脳出血や脳梗塞などで、

片側が不自由になった方への

自主トレとして、

先日、ボールを使ったものを

提案して来ました。

 

今日は、その狙いやコツなどについて、

書いていきたいと思います。

 

私、福島県いわき市にて、

自費リハビリを行っております

廣渡一隆と申します。

よろしくお願いいたします<(_ _)>

 

 

さて、その方は、片方の手が、

寝ていれば少し上げられるような

状態でしたが、

肘をまっすぐ伸ばしたり、

指を伸ばすことが大変な状況でした。

 

両手を組んで動かす自主トレは

これまで行われていたのですが、

今回は、組まずに手を挙げていくことで、

右手の動きをより引き出すことを

狙いました。

 

そこで用いたのが、

100均などで売られている

柔らかいボールです。

 

順を追って説明したいと思います。

※写真の使用許可はいただいております^ ^

  

指を伸ばした状態で、

ボールを持つことが難しかったので、

まずは、指を伸ばさず、

両手で挟んで持っていただきました。

 

1⃣指を開かず、お腹の上あたりで

 ボールを両手で持ちます。

 この両手で挟むというのは、

 両方の力や力の向きが

 きちんと合っていないと、

 ボールは逃げ、 

 手から落ちてしまいます。

 ですので、握った手の力加減や方向を

 合わせていきます。

 ここがミソですね!!

2⃣両手で持つ感じが出て、

 ボールが安定して来たら、

 

 肘を曲げたり、伸ばしたりします。

 肘は上げずに行います。

 

4⃣段々とスムーズになって来る頃には、

 指が伸びやすくなっていると思いますので、

 片方の手で、指を伸ばして、持たせてあげます。

 

5⃣指を伸ばした状態で、力加減、力の方向を

 合わせていきます。

 

6⃣持てるようになって来たら、

 肘の曲げ伸ばしを行います。

 

7⃣両手で持つ感じを感じ、

 曲げ伸ばしができるようになって来たら、

 ボールを頭の方に上げていきます。

 肘は、伸びきらなくても大丈夫です。

 上げられるところまで、

 上げたり下ろしたりします。

 

 今回一緒に行った方は、

頭の上に持っていくと、

肘が伸びやすくなって、

そのあとは、肘を伸ばした状態で、

顔の正面あたりでも、

保持することができるように

なりました(^_^)

 

今回は、両手の力加減や力の方向を

合わせるというところから、

指を伸ばしたり、

手を挙げたりといった、

練習を提示しました。

 

指が伸びにくい場合は、

曲げたままでも良いですし、

上げることが難しい場合は、

肘の曲げ伸ばしだけでも良いですし、

手を組まないで、

少し動かせそうだったら、

挑戦してみても良いかと思います。

 

 

さて、先週の写真↓

どこでしょう?

と質問したのですが、

個別で答えてくれた方がいらっしゃり、

おふたりとも大正解でした!!

 

こちら、日光東照宮の五重塔になります。

夕方で、人が少なくなっており、

写真で独占させていただきました(笑)

 

 

いわきには、「igoku」という

市で発行されている面白い

情報誌があるのですが、

そこで、昨年取り組んだ

「そうだ!国際福祉機器展に行こう!!」が

取り上げていただきました!!

 

web版もあるようですので、

1c3d9379ac443b38075227ce22de78c4.pdf (igoku.jp)

良かったら、お読みください(^^)/~~~

 

今週もステキな一週間となりますように(^^♪

 

リハビリセンターReborn  リハビリセンターReborn (reborn-iwaki.com)