地下の音楽室で柳兼子の晩年の声楽を聞く
嘉納治五郎別荘跡での集合写真
我孫子は、いわば民藝と白樺派の聖地の一つ。東京からは1時間。行くしかありません。
西館での茶話会の翌日の雛の節句、東京民藝協会からも5名のご参加をいただき、私たちは我孫子市立白樺文学館を訪ねました。入口には雑誌「白樺」の表紙の数々が掲示。地下の音楽室からは兼子晩年の美しい歌声が流れてきます。
ご専門職とはいえ白樺派に大変詳しい竹下学芸員のお導きで、リーチの巡礼者の大皿をはじめ、文学館の展示を堪能しました。
竹下学芸員は、志賀直哉の小説やリーチのスケッチに度々登場する手賀沼や旧柳邸のあった三樹荘跡など町の案内もしてくださいました。光栄にも兼子の甥である石丸民藝館理事にも同行していただき、道々、柳三兄弟と石丸理事のお母様や兼子との思い出話を伺うとは、なんと貴重な機会だったでしょう。
極めつけは、「白樺派のカレー」のランチ会。兼子がリーチの助言により味噌を隠し味にしたというレシピを専門家が厳密に再現した本格派カレー。参加者の会話も弾みました。
竹下学芸員と白樺派カレーの普及会メンバーで散策に同行してくださったYさんからいただいたメールを最後に紹介させていただきます。
それにしても楽しいひと時を過ごさせていただきました。民藝を愛する皆様のおだやかなお人柄に接することができたこと、何よりの喜びです。(竹下学芸員)
皆さまとは、初めてお会いしたとは思えないような感覚でご一緒させて頂きました。
あれから、お店に戻っていらした石丸様と「この感覚はなぜなのでしょうね」というお話になり、「それはやはり興味の分野が一緒だからでしょう」。本当にそうだと思います。(Y様)


