北アルプス夏山紀行【剱沢キャンプ場へ】⑬ | HIROのブログ

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趣味のブログです。気の向くままに山登りをしています。




北アルプス、剱岳に登頂して下山中です。



前剱まで下りてきました。
この辺りでガスが出てきました。




前剱を下ってくると、ガスが晴れてきました。
危険地帯は通過して、後は一服剱を越えるだけです。





振り返ると、前剱が大きいです。
あの山を越えた更に奥に剱岳の核心部がありました。



一服剱を過ぎると、なだらかな斜面になり、
周りはお花畑になります。






朝、御来光を眺めた剣山荘に戻ってきました。
奥には剣沢小屋が見えます。






雪渓を横切ります。



剣沢小屋の石垣。
石がビッシリ高く積まれています。
城跡のようです。




帰りは剣沢小屋に立寄りました。
岩と雪の殿堂、剱岳。

ここまで来れば、キャンプ場まであと10分程度。

私は山で行動中は酒は飲まないことにしていますが、
(山での事故は、登りよりも
圧倒的に下りが多いです。
山頂でビールを飲む方も見かけます。
私も酒は好きで、飲みたい気持ちもわからなくは
ないですが、その影響で下りで転倒して
大怪我ということになったら
目も当てられませんね)
あと歩いても少しということで
今日だけは特別に解禁。
缶ビールを買い、剱岳を眺めながら
1人で剱岳登頂の祝杯をあげます。


剱岳の頂上はガスに隠れてしまい、
見えるピークは前剱です。



剣沢小屋は、日本でも有数の豪雪地帯の
山中の谷間にあります。
地形的に雪崩が起きやすい場所です。
雪崩を避ける為か、高い石垣に囲まれています。
過去に雪崩に流されることがあったようです。




キャンプ場まで戻ってきました。

シーズン中は診療所、派出所があり、
登山情報が掲示されています。





テント場まで戻ってきました。
まだお昼前です。
今からテントを撤収すれば、
今日中に帰ることができますが、
折角はるばるここまで来たので、日程が許す限り
夏山を楽しもうと思います。

ここでもう一泊して、
ゆっくり山の中のキャンプを楽しもうと思います。


流し場で水を頭から浴びて、汗を流します。
シャツも水でゆすいで、テントに掛けて干します。
テントの中でゆっくりくつろいでいると、
午後はパラパラと雨が軽く降ってきました。


水場の流れの中に持参したビールを冷やして、
キンキンに冷えた頃飲みます。
重かったですが、我慢して持ってきて良かったです。

雨音を聞きながら心地よい風の中で
過ごすキャンプは、最高の贅沢ですね。



剣沢キャンプ場は素晴らしいキャンプ場です。
周りを山に囲まれ、水が豊富で、
高山植物、雪渓があり、
目の前に名峰剱岳を望みます。
余裕があれば更に連泊して、
三脚を持参して、じっくり剱岳を撮影したい
ものですね。



このキャンプ場は携帯の電波が圏内で、
自宅に電話すると、連日の猛暑との事でした。
ここは日が傾くと冷えてきて、
私は冬用のフリースを持参しましたが、
それを着てちょうどいいぐらいでした。


 
続く。