3年生の理科の授業が水曜日から始まりました。
今年の授業びらきでは、3年生の学習に出てくる題材を取り上げながら、理科の授業の流れを体感してもらうことにしました。
よく知っている気がするけれど、実はよく知らなかったと思えるような題材が、理科では面白かったりします。今回は「じしゃく」を取り上げることにしました。
まず、じしゃくには物をくっつけるはたらきがあることをみんなで確認しました。
たくさんのクリップがじしゃくにくっつくところを子どもたちに見せました。「おお!」子どもたちから歓声が上がります。
「みんなには、これで研究してもらおう」
「何が入っていると思いますか。音を聞いて考えてみて下さい」
と、班に1箱ずつ小さな箱を渡しました。「シャカシャカシャカ」一生懸命、箱を振ってみる子どもたち。実にめんこい姿です。
「お金かもしれない」「パチンコの玉かもしれない」「クリップだと思います」
などなど、たくさんの意見が出てきました。
開けてみると・・・お金が出てきました(1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉の5種類)。
「ねえ、みんな、お金もじしゃくにくっつくのかな?どのお金がくっつくと思う?」
「実験ではね、やってみる前に、こうなりそうだな、こうなると思うって考えてみることが大事なんです。これを「予想」って言います」
少し時間を取って、予想をプリントに書いてもらいました。
「1円玉はじっしゃくにつくと思う人?つかないと思う人?」
どんどん挙手してもらいました。
5種類の硬貨全てで、みごとに「くっつく派」と「くっつかない派」に意見が分かれました。
これ、大人でも一瞬、迷いませんか。くっつきそうなお金はありませんか?
「どっちなんだろうね。予想すると、どうなるのかな~って確かめてみたくなるでしょ?だから予想するって、とっても大事なんですよ」
本当は、予想の「理由」をゆっくり聞いてみると、子どもたちなりの色々な根拠があって面白いのですが、今日は入門編なので、さくさく進むことにしました。
じしゃくを1人1本渡して、さあ、研究タイムです。
「えっ、これ、つかないんだ」「あれ?これはつくと思ったのに~」「これもつかない!」
小さな科学者たちが、熱心に研究を進め始めました。
「どうでしたか。やってみて、どうなったか。これを「結果」と言います」
「全部つかないんだね」「意外だったね~」
「ひょっとして、みんなのじしゃく、故障してるんじゃないだろうねえ」
「さっき、先生がくっつけてみせた「クリップ」がつくか、一応、確かめてみる?」
たくさんのクリップが入ったケースを各班に配りました。
「すごいくっつく~」「こんな形にくっつきました」「先生、こんなに長くくっつきました~!」
と、みんな大興奮。
ちなみにこれ、最後にクリップをくっつけさせるのがミソ?です。
お金がくっつくと思っていたのにくっつかない、どれかくっついて~と、子どもたちの心がうずうずしているタイミングで、くっつく素材を試させます。
すると、じしゃくが物をくっつけるはたらきが、インパクトをもって際立ちます。
「じゃあ、結局、どんなものなら「じしゃく」にくっつくのかな?」
「こんなふうに、はてな?を見つけて、そのヒミツをみんなで見つけていくのが理科のお勉強なんですよ」
こう伝えて、授業を終えました。予想して確かめてみる楽しさ。少しは感じてくれたかな?
