11/11、11/12、11/17、12/14に、2020年度末までの全線供用開始を目指す、東海環状自動車道西回りルートの工事進捗状況を見学してきた。今回見てきたのは、西回り区間のうち、関広見IC～大垣西ICの約36㎞と養老JCT～養老ICの約4㎞の区間である。
東海環状自動車道は、名古屋市の周辺30～40km圏に位置する愛知･岐阜･三重3県の豊田･瀬戸･土岐･関･岐阜･大垣･四日市等の諸都市を環状に連絡し､新東名・新名神高速道路、東名･名神高速道路や中央自動車道・東海北陸自動車道等と広域的なネットワークを形成する延長約160kmの高規格幹線道路である。現在、東回り（豊田東JCT～関広見IC）の延長約80kmの区間と西回り(養老JCT～大垣西IC)の約6ｋｍの区間が開通している。
私の家は西回りルートの未着工区間である(仮称)岐阜ICと(仮称)糸貫ICの計画路線ルート帯にある。現在、西の京都・大阪方面に向うには名神高速道路の関ヶ原ICから、南の名古屋、静岡方面へは東海北陸自動車道の岐阜各務原ICもしくは一宮木曽川ICから、東の中津川、長野方面へは東海環状自動車道の関広見ICから、北の高山、富山方面へは東海北陸自動車道の美濃ICから乗り入れている。いずれも、距離で30数㎞、時間で50～60分を要する。開通後は岐阜IC、糸貫ICとも数ｋｍ、10分以内で乗り入れが可能だ。2020年度の前面開通が待たれるところである。
東海環状自動車道の愛称「MAG(マグ)ロード」の広報案内板。マグネット(磁石)のように、ぞれぞれの地域をひきつける道路という意味も込められているという。(岐阜市北野北、岐阜PA:建設地で)
東海環状自動車道西回りルートの路線図案内板。(岐阜市北野北、岐阜PA:建設地で)
関高架橋下部工施工状況。関市広見地内の関広見IC付近。
トンネル工事用道路工と函渠(ボックスカルバート)工の施工現場。岐阜市三輪地内。
岐阜PA、岐阜三輪スマートICの地盤改良工、函渠工、補強土壁工の施工状況。右上は施工案内図。岐阜市北野北の岐阜ファミリーパーク付近。
MAGの通過地点を示す案内板と高架橋下部工施工現場。山県市東深瀬地内。
(仮称)高富ICの横断函渠(ボックスカルバート)工の施工現場と高富ICの全体平面図。山県市西深瀬地内。
早野東高架橋北の橋脚下部工現場。ここは(仮称)糸貫IC～(仮称)大野・神戸IC間の本巣市内における最初の本体工事着工現場で、この直ぐ西側に本巣PAが建設される。本巣市見延地内で。
西座倉高架橋中下部工事と(仮称)大野・神戸ICイメージ案内板。大野町西座倉地内。
根尾川左岸堤から大野・神戸ICの西座倉高架橋中下部工事現場を望む(上)。根尾川左岸堤から神戸町方向に向って根尾川橋梁の橋脚工事現場を望む(下)。大野町西座倉地内。
神戸町では上部工施工も進む。神戸町神戸地内。
神戸町ばら公園東側の下部工施工状況を(大野・神戸IC方面に向って)望む。神戸町前田地内で。
大垣市北方町の北方北高架橋下部工施工状況(大野・神戸IC方面に向って)。大垣市北方北地内。
大垣市興福地町の上部工施工状況（県道跨線橋から北を望む)。大垣市興福地町地内。
大垣西IC北東側のJR東海道本線を跨ぐ高架橋の下部工現場。大垣市福田町地内。
大垣西ICの上部工(Aランプ、Dランプ)の施工状況。大垣市桧町地内。
養老JCTからの延伸本線、ランプ工の施工状況を牧田川左岸堤から望む。養老町直江地内。
養老JCTから養老ICに向って伸びる本線下部工現場。養老町直江地内の牧田川左岸堤から望む。
近鉄養老線を跨ぐ高架橋の下部工施工状況。養老町直江地内の牧田川右岸堤から。
養老町口ヶ島地内の養老IC施工現場。養老JCT～養老IC間は2017年度に開通予定。ここから以南は、海津PA、海津スマートIC、岐阜・三重県境を経て、北勢PA、北勢スマートIC、北勢IC、大安IC、東員IC、四日市北JCTに至る。東員IC～四日市北JCT間は2015年度、大安IC～東員IC間は2018年度に開通予定と発表されている。
