リハビリでご利用者さまに関わっていると、

痛みを訴えられることがあります。

いろんな痛みがありますが、

あまり気にし過ぎない方が良い

痛みについて書きたいと思います。

 

私、福島県いわき市にて

自費リハビリをしております

廣渡一隆と申します。

よろしくお願いいたしますm(_ _)m

 

気にし過ぎない方が良い痛みと言っても、

痛いんだから気になるのが当たり前じゃないかっ!

と言われそうですが、

もちろんそうなんです。

痛みは、

「気をつけて、ここは今、傷ついてるよ」

「大事にしてね」

などといった脳からの情報なのです。

だから、気にするように仕向けられているのです。

 

気にし過ぎないようにというのは、

痛みがあるから大事にしすぎないということです。

ここに、ギックリ腰で

安静にしていた方々と

できるだけ早くから動いた方々の

その後を調べたデータがあります。

 

翌年の発生率

 安静群 32.3%   活動群 16.1%

2回以上の再発率

 安静群 52.6%   活動群 20.0%

腰痛3ヶ月以上継続

 安静群 28.5%   活動群 0%

 

すごい違いだと思いませんか?

ですので、今、ぎっくり腰での安静は

2日まで!

とされています。

もちろん、いつも通りには動けないので、

動ける範囲で動くということが大切になります。

 

 

そこで、脳卒中の後遺症などで、

痛みの訴えが聞かれる場合ですが、

脳卒中の発症を契機に出て来た痛みと、

いつもはない痛みかどうかを、

しっかりと見極める必要があります。

 

パーキンソン病の方では、

筋肉の緊張が強まる症状があり、

その緊張が強くなりすぎ、

痛みとなることがあるようです。

そのような症状から来る痛みなのか、

病気ではなくても経験するような痛みなのか、

それを見定める必要があります。

 

症状から来る痛みでなければ、

痛みの原因は、

①筋肉や筋膜の傷

②その傷を守ろうとするための過剰な防衛反応

防衛反応は、局所的だったり

例えば腰全体、背中の広い範囲だったりします。

 

いずれにしても、

急に動いたり、

すごく力を入れたり、

重いものを抱えたり、

などしなければ、

動けるだけ動いた方が良い訳です。

 

私は、過剰な防衛反応を徒手的に、

緩めて痛みの減弱を図ります。

それでも痛みは残ります。

そんな時は、動き始めに痛みを訴えられることが多いです。

 

でも、もう一度、その動きをしていただくと、

一回目の動き始めより、

痛みが小さくなること、

痛みがなくなることが少なくありません。

これは、腰だけではなく、

肩や腕、

臀部や足でも同じです!

 

体が防御的になっていると、

動き出す準備が間に合わず、

(緩むべき筋肉が緩まず)

筋肉が引っ張られ、

痛みとなっていると考えられます。

 

 

ここが今日のポイントです!!

痛みがあっても、

もう一度、その動きをした時、

痛みが弱くなっていれば、

その動きを身体が受け入れた証拠なので、

何度もその動きをやるといいです!

 

そうすると、脳もその動きで痛みは出ない

という学習をします!

 

実際に動くことで、

傷の周囲の血流が良くなり、

痛み物質が排出されやすくなり、

回復のための新陳代謝も進むと考えられます。

 

また、動くことで、

固まろうとする筋肉や筋膜が

固まらずに済むと思われます。

 

 

もうひとつ

痛みの確認をしないことが大切です。

「今日も痛いかな?」

と痛むような動き、姿勢をして、

「いたた!やっぱり今日も痛いわ!」

なんてことをしないことです!!

 

これこそ、痛みがあって当然と、

脳が学習するので、

痛みが出るような動きをしないことが大切です。

 

私の知り合いで、

運転席に座って、

ある姿勢を取ると腰が痛むと

毎日行っていた方が、

確認することをやめたら、

それ以降、腰痛がなくなったという方います。

 

是非、これもお試しください!

 

病気による痛みについては、

また別の機会に書こうと思います。

これについても、

できるだけ、考えないことも大事ではあります(^_^)

 

 

さて、東北も梅雨入りしましたが、

今日はこんなステキな空が見られました!

こちらは、国際福祉機器展に行こうの説明会を開催した

医療創生大学から見た空です。

こちらは友人が送ってくれた

赤井嶽と水石山の空です(^_^)

 

今週もステキな一週間となりますように(^^♪

 

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