シニアの の~んびり道草

シニアの の~んびり道草

日頃の散歩や近場のドライブ、時には一晩泊りでぶらっと訪ね歩くことがある。そんな折、おお! これは綺麗だ、これは凄い、これは面白いと感嘆したり、感動したようなことを、思いつくまヽアルバム風に綴ってみる。

ようこそ 私のブログ記事はデジタルカメラで

気楽に撮った写真が中心です。主に地元周

辺の自然や風景、花や動植物、趣味の城や

滝巡りなどを撮っています。写真が趣味と言

うより面白く写りそうな物を探すのが趣味か

もしれません。どうぞ ゆっくりお寛ぎください。

 

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住民手作りのつりびなが地域を彩る「いき粋墨俣つりびな小町めぐり」が大垣市墨俣町の墨俣宿一帯で始まったので、2月22日に観賞してきた。

墨俣地区の女性でつくる「いき粋墨俣創生プロジェクト」のメンバーが手掛けたつりびなを、同地区の店舗や寺院に飾る。全22か所を巡るスタンプラリーも併せて実施される。今回は、「すのまた宿池田屋脇本陣」と「岐島屋・つりびなの店さるらら」の展示を観てきた。写真は岐島屋・つりびなの店さるららの天井から吊り下げられた色とりどりのつりびなを見上げる来場者。


美濃路は江戸時代、美濃国中山道垂井宿と尾張国東海道宮宿(熱田)を結んでいた約15里の脇往還(脇街道)である。道中には大垣、墨俣、起、萩原、稲葉、清洲、名古屋の7つの宿駅が設置されていた。墨俣宿は、揖斐川と長良川に挟まれた地域で、古くは鎌倉街道の宿場としても機能していた。戦国時代には、織田信長による美濃侵攻の際に木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)が「墨俣一夜城」を築いた逸話でも知られている。


史跡美濃路碑と脇本陣跡碑、池田屋脇本陣。


池田屋脇本陣の入り口を一歩中へ入ると、夥しい吊りびなが天井から下がっている。


豪華なひな飾りとつりびなの競演。


色鮮やかなつりびなが所狭しと吊り下がっている。


軒下にびっしりと吊り下げられた、渋い色の「くくり猿」。こうしたシックな色合いもいい。くくり猿は欲を一つ我慢すると願いが一つ叶うと言われる縁起物。魔除けや健康祈願として親しまれ、布製の猿に願いを込めて奉納される。


岐島屋・つりびなの店さるららは、厨子二階(つしにかい)建てと本二階建ての二つの様式を併せ持つ大正ロマンを感じさせる建物で、旧脇本陣の東隣りで墨俣の町並み景観を象徴する存在である。店内受付近くのつりびなの展示。



煌びやかなつりびなが吊り下げられた店内の様子。


うさぎ(兎)をモチーフにした作品が並んでいる。


大河ドラマ「豊臣兄弟!」、秀吉・秀長ゆかりの世界をつりびなで表現した作品も展示されている。くくり猿(左上)、山桜・菖蒲の花(右上)、一夜城(中)、武具一式(左下)、出世汁(右下)。なお、第7話では、織田信長が尾張統一を達成し、藤吉郎は侍大将として評定に参加する。信長は美濃攻めのため墨俣に砦を築くことを命じるが、家臣たちは失敗を重ねる。そこで、藤吉郎と小一郎兄弟が墨俣築城を任されることになり、藤吉郎は川並衆の筆頭である蜂須賀正勝を味方につけるため小一郎と共に説得を試み、小一郎の妙案により川を使って材木を運び墨俣で一気に組み上げるという築城計画が立てられる。第8話(3/1放送)では、いよいよ墨俣一夜城の築城が描かれる。



岐阜県大垣市墨俣町墨俣115番地 池田屋脇本陣跡のMAP


紡ぐ地域の絆「鵜沼宿のひな祭り」が開催(2/5~3/8)され、色鮮やかなつり雛や貴重なおひな様、変わり雛が展示されているので、2月15日に観賞してきた。

会場は中山道鵜沼宿町屋館と中山道鵜沼宿脇本陣の二か所で、写真は脇本陣の布で作った人形や花などの飾りを吊るした「つり雛」で、華やかなに会場を彩っている。


中山道鵜沼宿町屋館会場
鵜沼宿のほぼ中央にある町屋館は、平成18年、各務原市が武藤家から建物の寄付を受け修繕工事を経て、平成20年より中山道鵜沼宿町屋館として公開している。屋敷は中庭を囲むように、主屋、東側の附属屋、西側の離れの三棟からなり、鵜沼宿の町屋の特色をよく示していることから、三棟とも登録有形文化財、景観重要建造物に指定されている。

鵜沼宿の標柱と旧武藤家住宅の町屋館。


入り口付近の展示から順路に従い観賞していく。


不要な着物などを使った様々な手作り作品が吊るされている。


「つり雛プロジェクト」メンバーの手仕事作品が並ぶ。


婚礼衣装とそれに纏わる飾り物、道具類の展示。


立派な七段ひな祭り飾りと三体の婚礼衣装人形。



中山道鵜沼宿脇本陣会場
脇本陣は、江戸時代の宿場町の景観を未来へ継承するため、各務原市が復元工事を行い平成22年より、中山道鵜沼宿脇本陣として公開している。この施設は鵜沼宿家並絵図に基づき、脇本陣坂井家を復元したもので、建物の外観などの資料は残されていないので、本陣桜井家古立面図や太田宿脇本陣林家などを参考にして復元している。

ひな飾りやつり雛を背に記念スナップを撮る家族連れ。


市特産の各務原にんじんの飾りも吊り下がっている。


古い着物などを使って手作りした作品の展示。


地元の人から提供されたつり雛や手芸作品の展示。


豪華な七段飾りのひな人形飾りと道具。


会場入り口には2026大河ドラマ「豊臣兄弟!」のポスターが貼られている。第5話では、美濃・斎藤家の家臣鵜沼城の城主大沢次郎左衛門の調略を試みるシーンがある。信長は美濃攻めの足掛かりに鵜沼城(鵜沼宿から南東側1.5km)を手に入れたい…と。



各務原市鵜沼西町1丁目116番地3  町屋館のMAP
各務原市鵜沼西町1丁目137番地   脇本陣のMAP



1月11日(日)に町内自治会の左義長、1月12日(月)に徳山神社元服式の二つの正月行事をレポートしてきた。

町内自治会の左義長

左義長(どんど焼き)は、毎年お正月が終わり、小正月(旧暦の正月15日、あるいは正月14日から16日)に寺社や路傍、田んぼで、青竹、藁、杉、檜の枝などで小屋ややぐらのようなものを作り、門松、注連縄飾りなどのお正月飾り、書き初めの書などを焚きあげる日本の古くからある伝統行事である。紙袋いっぱいの正月飾りや古いお札などを次々に炎の中に投げ入れ、今年一年の家内安全と無病息災を祈る。

新年恒例の町内自治会左義長は、場所も地区の集会所の広場で特別な神事もなく、至ってシンプルな左義長である。御新酒が振舞われたり、アルミホイールで包んだ焼き芋が配られるほか、この左義長の特徴は餅つきや、お汁粉、煮込みおでんなども振舞われることである。

8:30に準備が整い、点火を待つばかりとなる。集会所の広場には、万が一に備え消火用の水や消火器も用意され、消防団員の出動準備も手配済だという。


8:35に自治会長によりどんど焼き基部に点火して、左義長が始まる。


8:35に火が入れられ、本来なら20分ほど経った頃長い青竹の天辺近くが燃え上がるのだが、この日は風が強く、その前に青竹が倒れてしまった。


御神酒所、みたらし団子、アルミ箔で包んだ焼き芋が用意されている。


BBQコンロでは餅が焼かれ、ぜんざいが振舞われている。



和蒸籠で餅米が蒸し上がると、石臼に移され杵で餅米を潰し、合いの手を入れる人と連携して捏ねる作業がつづく。つき手と返し手が声をかけて、リズムよく餅がつかれていく。つき手を交替しながら「ぺったんぺったん」と餅を搗いていく。


つき上がった餅をボードに載せ、手際よく小さくちぎって丸めていく。ぜんざい、きな粉、あんころ、おろし用に仕上げられていく。


大釡では具材たっぷりのおでんが煮込まれている。おでんの具材はこんにゃく、里芋、大根、竹輪、玉子、昆布巻きなどで旨そう。また、豚汁やお汁粉も同時につくられる。この日は風も強く冷え込んだので、熱々を求め大変な盛況ぶりだった。


お菓子やジュースを貰う子どもたちと、どんど焼きの焚火で暖をとりながら談笑する人たち。


徳山神社の元服式

徳山神社は、昭和62年(1987)に集団移転地の一つ、本巣市文殊の徳山団地近くに創建され、旧村名から徳山神社と名付けられた。旧徳山村の8つの集落においてそれぞれ祀られていた神社を移転、合祀した神社である。


この元服式は、旧徳山村本郷の白山神社で室町時代から受け継がれてきたがダム建設で廃村となり、昭和62年を最後に中断した。伝統行事の復活を望んだ旧村民の要望で、平成2年(1990)に再開し、女子も参加できるようになった。本巣市指定無形民族文化財。


今年の元服者は4名で、村ゆかりの親族がいる15歳の男子1名、女子3名である。元服式のハイライトは「理髪の儀」「加冠の儀」である。理髪の儀式では、大人になる証しとして頭髪を刈り、額を剃る理髪の儀が行われる。理髪の儀では本当に髪を刈ったり額を剃ったりすることはなく、その格好をするだけである。理髪の儀に続き、加冠の儀では烏帽子親によって、男子には烏帽子を、女子には釵子(さいし)と呼ばれる髪飾りをそれぞれ着けられる。烏帽子親は氏子総代の人たちが務める。写真は時間に間に合わなかったので、2019.1.14の式の模様である。


男子は「素襖(すおう)」、女子は「袿袴(うちきはかま)」の伝統衣装に身を包んで、厳かな面持ちで伝統の儀式に臨んだ。元服式は15歳の男女を大人として迎える行事。一人前の大人には、身体的生理的な意味でと、社会的経済的な意味での二つがある。日本では満20歳(2022.4.1から成人年齢は18歳に引き下げられたが、多くの自治体ではこれまで通り20歳を対象に成人式が行われている)をもって成人とするが、戦前では15歳くらいであっても農作業や漁労などの現場において一人前の労働能力を示すことで、大人と認められていた。いち早く元服を祝福された4人は、大人としての自覚と自らの決意をもって15歳の春を迎えるに違いない。


儀式の後には、成人を祝福する巫女舞が奉納される。巫女神楽の「浦安の舞」が舞われると、周囲は厳かな雰囲気に包まれる。


新成人の玉串奉奠の様子。


セレモニーを終え、緊張からほっと一息しながら、地元TV局の取材に応じる新成人。


手水舎の後ろの広場では、元服式当日まず町内の左義長が行われ、その焚火で餅が焼かれる。


岐阜県本巣市文殊115-127 徳山神社のMAP