こんにちは。NEW HORIZON OVERSEAS STUDIESのHiroです!
今回はパラグアイの大学の学位を取得し、パラグアイ国外で働くことについて書きます。
まず、パラグアイはメルコスール(Mercosur、南米南部共同市場)加盟国であることで、パラグアイの学位は他のメルコスール加盟国や準加盟国でも相互認定により通用します。
メルコスール(Mercosur、南米南部共同市場)
加盟国(パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン、ブラジル、ボリビア、ベネズエラ)
準加盟国(チリ、ペルー、エクアドル、コロンビア)
ですので、メルコスール(Mercosur、南米南部共同市場)加盟国や準加盟国の大学医学部に多いブラジル人留学生の場合、例えば、パラグアイの大学医学部を卒業した後、取得したパラグアイの大学学位はブラジルの大学学位と同等と証明するためにブラジル国内の教育機関でパラグアイ大学学位の認証手続きをし、認証後、研修をブラジル国内で行うことにより、ブラジルの医師免許を取得することができます。
他のメルコスール(Mercosur、南米南部共同市場)加盟国や準加盟国でも手続き自体は変わりありません。
あと、パラグアイの大学医学部を卒業した方で、アメリカで医師になる方も結構、いらっしゃるようです。
私の周りでも二人、パラグアイの大学学位を持ってアメリカで医師として働かれている方がいます。
一人はパラグアイ人で、パラグアイのインターナショナルスクール卒業後、アメリカの大学に進学し、医学部ではない学部を卒業した後、医師を目指したくなりパラグアイに帰国後、パラグアイの大学医学部に入学し卒業後、すぐに再渡米し、研修をアメリカで行った後、現在はアメリカの病院の神経科に勤務しています。
もう一人もパラグアイ人で、パラグアイの普通の学校卒業後、パラグアイの大学医学部に進学し、卒業後、研修をパラグアイで行い、しばらくパラグアイ国内の病院に勤務した後、渡米し、現在はアメリカで医師として働いています。
あとは、パラグアイ人知人の息子さんは、パラグアイで看護学校に行き、看護師免許を取得した後、すぐにイタリアに渡航し、現在、イタリアの病院で看護師として勤務しています。
もちろん、スペインでも医師や看護師として働けます。
会計士資格も、例えば、パラグアイで会計士資格を取得した後、渡航先の国で税法などの補講を受けることで、他のメルコスール(Mercosur、南米南部共同市場)加盟国や準加盟国でも会計士として働けます。
このようにパラグアイ人は自国の学位や資格を持って、パラグアイ国外で外貨を稼いでいます。
このままずっと円安が続くようですと、日本もこれからどんどん海外に人材が流出することになるでしょう。その際に日本で日本語で教育を受けて学位や資格を取得するよりも、使用国が多いスペイン語で教育を受けることでスペイン語圏だけでなく、スペイン語によく似ているポルトガル語やイタリア語を話す国で働くことも容易になるでしょうし、英語を身に付ければ、英語圏での就労も可能です。
以前当ブログで紹介しました、パラグアイにあるドイツ系の学校に通い、ドイツ語も身に付けますと、ドイツ語圏での就労も視野に入ってくるでしょう。
ドイツ系の学校の費用はパラグアイの私立校と変わらないくらい(年間20万円ほど)の学校もありますので、小学校低学年くらいまでのお子さんであれば一考に値すると思います(ドイツ語は文法や発音が英語やスペイン語よりもさらに複雑なため)。
そのように、パラグアイの学位や資格はパラグアイ国外でも通用しますし、取得にかかる費用も公立教育機関でしたら、格安、私立でも日本と比べたら格安でしょう。
パラグアイの大学学費などは、いずれ当ブログで紹介したいと思います。
パラグアイへの(教育)移住、留学に興味がある方は、NEW HORIZON OVERSEAS STUDIES、までどうぞ!
今回もお読みいただきありがとうございました!