北アルプス夏山紀行【カニのよこばい】⑪ | HIROのブログ

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趣味のブログです。気の向くままに山登りをしています。



念願だった北アルプス剱岳に登頂して、
下山を開始します。



登山は、登りよりも下山の時の方が事故が多いです。
気を引き締めていきます。





この先がカニのよこばい。
登りのカニのたてばいに続く難所です。





急な岩場です。
次のピークである平蔵の頭を行く登山者が
米粒みたいに見えます。



このすぐ下がカニのよこばいです。

カニのよこばいは、断崖絶壁の場所を
トラバースする箇所で、もし滑落したら
何百メートル下まで真っ逆さまです。

しかしよこばいそのものは特別難しい訳ではなく、
(下を見なければ)
難しいのはよこばいまで降りる所で、
降りる所の足場が見えにくいです。

先を行く登山者と協力し合って、
足場の位置を教え合って、難所を通過します。





よこばいの次は、急な梯子です。
下がスパッと切れ落ちています。



梯子は足場がハッキリしているので、
特別怖くはなかったです。




この先も急な岩場は続きます。



ここで建物を発見。



トイレです。
ここでは携帯トイレを使用する必要があります。
まぁ、こんな険しい岩場でし尿を処理するのは
至難でしょうからね。


ここまで緊張の連続ですので、
全くトイレに行きたい気がしません。



次は先程通過した平蔵の頭です。



振り返り、カニのよこばいを遠望します。
写真中央がカニのよこばいです。
よこばいに取り付く前の登山者が見えます。
断崖絶壁のコースなのがわかります。




拡大します。
写真中央に見える鎖をトラバースします。
肝心のよこばいに降りる部分が手前の岩に隠れて
死角になっています。




こちらはカニのたてばいを遠望します。
すごい所を通ってきた訳ですね。





最大の難所は通過しましたが、
まだまだ険しい岩場が続きます。





続く。