12月19日(日)
今回の登山は中央線沿線の滝子山です。
滝子山は今年のお正月に登り、
山頂直下まで行ったのですが
時間の都合で山頂を踏むことは断念したのでした。
前日が大晦日で夜更かしして
酒を飲み過ぎで寝坊したのが原因でしたが…
以来、滝子山は私の中では気になっていて
いつか登ろう…
と、思っていました。
年末の来週は山には行けそうもないので
恐らく今回が今年最後の山行です。
今年のうちに登り損ねた滝子山に登り、
スッキリと新年を迎えたいものです。
今回は体調を整えて、
予定通りに自宅を出発しました。
同じ失敗をする訳にはいきませんね。
この時期は、自宅を出る時はまだ真っ暗です。
空には満月が見えました。
この日は今年最後の満月で
コールドムーンと呼ばれているそうです。
今は天体撮影が目的ではないので
スマホで適当に撮りました。
毎度お馴染みの始発電車に乗ります。
八王子で大月行きに乗ります。
まだ真っ暗です。
大月で再び乗り換えです。
大月からはボックス席の車両でした。
電車を下車する頃、
ようやく夜が明けてきました。
笹子駅に到着。
笹子駅に降りるのは、今年3度目です。
まだ夜の暗さが残っている中を出発します。
前置きが長くなりましたが
登山開始です。
しばらくは甲州街道を歩きます。
寒いと思って温度計を見ると
氷点下5度でした。
寒いはずですね。
見覚えのある標識です。
ここで脇道に入ります。
一度歩いているので迷いなく歩けます。
山肌に朝日が当たってきました。
前回は直進して
三丈の滝を経由して登ったのですが、
今回のルートは
滝子山南陵。
寂悄尾根(じゃくしょうおね)とも呼びます。
ここから右側に入ります。
注意喚起の看板がありました。
寂悄尾根と呼ばれる謂れは
この建物の名称からきているようです。
このコース、
地図では破線ルートになっていますが
終始ルートは明瞭でした。
高圧線の鉄塔の下を通ります。
お決まりのアングルの写真です。
葉はすっかり落ちていて
枯れ葉を踏みながら歩きます。
林道を横切ります。
林道の少し右側に登山道が続いています。
取り付きが少し急で
虎ロープが張ってありました。
歩きやすい尾根歩きです。
だんだん日がさしてきました。
日が当たると暖かくなります。
太陽の力は偉大です。
振り返ると
木々の間から富士山が見えました。
途中から岩場が現れ
鎖の箇所もあります。
急な岩場をよじ登ります。
地図には岩場があり道不明瞭とありますが、
私が歩いた感じ、
そこまで難易度が高くはありません。
ただ、下りには使いたくないコースですね。
岩場地帯を突破して振り返ると
富士山が見えました。
9月に登った本社ヶ丸(右端)、
三ッ峠山(写真中央)も見えます。
山頂が見えてきました。
浜立山の分岐点。
ちょっと気になりましたが、
浜立山に行くには下りになるので
今回はパスします。
山頂は目の前です。
高度が高くなる程、富士山の眺めが良くなります。
下りの取り付きにも同じ看板がありました。
滝子山の山頂に到着です。
滝子山は、
秀麗富嶽十二景のひとつに数えられています。
山頂標識その②
富士山を眺めながらランチにします。
前日、スーパーで買った天丼を食べました。
寒いせいか、ご飯が固まっていました。
やっぱり温かい汁物にした方が良かったかもですね。
雁ヶ腹摺山(右側)、
黒岳(左側)。
その鞍部が大峠ですが、
よく見ると、その先に遠くの山の稜線が見えます。
拡大してみます。
雲取山から小雲取山に続く稜線ですね。
奥多摩方面。
ランチを終えて、山頂を後にします。
滝子山の三角点は、
山頂から初狩駅方面に少し進んだ所にあります。
三角点。
少し戻って鎮西ヶ池方面に進みます。
北側の斜面は凍っていて、白くなっています。
一応、軽アイゼンは持ってきてはいますが
アイゼンを付ける程では無いですね。
これが鎮西ヶ池ですね。
鎮西ヶ池から少し下った先が分岐点です。
ここは見覚えがあります。
前回はここまで登ったのですが、
滝子山の山頂は断念して、
大谷ヶ丸方面に向かったのでした。
さて、これからどこに向かうのか。
笹子雁ヶ腹摺山方面に向かう予定ですが、
稜線伝いのコース(大谷ヶ丸、コンドウ丸経由)、
沢沿いを歩くショートカットのコースがあります。
大谷ヶ丸のコースは前回歩いているので
今回はショートカットのコースを行きます。
防火帯なのか、大きく開けた道を歩きます。
右側のピークが大谷ヶ丸。
寒さの影響で土がカチカチに凍っていて
厚い霜柱になっています。
体重をグッと乗せると土が潰れ、身体が沈みます。
雪山で、(特に春の残雪期の山)
表面が凍って固まった雪の上を歩くと
体重が乗ったところでズボッと沈む
あの感じに似ています。
霜柱程度の厚さなので
雪の中みたいな難儀はしませんが。
長くなりましたので
後半に続きます。