかった,
リストは山のようなミス・タッチをした。
しかし彼の演奏は聴く人を
もっとも感動させ
啓発したと書いています。
当時リストとタールベルクは
演奏を競い合い
「タールベルクは世界一のピアニスト,
リストは世界唯一のピアニスト」
と判定されたということです。
「世界一」と「世界唯一」の違いは
明らかですよね。
パウル・パドゥラ=スコダ
抜粋: ピアニストが語る!/焦 元溥 著
森岡 葉 訳/アルファベータブックス
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