野鳥の楽園 湖北野鳥センターでバードウォッチング | シニアの の~んびり道草

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日頃の散歩や近場のドライブ、時には一晩泊りでぶらっと訪ね歩くことがある。そんな折、おお! これは綺麗だ、これは凄い、これは面白いと感嘆したり、感動したようなことを、思いつくまヽアルバム風に綴ってみる。

3月9日(木)、滋賀県長浜市湖北町今西の「湖北野鳥センター」と「琵琶湖水鳥・湿地センター」へ行ってきた。

ここは滋賀県随一の野鳥の生息地である湖北町水鳥公園の拠点施設で、湖北野鳥センターでは設置された望遠鏡でセンター前の湖岸に羽を休める野鳥を観察することができる。また、併設された琵琶湖水鳥・湿地センター(渡り廊下でつながっている)では、ラムサール条約湿地である琵琶湖について、野鳥や自然だけでなく歴史や景観などをわかりやすく展示しているので、琵琶湖の自然について詳しく学習することができる。

今年は2月に入って大雪の日が続き、野鳥センター周辺でも約30cmほど積もったようだが、下旬に入り寒さも緩み始めたので、国の天然記念物オオヒシクイは一気に北帰、2/26には国の天然記念物オオワシも北帰したという。コハクチョウも既に北帰したのか、この日は見られなかった。




センター周辺の琵琶湖湖岸は、遠浅の湖岸が続き、ヨシなどの水生植物をはじめ、魚や鳥達の絶好の生活場所で、四季を通してたくさんの野鳥が飛来し観察できる。今まで確認された野鳥は52科243種に及び、滋賀県全体で確認された約340種類の約70%以上を見ることができる。(湖北野鳥センターパンフによる)
センター前の遠浅の湖岸

1988年に水鳥の保護と自然環境の保全の啓発を目的に、長浜市湖北町の湖岸一帯を「湖北水鳥公園」として整備され、その中心施設として同年「湖北野鳥センター」が開設された。1993年に琵琶湖がラムサール条約湿地になったことから、水鳥の保護と湿地の保全推進を目的とする施設として湖北野鳥センターに隣接・接続する形で1997年、環境省により「琵琶湖水鳥・湿地センター」が開設された(湖北野鳥センターパンフによる)。写真は上下に分割しているが、実際は横につながった建物である。
野鳥・水鳥湿地センター

前面を広く開放したガラス張りの窓に向かって20台の望遠鏡(フィールドスコープ、高倍率の双眼鏡など)がずらっと並び、湖面や樹上で羽を休めたり泳いだりしている野鳥を存分に観察することができる。また、野鳥観察専門のスタッフが親切にレクチャーしてくれるので初心者でも十分楽しめる。
望遠鏡が並ぶ観察フロアー

今日(3月9日)、野鳥センターから確認された鳥の種類の一覧が赤丸印でホワイトボード上に報告されている。
3月9日に見られた鳥

センター前に広がる湖岸にはヨシの群落やアカメヤナギがあり、水鳥にとってはねぐらや繁殖の場になっている。正面にアオサギのコロニー(集団繁殖地)がある竹生島が見える。
竹生島が正面の楽園

浅瀬にできた中洲で羽を休めるオオバンなどの野鳥(焦点距離300㎜で撮影)。
湖面の野鳥ズーム1

浅瀬で泳ぎ回るマガモなどの野鳥(焦点距離300㎜で撮影)。
湖面の野鳥ズーム2

湖面で大きく羽を広げて泳ぎ回る野鳥(焦点距離300㎜で撮影)。
湖面の野鳥ズーム3

一斉に飛び立つ野鳥(焦点距離300㎜で撮影)。
一斉に飛び立つ野鳥

観察窓の反対側の壁には、ずらりと野鳥の剥製標本や写真等の展示物が並んでいる。右下は琵琶湖水鳥・湿地センターの展示室の様子。
剥製、写真等の展示

「湖北も春の兆し 湖北野鳥センターでBird Watching」のビデオ 


滋賀県長浜市湖北町今西 湖北野鳥センターのMAP