そのうちに第二子が生まれ、さらに悪いことが続く。
トイレといえば自分に手をかけてもらえるとわかったので、トイレとむやみに言うようになった。
引っ越し、兄弟の出現、トイトレとトリプルストレスで、どもり、吃音がでた。
最悪のタイミングを選んだ自分を呪った。
それまでの数年間の子育てをすべて否定されているように感じた。
吃音を聞くたびに私のせいだと思い知らされた。
ここで一つだけ良い判断だったのは、オムツに戻したこと。
気持ちが通じたのか、オムツを嫌がるようになっていた本人も戻してくれた。
数々の判断ミスを繰り返し、最悪とも思える日々の中、
この判断だけは良かったと思う。
引き返す勇気をくれたのは、本人の無言の訴え。