こんにちは^_^






曲の練習始めは
ゆっくり音符を読みながら弾きますね

始めからその曲に合う速度で弾こうとするのは
少し経験を積まなければ
(レベルを下げた曲は別として)
なかなか難しいものです


その曲に合うテンポで弾けるようになるまで

練習する中で

ゆっくり遅めの速度で弾くばかりでなく
時には
速く弾いてみることにも挑戦してみる

そして
速く弾く練習中にも
時にはゆっくり弾いて音符の動きを確認する

ということも練習に欠かせないものです








速く練習すべきか、ゆっくり練習すべきか?


練習する者に求められることのひとつは、いつ速く練習し、いつゆっくりと練習するかを判断することである。

上達するか否かは、この二つのバランスを注意深く取ることにかかっているので、この選択を左右する要素を比較検討する必要がある。


…略…


速く練習すべきか、それともゆっくり練習すべきかという問題に関して、すべての音楽家に当てはまる方法を定めることは不可能である。

言いかえれば、音楽的情報を消化するのにかかる時間は、個人個人によって違うばかりか、ひとりの人のなかでも変動するものである。

さまざまな植物の成熟時点が皆違うのと同じように、人それぞれである。

この点を鑑みると、まずやってみるのが一番よい。

速いテンポで練習すべきか、遅いテンポにすべきか迷っているなら、まず何も先入観を持たずに弾き始めてみる。

そして結果を〈客観的に〉聴くのである。

知るべきことはすべて、識別力が教えてくれるだろう__つまり、すでにいつでも速いテンポで弾くことができるのか、あるいは、まだ自分の野望を抑えなければならないのかを。

テンポの選択に試行錯誤している際に、教師の存在が欠かせないのはもちろんである。
………



抜粋:「心で弾くピアノ」セイモア・バーンスタイン/佐藤覚+大津陽子 訳/音楽之友社















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