福島県いわき市で自費リハビリをやっております、
廣渡一隆と申します(^_^)
月曜日にブログを更新しております。
今日は、「筋力低下」ということについて書きたいと思います。
リハビリの依頼などで、
「筋力が低下しているので、筋力の向上をさせてください」
といったことをよく耳にします👂
そういったオーダーがケアマネさんから入ったりします。
患者さんご自身からも、
「筋力が落ちたから、だめだ」
ということを聞くこともあります。
転んだり、
転びそうになったり、
立ち上がりが大変だったり、
思うように体が動かなかったり・・・
病気や怪我によっては、筋力が大きな課題になる場合もあります。
がっ・・・!!
筋力よりも、他の要因で、
こういった状態になっている方の方が、
とても多いと感じています。
その要因とは・・・
姿勢緊張!!!
(その姿勢を取るための、筋肉の緊張具合)
この影響で、
①支えとなる骨の位置がずれている(アライメントがずれているとか言ったりします。)
②筋肉が働きにくい状態になっている
これを説明していきます( `・∀・´)ノ
少し長くなりますが、お付き合いください<(_ _)>
まずは姿勢緊張についてです。
身体は左右、非対称で役割を担っており、
片方は、地面や床を押すような力を入れつつ、
もう一方に身体をねじり込むように働いています。
その力を受けた側は、
身体の連結を強めるようにして、
姿勢を取る状態にあります。
寝ている状態で、足を伸ばして挙げると、
挙げやすい側と、
挙がりにくい側があります。
座った状態で、バンザイヽ(^o^)丿をすると、
これも挙がりやすい側と
挙がりにくい側があります。
分かりにくい方は、バンザイした状態から、
更に、手を上に伸ばしてみてください。
差が分かりやすくなるかと思います。
ほとんどの方が、
手も足も挙がりにくい側が
同じだったかと思います。
(違うと感じる方もいらっしゃるかもです。
それも理由がありますが、
ブログ内では、説明しきれませんので、
このまま進めさせてください)
挙がりにくい側は、
身体の連結が強くなっている状態にあります。
これは老いも若きも、
病気も関係なく、そういった役割分担があります。
(なぜ、そうなるのかは、別の機会で書きますね。)
この非対称で、
①支えとなる骨の位置がずれている
状態にあります。
変形しているという意味ではありませんので、
ご安心を(^_^)
連結が強くなっている側は、
椅子などに座った姿勢では、
一方より、
股関節、膝、踵のラインがずれている状態に
なっています。
肩甲骨は、胸郭の上を前に滑り出ている状態にあります。
こういった状態になるのは、
そうなるように筋肉が働いている訳です。
そうなるように筋肉が働いているので、
本当は発揮したい動きに対して
②筋肉が働きにくい状態になっている
訳です。
この状態が続くと、
筋肉はペソっとなって、
ふくらみが少ない状態になります。
外側広筋という大腿前面のやや外側の筋肉や
中殿筋という骨盤の外側にある筋肉などは、
そうなりやすいですね。
押すと痛かったりします(;・∀・)
先日、体調を少し崩して、
膝に痛みが出て、
その痛みは落ち着いてきたけど、
踏ん張りが利きにくく、
階段を上るのが大変になったという方がRebornにいらっしゃいました。
筋痛症の診断を受けた方で、
痛みもそこから来るものなのかとご心配されていました。
お身体の状態としましては、
右側の筋肉の緊張が高い状態にありました。
これまで書いてきたように、
非対称が目立っており、
筋肉のふくらみが出にくい状態でした。
張っている部分を緩めていき、
足底から膝、股関節、
背骨を通って頭までのつながりを強調しつつ、
足を動かす練習もしていただきました。
お帰りの際に、
段差を降りたり、
車に乗り込む際、
踏ん張りが利くようになったとのことでした。
後日、状態をお伺いすると、
「階段も楽に上れてびっくりした」
「驚くほど調子がいい」とのことでした!(^^)!
このように、
寝込んでいたから、筋力が低下した訳じゃない方もいる訳です。
これまでの経験から言わせていただくと、
「麻痺で力が入りにくい」という方も、
麻痺による影響だけではないこともある訳です。
「筋力が落ちた」
と思われていて、
必要以上の力を入れ過ぎ、
そのため動きにくくなっている方も少なくありません。
いわゆる筋トレを否定している訳では、ありません<(_ _)>
筋トレをやる内に、この非対称が改善することがあります。
体を動かすことはとても大事なので、
筋トレやスクワットなど、やっている方は、
引き続き、やってください。
運動をやっていない方は、
是非、どこかで体を動かす機会を作って欲しいと思います🙌👣
ご自身でどうすれば良いか・・・
それぞれのお身体が違いますし、
文章だけで伝えることは、とても難しいのですが、
運動をする際に、気にかけた方が良いと考える点を挙げさせていただきます。
・ただ身体を動かすより、目標物に手を届かせようとする
・重心のかかっているところを感じる
(⇒例えば片足を挙げようとすると、もう片方に重さが増える感じ)
・痛みがあるところや、硬い所は、可能であればもんだりして柔らかくしておく
※いずれも、無理のない範囲で行うことが、とても大切です!
先週、お月見をしました🌕
とてもきれいでした(^_^)
メガネを外して見ると、
6個くらい月が重なっていました(笑)
乱視のせいです(笑笑)
今週も始まりましたね。
ステキな一週間となりますように(^^♪
リハビリセンターReborn