今回紹介するのは、「ハローマックの建物の形」についてです。
ハローマック探訪記の最後に書いている「城型」やら「中央型」やらいろいろ書いていますが、では、これの基準はどういうものなのか?ということについて書いていこうと思います。
※これはあくまでも個人での識別方法であり、公式の言い方ではないのでご注意ください。
まず、ハローマックにはいくつかの形が存在します。
- 城型
- 城型(四角)
- 中央型
- 中央型(四角)
- 岡山型
- 体育館型
- テナント型
- 統合型
- 特殊型
現在はこの9つに分けています。
では、どれがどのようなものなのか、1つずつ見てみましょう。
1.城型
【千葉県 南流山店】
ハローマックの建物の基本形です。
名前の由来は、ハローマックの建物を建てる時の基準の「メルヘンなお城をイメージした」というところからです。
実際、凹凸の部分が存在しており、城っぽくなっているのがわかります。この凹凸の部分は、本来は中世の城に敵からの遠方攻撃(矢など)を防ぐためや、身を隠して攻撃するときなどに使われたものです。
実際、洋風の城をイメージするときはこのようなのをイメージする人も多いのではないでしょうか?実際、メルヘンな城をイメージしたハローマックの建物にも、そのイメージが使われています。
ちなみに、この凹凸ですが、この「城型店舗」「城型(四角)店舗」と、「中央型店舗」「中央型(四角)店舗」建物の計4パターンでつけられています。
ある意味この凹凸は、ハローマックのトレードマークでもあり、この凹凸を見て、元ハローマックだ、という認識を持つことも多いです。
2.城型(四角)
【茨城県 日立店】
ハローマックといえば斜めの塔ですが、東海地方と北陸地方のほぼ全域、また茨城県や京都府などの一部の店舗はこのように斜めの塔がなく、四角になっています。
東海地方と北陸地方のほぼすべての店舗が「城型(四角)」、もしくは「中央型(四角)」であり、斜めの形があるハローマックは非常にレアだったりします。
上の画像の店舗ですが、正方形の塔の部分に凹凸がありませんが、凹凸がある店舗も存在します。というかこっちの方が圧倒的に多いです。
【愛知県一宮市 一宮花池店】
このように、凹凸の部分にマックライオンや「おもちゃ」の文字が目立つようにライトが設置されていることもあります。
この城型店舗2つですが、入り口を複数個所に設置することができます。斜め、横からの部分、と。
しかし、実際のところ入り口を複数設けることはなく、居抜き店舗になってから初めて入り口が複数使われる、というパターンが多いです。
3.中央型
【山梨県 都留店】
こっちの方がお城の形に見えたり。
中央部分にマックライオンや、おもちゃの文字が書かれているパターンの店舗です。側面にも「ハローマック」と書かれています。
この中央型店舗の場合、基本的に横長になります。また、城型とは違い入り口は中央部分の1つのみです。
4.中央型(四角)
【長野県 佐久インター店】
※ここから先は画像がないので、一部の店舗はGoogleストリートビューなどで代用します。
中央型も城型と同じように、四角の形の塔が存在します。
しかし、ほとんどは城型(四角)と同じような感じです。塔の箇所が違うだけです。
5.岡山型
【岡山県 玉野店】
2020年3月4日現在、岡山県にある「東津山店」「岡山大安寺店」「岡山新保店」「玉野店」の4店舗のみでしか確認されていない店舗です。なので、「岡山型」と名付けています。
→実際のこの形は岡山県以外にも兵庫県の「魚住店」や愛媛県の「新居浜店」もこの形に該当します。ですが、形の名前は変えずに「岡山型」で表記します。
これらの店舗ですが、他のハローマックの形とは違い、四角の看板(塔に当たる部分)が長方形であり、看板が端から少しずれているという少し変わったところです。
しかし、斜め入り口でありことは変わりありません。
特殊型の一種にしてもよかったのですが、同じ形が3店舗も存在すると、それは特殊型とはいいがたいと思います。
6.体育館型
【岐阜県 高山店】
名前の由来は単純に、「体育館に形が似ているから」です。
この体育館型ですが、後期型ハローマック「トイ&ホビーハローマック」の建物なのです。
ごく一部の店舗は城型店舗のトイ&ホビーハローマックも存在しますが、基本的に90年代末期~2000年代に建てられたハローマックはこの体育館型か特殊型に識別されます。
この体育館型は完全に広い長方形であり、これまでのハローマックより少し広いです。
上の画像は岐阜県にある高山店ですが、他にも三重県や山形県、宮城県に存在します。
また、トイ&ホビーハローマックの特徴として、建物の色が何故か緑色になっています。
普通のハローマックはピンクと白を基調にしていますが、一方でこちらは緑色です。なぜ緑色なのかは謎ですが・・・。
7.テナント型
【千葉県 イオンモール富津店】
【新潟県 上越ウィング店】
テナント型は主にイオンモール(ジャスコ)や、ショッピングモールなどの形です。
1枚目の写真みたいに完全にショッピングモールのテナントとして入ることもあれば、2枚目みたいに駐車場からむき出しで店が出展されていたりすることもあります。
この場合、「ハローマック独立型店舗」ではなく、「他の建物と共通のものである」としてテナント型へ分別されます。
また、このテナント型ですが、「何階に存在したのか」までは判明することが多いのですが、「じゃあその階のどこに存在したのか」まで判明することは極稀です。
チヨダ関係の店(東京靴流通センター、シュープラザ、マックハウス)があればそこがハローマックの次に入ったテナントではないか?と考えられますが、それがなければかなり謎になります。
ハローマック探訪の中でも、特に難易度が高いのです。
8.統合型
【富山県 黒部店】
「統合型」の名前の由来はこの形をしたハローマックは東京靴流通センターと一緒の建物に入っていたからです。
北陸地方を中心としたこの形は、一見普通の「中央型(四角)」に見えますが少し変わった特徴があります。
それは、このように小さな屋根がいくつも存在することです。
富山県の黒部店、石川県の津端店や内灘店に存在します。
ちなみに滋賀県の彦根中央店も形こそ少し違いますが統合型です。
↑このように、同時期にハローマックと東京靴流通センターが共存しています。
9.特殊型
【秋田県 能代店(2代目)】
【宮城県 西多賀店】
いわゆる「その他」の分類です。上記8つ全てに当てはまらない場合、この場所になります。
例えば、城型(四角)でも異常な大きさであったり、中央型に当てはまらなかったり、トイ&ホビーハローマックの店舗なのに体育館型や城型でもなかったり。
この特殊型については、1つ1つの建物のパターンが違うので、その店舗を紹介するたびに、毎回説明をしなければなりません。
このように、ハローマックにはいろいろな種類の建物などが存在しています。
なので、そういったところを見るのも面白いのではないのでしょうか?
ハローマック調べなどをもしするときは、是非参考にしてみてください。
2023/03/14:加筆