ラ・セーヌ
リハーサル風景
即席メンバーで真島俊夫さんの「ラ・セーヌ」を演奏した時に感じたことについてお話しします。
8重奏、octet(オクテット)ともいいます。
Sop.1、2
Alto.1、2
Ten.1、2
Bari.1、2
という編成でした。
師匠の彦坂眞一郎先生とその門下生で演奏した思い出の曲です。
斑尾ジャズでも演奏したかな…
ノットエチオピアと都市の肖像だけだった気も…
一年を早く感じ始めてから記憶がどんどん消えていきます。苦笑
写真のメンバーとは大編成ではよくご一緒していますが、室内楽形態で演奏を共にするのは初めて。
中には日頃から良く演奏するメンバーも居ますが、なかなかレアな体験でした。
それぞれに学んできたバックグラウンドがあり、こだわりもあり、奏法があり、色々と個性を持っていますが不思議とスッと音楽を共有できるメンバーでした。
音楽家としての能力は勿論大切ですが、皆さん人として素敵だなとリハーサルの時から感じました。
何事もそうですが相手へのリスペクトは大切です。
自分の主張ばかりではアンサンブルは成り立ちません。
僕が大切に思うこと
「一曲を通してお客さまに与える印象」
演奏力だけではなく、曲が持つ世界観を共有するという部分を大切にしています。
例えば、
映画を観ていてまったく違う時代や環境で生きている登場人物。
そのキャラクターに対する感情移入が出来たり、世界観を理解することが出来るから作品を楽しむことができます。
人が持つ想像力と共感性、それらに訴えかける事が音楽を表現する意味ではないかと思っています。
表現のベクトルは音楽以外の事からも学ぶことができます。
絵画、映像、会話、文字、料理、景色などそういったものを自分の中で消化していくことはとても良い事だと思います。
表現という意味では感情もそうかもしれません。
嬉しさ、優しさ、悲しさ、怒り、憂い
感情から生まれるものは音に限らず色んなことに影響を与えます。
言葉、表情、体調などなど。
少し脱線気味になってきましたが、リハーサルや本番に手応えを感じる時ってどんな時なのか。
その中でのやりとりってどんな感じなのか。
ちょっと長くなりそうなので記事を分けて次回更新したいと思います。
なんだかんだと難しい風に語りましたが、割と普通のお話しです。笑