こんにちは!NEW HORIZON OVERSEAS STUDIESのHiroです!
今回は、パラグアイに多いドイツ系、ドイツ移民と彼らの学校について書きたいと思います。
元々の白人イギリス人やオランダ人(サッカーの代表チームを見れば一目瞭然ですが、今日、元々その地にいた白人達の子孫ではない人達がそれらの国には多い)と同じくゲルマン系の元々のドイツ人ですが、19世紀からなぜか言語系統が違うラテン系のスペインやポルトガル植民地だった南米の国々に多く移住しています。
余談ですが、アメリカ合衆国ではイングランド(ウェールズ系含む)系アメリカ人よりドイツ系アメリカ人の方が数が多いです。特に中西部は人口の過半数がドイツ系というような州すらあります。
パラグアイには幾つかドイツ系移住地があり、そこではドイツ系の人々がドイツ語を始めとするドイツ文化や習慣を守りながら非ドイツ系パラグアイ人と共存して暮らしています。
教育も大事にしており、各移住地にはドイツ語が履修科目に含まれているドイツ系の初等、中等学校があり、首都のアスンシオン周辺にはドイツ系の大学さえあります。
ドイツ系学校は基本的にパラグアイ式の教育課程に準拠していますが、ドイツ語の語学の授業があり、さらに希望者は放課後にドイツ語の授業を受けられる学校が多いです。
こういった学校の生徒の多くは家庭でドイツ語を話していたり、ドイツ系コミュニティー内で日常的にドイツ語を使っているからか、ドイツ語に堪能な生徒が多いようです。
ちなみに非ドイツ系の生徒も在籍しているようです。
ドイツ系の学校に入学する場合、ドイツ語、もしくはスペイン語の知識がないお子さんはまず、ある程度スペイン語ができるようになってから、入学することになります。
小学校に上がる時からでしたら、ドイツ語、スぺイン語がわからない状態でも入学はできると思われますが、どの年齢のお子さんにもお勧めなのは最初はまず、日本語で教育のサポートができる日系人教師や生徒が多い現地校に入学し、ある程度スペイン語ができるようになってからドイツ系学校に編入する方法です。
日本人学校もアスンシオンにありますが、英語、スペイン語などの語学の授業以外は全て日本語なので、スペイン語力をつけるには現地校の方がいいでしょう。
ドイツ系インターナショナルスクールも首都アスンシオンとその周辺にはありますが、こちらはドイツの教育課程になりますので、授業はスペイン語や英語などの語学の授業を除いて、全てドイツ語になります。
これらのドイツ系の高校を卒業した後、ドイツの大学に進学される生徒さんもいらっしゃるようです。
このような学校に通うことで、パラグアイの公用語のスペイン語の他、ドイツ語を身に付けるチャンスもあります。
最後に一つ注意点を挙げておきます。
これは現地英語系インターナショナルスクール小学部に途中編入し、通学している私の子供の事例ですが、小学校高学年になりますと授業のレベルが上がりますので、子供の理解力がより大事になってきます。
不慣れな外国語で授業を受ける場合、どうしても母国語で受ける場合と比べて理解力が落ちます。
算数は日本の学校の方が学習が進んでいることが多いのですが、問題文が母国語以外の不慣れな言語ですと、どういったことを問われているのか理解できずに解答できないことがあります。
こういった時に、学校の学習サポート体制が整っているかが大事ですし、家庭でも保護者による子供の学習サポートが必要になります。
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以前にパラグアイのインターナショナルスクールについて記事を書きましたので、こちらもどうぞ!
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