何ヶ月ぶりであろうか、久し振りに

原稿を書いている。


現在の日本は、相変わらず士農工商の

身分制度厳然として残っているよう

に思える。官主導型であり、我々商人

は最下民として扱われている。

全社挙げて無駄を排除し、爪に灯を

ともすような事を繰り返し行い利益を

出して社会貢献をしているにも係わらず

このような思いについ捕らわれてしまう。


江戸時代の京都に石田梅岩という

優れた思想家がいた。梅岩先生は、

利を求めるに道ありと説いている。

誠の商人は先も立ち、我も立つ事を

想うなり。とも言っている。


即ち、自分だけが儲けるのではなく

相手も儲かるように常に気を配る

という事である。又、浮利を追う

のではなく実利を追えとも説いている。

かってバブルの最盛期に、ある銀行の

支店長が小生を訪ねてきて盛んに土地

への投機とか、株への投資を薦めた。

しかし、偶々我が家には家訓があり、

第一訓として投機はするな。

第二訓として政治家にはなるな。

第三訓として裏判は押すな。

というものがありこの事を持ち出して

断った覚えがある。利益を追求する会社

だからこそ、お客様の為に額に汗して会社

全員で、知恵を絞り努力の結果が利益に

繋がるのである。


その後、銀行の口車に乗って投機をした

為に沢山の不良債権を抱えて、本業は利益

を上げているにもかかわらず、赤字を出して

苦しんでいる企業は後を絶たない。

赤字なら未だ良いが倒産した会社も沢山ある。


うまい話には必ず落ちがあるのである。

そのような話に飛びつく事自体が良く

理解出来ない。

常に平常心で事にあたりたいものである。

新年早々、会社ではインフルエンザA型が

流行し3名ほど休みました。

皆さん気をつけましょう。


何かの本で読みましたが、「細菌の逆襲」という

題名だったと思います。生命がこの地球上に

誕生してから30数億年経って居る訳ですが、

元々アメーバのような生命体は今で言う所の

嫌気性細菌すなわち酸素があると生きられない

細菌であったと言われています。今は動物の

腸内細菌や海の中にある火山にいるような

硫黄状細菌がそれです。

大気が窒素や二酸化炭素しかなかった時代は

彼等の天国でしたが、やがて環境が変わり

植物が現れ、生命体も進化し地球の大気の中に

酸素が含まれるようになると彼等の居場所は

限定されてしまいました。又、変性ウィルスなど

現れて地球上に後から現れた動物や人間に対し

復讐が始まったというような内容でした。

 

人間は自然を破壊し、進化した生命体の中では

確かに一番かもしれません。意識や考える力を

与えられています。しかし、驕り、高ぶり余りにも

独善的な生き物に成り下がってしまいました。

彼等が本気になって、我々を滅ぼそうと考えた

かもしれません。


英語で「Self Help」 自助と訳すのでしょう。

一国は一人をもって興き、一人を以って滅ぶ

という言葉の通り、最近は自立自助出来る

人が少なくなり、やたらに今の時代は

「国は頼るべき存在である」という考えが

先行しているように思います。何かあると

国は何もしてくれないからだと人々は口に

します。日本は寄生社会ですから何かに

何時もブラ下がるのが常なのでしょう。


国だけでなく、世の中とか、会社がとか

他人がとか他に転嫁し非常に利己的で

独善的な意見を吐く方々が多くなりそれには

人間の謙虚さの欠片も人間としての矜持も

誇りも無い恥ずべき姿だと思うのです。


マスコミもいけません。国民の感情を

煽るだけ煽り、国が悪い、政治家が悪い

と主張を繰り返しています。


誰一人として私達国民がしっかりしなければ

ならないと訴える人が居ません。マスコミ然り。


今のこのような世の中だからこそ艱難辛苦

に耐えて克己心を発揮し、一人一人の人格を

崇め合い生き様を磨くチャンスでもあると

思うのです。


かの福沢諭吉は生前「この人民にして

この国家あり」と言っています。今の

日本の状況を良く表している言葉

思います。