片麻痺と言われる状態にある方が、

寝返りにくかったり、

寝返りが大変だったり、

 

寝返りの介助が必要で、

それを行った時に、

抵抗が起きたり、

体重以上の重さがかかったり、

ということがあったりします。

 

今日は、そんな寝返りについて、

今日は自分で動く場合について

書きたいと思います。

(寝返りの介助法については、

また、別の機会に書かせていただきます。)

 

私、福島県いわき市にて、

自費リハビリを行っております

廣渡一隆と申します。

よろしくお願い致します<(_ _)>

 

 

寝返りといっても、

仰向けから横向き、

横向きから仰向け、

時にはうつ伏せへなど、

いろいろな動きがあります。

 

寝返りにおいて、

困難な様子が見られるのは、

おおよそ、力がかなり入っている状態で、

麻痺側の手や骨盤、下肢が

後ろに残り、

身体が横向きにならないとうことです。

 

この時、どんなことが起きているのか、

写真に合わせて、

説明したいと思います。

 

1.ベッド柵を持って寝返る場面でいきます。

 

2.ベッド柵を引っ張って、身体を起こそうとします。

 

3.引っ張って体を横向きにしようとすると、

頭で枕を押しつけ、腰も反って来ます。

そうすると、体全体も反り返り、

麻痺側の肘が後ろに引かれ、

骨盤も左側が上に乗ってこず、

後ろに引っぱられるような力が入ります。

 

では、どういうところに、

着目していけばよいかというと、

 

ひとつは、

柵を力の限り引っぱらないということです。
 

柵を引っ張って、

麻痺側を持ち上げて、

寝返る方に持ってこようしないことです。

 

 

もうひとつは、

仰向け(背臥位)で寝ている時に、

肩甲骨や肋骨(胸郭)で床に着いているところを

感じます。

その着いているところを、

寝返る側に広げていく感じで、

身体を横に少しずらします

 

私は、お腹の肉を

寝返る側に送り出すような

意識をして、ずらしていってます。

そうすると、のけぞりが少なく、

頭での枕の押しつけも減って、

身体が横向きになりやすくなります。

 

柵は、力の限り引っぱるのではなく、

身体が近づいていくのを、

手伝うようなイメージでやってみてください。

是非、お試しください(^_^)

 

続いては、

横向きから仰向けになります。

これも簡単そうに見えて、

かなり力が入って、

仰向けになっても、

頭が中々、枕につきにくくなる方も

いらっしゃいます。

 

1.横向きの状態で、肋骨(胸郭)の

  床に着いている部分を感じます。

 

2.その胸郭の着いている部分を、

  うしろに少しずつ広げていきます。

  その時、他の部分は、寝返ろうとしなくて

  大丈夫です。

 そうすると、骨盤もゆっくりと

 ついてくる感じになります。

 

3.最後まで仰向けになろうと思わず、

  あくまでも、仰向けになろうと思わず、

  着いている部分を後ろに広げていってください。

 そうすると、いつの間にか、

 仰向けになっている状態になります。

 バタンと行かなくなったら、

 良いですね(^_^)

 

 

今日は、背臥位⇔側臥位の寝返りでした。

これを何回かやれると、

寝返りの練習だけではなく、

身体も少し柔らかくなると思います。

是非、お試しください(^_-)

 

 

来週の月曜日には、4月に入るのですね。

早いですね。

3月は思いのほか、

寒い日が多かった気がします。

4月は、穏やかな暖かな日が来ますように。

 

今週もステキな一週間となりますように(^^♪

 

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