ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚 ―感想― | ちょこっとぶろぐ~乙女ゲームとアニメと徒然~

ちょこっとぶろぐ~乙女ゲームとアニメと徒然~

乙女ゲーム・乙女CD・アニメ・声優のジャンルで綴ります

2017年9月21日発売<PSVita>

ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚

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<ストーリー>
炎の怪人の事件から一年経過した帝都トウキョウ ―――
あれから大きな事件や事故はなく、帝国図書情報資産管理局・フクロウは
いつも通り和綴じ本を探し、稀モノを調査する職務をこなしていた。
平和のように見える日々。
だがそれは、放たれた火種が大きく燃え上がるまでの序章にすぎなかった。
───帝都ニ新シイ炎ガ燃エル
罪ノ重サ、魂ノ価値、愛スルコト愛サレルコト、
天秤ハ再ビ揺ラギウツロウ

<キャスト>
尾崎隼人:梶裕貴
鴻上滉:岡本信彦
星川翡翠:逢坂良太
鵜飼昌吾:木村良平
汀紫鶴:鈴村健一
鷺澤累:櫻井孝宏

久世ヒタキ:村瀬歩
隠由鷹:緑川光
朱鷺宮栞:夏樹リオ
燕野太郎:榎木淳弥
柾小瑠璃:高橋未奈美
四木沼薔子:眞田朱音
杙梛:宮下栄治
鴬地啓三郎:小林範雄
猿子基史:興津和幸
雉子谷新:西田雅一
尾鷲英樹:桜木章人
葦切拓真:利根健太郎
???:遠藤大智
小原秋沙:山村響
黎雪加:畠中祐
錐合蓮:???
風見千鳥:千本木彩花
鵠居栄:石井真
雀部忠清:八代拓
夜野桐彦:松岡禎丞
鵜飼昌造:荻野晴朗
ハンス・ハメル:利根健太郎(敬称略)

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<初回プレイ共通ルートの感想>
序章ではサブキャラの猿子、杙梛、四木沼薔子、ヒタキが登場して
現在の状況を軽く説明してくれました。
ちなみに前作から1年と少し経った頃だそうです。
攻略キャラクター以外で事件にかかわった人たちが
どうなってるのかを教えてくれたんだけど…
きっと伏線になってるんだろうなって思えましたね。
あとヒタキがすでに病んでたことに先が思いやられましたよ。
恋人が出来た姉を裏切り者って…、祝福してくれてないのが怖いです。
今回起こる事件もまたヒタキが発端なのかしらね?

てことで序章はあっという間に終了してオープニングの後にキャラ選択。
共通ルートはほぼなしで攻略制限もなし。
全キャラ攻略後に隠しルートが存在してます。

新キャラがかなり登場するようだけどその中で最重要なのが誰なのか…
とにかく各ルートに攻略キャラの関係する人物が登場し
事件を起こして絡んでくるのでしょう。
隠しルートは誰のどんな真相になるんですかね。
新キャラの活躍が楽しみです。

でもまぁ重要なのは攻略キャラーとの物語の方なのでそちらを
じっくり楽しんでラブな展開に萌え萌えしたい。


前作のおさらい(^_^;)
書き手の情念が宿り読んだ人に悪影響を与える自筆の和綴じ本、稀モノ。
それを管理する帝国図書情報資産管理局、通称・フクロウ。
主人公は裕福ではない華族のお嬢様の久世ツグミ。
彼女の弟が事件に巻き込まれたことがキッカケにフクロウに所属し
メンバーたちとアパートに同居することになる。
ツグミは稀モノが発する情念の輝き「アウラ」が見える。
フクロウ所属の攻略キャラが尾崎隼人、鴻上滉、星川翡翠で
部外者だけどアパートに居候してるのが鵜飼昌吾、汀紫鶴。
特殊な立ち位置で同居してないのが鷺澤累。

前作で登場する重要なものは…
稀モノを集める為に事件を起こす組織のカラス。
カラスの拠点がナハティガル、ボスが四木沼喬。
稀モノを恐れてカラスを憎む組織がカグツチ、リーダーが鷺澤累。
そしてそもそもの事件の発端で前作のラスボスが隠由鷹。

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<攻略キャラ感想>
私の攻略順は…
星川翡翠 → 鷺澤累 → 汀紫鶴 → 尾崎隼人 → 鵜飼昌吾 → 鴻上滉 → ???

※ネタバレしております(^_^;)

私の好きなキャラ順に並んでます。
キャラ順位は萌え度やストーリーなどを総合した印象です。
(キャストの敬称は省略させていただいおります)

キャラクターによって感想に差があります。
ご了承くださいませ m(_ _ )m

鴻上滉 … cv.岡本信彦

フクロウの探索部所属なんだけど元々はカラスの工作員で
四木沼家の非嫡出子というかなり不憫な出生。
裏切り者としていろいろあったんだけどカラスとは完全に手を切り
現在はフクロウの一員として真面目に働いてます。
ツグミとも幸せな恋人同士かと思いきや…
驚いたことに2人の関係が前作からまったく進展していないのよね。
1年経ったとは思えないじれったい関係でした。

滉は相変わらず素っ気ない態度で本心をなかなか見せてくれない。
ツグミのことを好きで大事にしてくれてるのは分かるんだけどね。
一歩引いてる滉に対してツグミも踏み込めないって感じでした。
更にこのルートでは2人の邪魔をする存在として弟のヒタキが大活躍。
両親は特に反対してないのにヒタキが大反対するので大変でした。
そんなわけでツグミは一刻も早く両親に会わせたいと思ってるんだけど
滉はなかなか挨拶に行くと言ってくれなくてギクシャクしてしまうのです。
終盤には滉がツグミを避けるような事態になってしまうので
滉萌えの私でもさすがにこれはイライラしちゃいましたよ(^_^;)

そんな中で起こる事件は意外なものでしたね。
四木沼喬もナハティガルも関わってこなかったのは拍子抜け(笑)
でもそこら辺の話を滉ルートでやると重すぎるだろうから良かったかも。
というわけで事件をもたらす存在として登場するのが風見千鳥。
雁坂滝二という行方不明の作家の贋作が見つかりそれが稀モノで
その謎を調べることになって出会う田舎育ちの女の子です。
結論から言っちゃうと本は風見千鳥が雁坂滝二の代筆したもので
雁坂が訳ありの人物だったことで大騒ぎになってしまうのよね。
それで風見千鳥が狙われたりしてしまうわけです。

最終的に風見千鳥が攫われ、それを助けた後に雁坂滝二の贋作の真相が
明らかになって事件解決となるんだけど全体を通して考えてみると
事件としてはこのルートが最も危険が少ないお話でした。
誰かが死んだりとかもなかったしね。
滉がキレて暴れたりはしてたけど(笑)

そして唯一のピンチの場面ではツグミが自ら敵に体当たりして
銃を奪い逆転勝利するという勇ましさ(笑)
いつ滉が助けに来るのか待っていたらまさかのこの展開。
フクロウの一員として活躍してるところを見れて良かったけどね。
お嬢様育ちのツグミもすっかり頼もしくなったものですよ(ヘ。ヘ)

風見千鳥に関しては序盤は厄介な子だなって思ってたけど
雁坂滝二との関係を聞いてめっちゃいい子で泣きそうになりました。
恋と言うにはあまりにも儚いんだけど運命的な出会いは素敵だと思った。
愛することに年齢も身分も学歴も関係ないということを改めて
滉とツグミに見せつけてくれましたね。

というわけで滉はようやくツグミの両親に挨拶に行く決断をする。
けどその前にヒタキと話し認めてもらわないといけない。
私は弟の許しなんていらないと思うんだけど~
ツグミにとっては大事な弟なので致し方ないですね(^^;)
そして大反対をし続けるヒタキに滉は丁寧に気持ちを伝えました。
この時の滉の穏やかな語りが優しく愛に溢れててめっちゃ素敵だった。
あんなに酷い言葉を投げつけられても怒らないでいられるなんて凄いよね。
全部受け止めちゃうなんてカッコ良すぎです。
ツグミの大事なものを同じように大事にしたいってことなんだろうな~
最終的にはヒタキが根負けして認めたって感じだったけど
もしかしたら大反対しすぎて引っ込みつかないでいたのかもね。
認めるタイミングを待ってたのかもって思いました(笑)
「ただ一つ誇れるものはキミのお姉さんに好きになってもらえたこと」
このセリフが決定打でしょうね~ 不意打ちの殺し文句だよね♡

ヒタキがようやく折れてくれて両親への挨拶も無事に終え
晴れて家族公認の仲になれました。
そういえば滉がツグミを避け続け行き詰った時に登場してくれた
紫鶴と杙梛さんの後押しはグッジョブでしたね。
この2人の絶妙なコンビネーションは素晴らしかった(笑)
それと風見千鳥が侮辱された時に怒りをあらわにして反論してくれた
朱鷺宮さんがめちゃくちゃカッコよかった。
あの男には常々ムカついてたのでスカッとしたよね(´∀`*)

滉は覚悟が決まるまでは情けない男でしたね。
ツグミのことが好きで諦められないと言いながら一歩踏み出せない。
でもその理由を聞いて少しだけ納得できました。
滉は結婚を反対されたり自分が酷く言われることは全然平気なんだけど
自分と一緒になることでツグミが蔑まれるんじゃないかということが
心配で気掛かりだったんですよね。
彼女を奪うように手に入れた時は勢いとテンションで突き進めたけど
冷静になって周りの状況を考えた時、幸せにできるか不安になったのね。
けど結局は諦めることも手放すことも出来ないわけなので
ただ決断するキッカケを探してたって感じだったのかも。
風見千鳥はその後押しになってくれたんでしょうね。

前作でハッピーエンドで恋人になったはずなのに
滉は相変わらず態度が素っ気なくツグミに対してもなかなか笑顔を
見せてくれなくて序盤からこりゃ恋愛展開は難儀そうだと思いました(笑)
まぁ愛情表現は所々で示してくれてましたけどね~
感情が分かりづらいから不意打ちでキスはドキドキしちゃう(〃ω〃)
それに周りの男たちへの牽制もしてくれるし愛はめっちゃ感じました。
紫鶴と杙梛さんの前での「俺のもの」という宣言も
ヒタキの前での「幸せにする」という言葉も嬉し恥ずかしでした(笑)
普段が真面目で常識人なっぽいのに突然大胆になるからそのギャップに
猛烈に萌えてしまうのですよね~♡ 滉の魅力はギャップに尽きます!

キャラメル、素麺、映画館、お月見、団子などなど…
思い出も含めたエピソード全てが可愛らしくて素敵で大好きです。
でも今回はやっぱりキャラメルがキーワードだったかな?
滉が意外と嫉妬深く根に持つタイプだということがよく分かった(笑)
ラブシーンが意外と激しめなのもドキドキでした(〃∇〃)

両親に挨拶して「幸せにする」と言ってくれただけでも
私としては大満足だったんだけど…
ラストに滉がプロポーズをしてくれたのはやっぱり嬉しかったです♡
なかなか将来の約束をしてくれなかった滉がようやく覚悟を決めたのは
成長の証だなって思えて安心しました。

鵜飼昌吾 … cv.木村良平

首相の息子で法学部に通う大学生の昌吾は稀モノを読んで自殺を
図ったことがきっかけでフクロウのアパートに住むことになったんだけど
最初の頃は偉そうな態度で我儘ばっかりのお坊ちゃまでした。
けどいろいろ乗り越えツグミと恋人同士になり素敵な青年になってます。
そして事件が解決した後もそのままアパートで楽しく暮らしてるわけです。

一応、昌吾の両親から交際を認められてはいるけど昌吾が大学を首席で
卒業したら正式に婚約を認めてもらえることになっていました。
そこに正式な許嫁だと言う錐合澄蓮という女が現れてややこしいことに…
昌吾の母親がツグミが仕事を続けることに難色を示してたこともあり
錐合澄蓮が名門の華族令嬢なもんんでね(^_^;)
もちろん昌吾はツグミと別れるつもりはないんだけどそこに
年頃の華族令嬢が狙われる猟奇殺人事件が起こるのです。

通常だったらフクロウは殺人事件には関わらないんだけど
殺された女性が死後に書いたという日記が見つかり
それが稀モノだったということで巻き込まれることになる。

最初っから疑われるのが雀部忠清で最終的にコイツが犯人なんだけど…
この男は相当歪んでてヤバかったですね。
女性を殺した後に乱暴してたって言うんですから気持ち悪すぎる。
なのに情報を聞き出すために接触しないといけないのが辛かった。

更に悪いことにツグミが稀モノの日記に触れたことで
殺された女性の魂が身体に入り込んで雀部忠清が側にいると
具合が悪くなったりするようになってしまう。
そして昌吾と夜にいい感じになった時に殺された女性の魂が
殺された状況を思い出して取り乱したりするもんだから…
その結果、昌吾とツグミは触れ合えなくなっちゃうのよね。
この展開が本当に辛かったです。

一方、錐合澄蓮が本当は男嫌いで結婚したくないからという理由で
親を納得させるため3年だけ昌吾を貸して欲しいとか言ってくる。
なんつー自分勝手なことを言うんだって思うんだけど
昌吾の母親を納得させるために仕事を辞めたくないですからね。
そこをついてくるのがムカッとした。

でもとりあえず雀部忠清が犯人だという証拠を掴むため
ツグミは危険な捜査を続けるんだけど殺された女性の魂の影響で
体調が悪くなっていくので昌吾が物凄く心配するわけです。
昌吾はずっとツグミがフクロウで働くことを応援してくれてたんだけど
母親のこともあって危険なことに遭わせたくない一心で
「お前が仕事を辞めればすべてが上手くいく」なんて言ってしまう。
これで更に心がすれ違ってしまうんだよね。
この後の昌吾は自分の言ったことを後悔してなのか
ツグミが危険な捜査をすると知っても心配な顔を見せないようにしてて
それが余計に痛々しくてたまらなかったです。

昌吾が心配すると分かっていても仕事を辞めたくない。
でも仕事を辞めないとずっと一緒にいられないかもしれない。
ツグミは選ぶことができず悩むんだけど…
選ぶ必要なくね?全部欲しがって何が悪いねん!って思ってしまった。
この時代の女性はそれが当たり前だったんだろうけどさ。

まぁなんだかんだツグミも選ぶことなんて出来ず最後は
「どっちも選ばない!」ってことになるんだけどね(笑)
決断するまでが大変だったみたいです。
そして最後にツグミが囮になって雀部忠清を追い詰めるんだけど
当然、簡単に逮捕とはいかずにピンチになり、そして昌吾が登場!

昌吾がツグミに内緒で鍛えてたことには驚いた。
雀部忠清を追い詰めたシーンはめっちゃカッコよかった~(≧∇≦)
前作では全く頼りにならないお坊ちゃまだったのに
恋人を守れるようになりたいと鍛えてたなんてねぇ♡
しかもツグミが雀部忠清と接触する時は常に見守ってたっていうし。
まぁタイミングよく登場してたからそんなことだろう思ってたけどさ(笑)
愛する人を自ら守りたくて頑張る昌吾が可愛すぎますよ。

にしても事件解決後のラブシーンがやけに長かった気がします。
まぁ途中にイチャイチャできなかったのでその分を巻き返したのかな(笑)
ツグミは覚悟の決断を伝えられて昌吾も葛藤してた想いを言えて良かった。
このシーンで昌吾がツグミを抱きしめるCGがめっちゃ好きです。
そしてその後の「今すぐ僕を殴れ」ってのに笑ってしまった。
本当に昌吾って可愛すぎるよね。

そういえば昌吾の世話係の雉子谷さんが普通に戻ってきてて驚いた。
しかも本性を隠さなくなって喋り方もかなり砕けてたからね~
昌吾の扱いがめっちゃ雑なのが笑えました♪
でも主と使用人以上の関係になれたみたいで良かったと思う。

結局のところ母親からはまだ認められてはいないけど
昌吾が首席で卒業し、ツグミが仕事で成果を上げれば
婚約を認めてもらえるということで決着出来て何よりでした。
そもそもツグミは父親の鵜飼首相は気に入られてますからね。
きっと大丈夫でしょう。

昌吾は繊細で優しいのにそれを隠すためにキツイ言い方してしまうけど
以前よりは素直に気持ちを言えるようになってたよね。
前作からの成長度は物凄いと思う。
そして何よりも男として強くなってたことは素晴らしい。
隼人や晃じゃなく自分がツグミを守りたいって思ったんだろうけど
その発想自体が健気と言うか可愛いというかね。
そしてエッチな展開に持っていこうとする時のあたふた感も好き。
好きだって言ってキスして抱きしめちゃえばいいのにねぇ(笑)
理屈を並べまくる昌吾を見てるだけでニヤけます。
最後の方ではなんだか吹っ切れたみたいで余裕が出てきたけど
そんな昌吾にもドキドキさせてもらいました。
本当にどこを切り取っても可愛い昌吾が私は大好きです♡

尾崎隼人 … cv.梶裕貴

正義感が強いフクロウ探索部リーダーの隼人、実は大企業の御曹司で
本名は「八代隼人」身分はないけど金はある男なんですよね(^_^;)
現在は経済的に困窮してるツグミの家に援助してくれていて
尚且つ彼女と婚約中というと順風満帆な状況です。

そこに不穏なものを持ち込むのが人気舞台女優の小原秋沙。
かつて隼人にフラれたことがあるというこの女が黎雪加に脅迫されて
困っていると泣きついてくることで事件が始まる。
でまぁこのルートはさすが隼人って感じで
黎雪加と鵠居栄、そして脱獄した亡霊の四木沼喬も登場で凄かったですね。
反政府運動家とニセ稀モノにナハティガル、そして上海の秘密結社。
全ての要素がてんこ盛りで大変でした。
ちなみにこのルートは小原秋沙が隼人と面識ありなので
最初から最後まで彼女に振り回されましたね。
中盤ぐらいまでは諸悪の根源は黎雪加と思わせて
実は小原秋沙が日本軍から送り込まれたスパイだったのは驚いた。
さすがにこれは予想できませんでしたね。

隼人は正義感が強いので小原秋沙はもちろん鵠居栄や黎雪加にも
情けを掛けて結局最終的には誰も死なせませんでした。
私は正直、隼人を利用し裏切ってた小原秋沙を助けたくなかったのに…
でもこれが正義の味方と言われる所以なのでしょうね。
あんなに死にたがってた黎雪加を改心させたのも凄いと思う。
やっぱり最後に正義は勝つってことか。

ただそこに辿り着くまでにかなり紆余曲折したんだけどね。
隼人はツグミが絡むと冷静ではいられないからさ。
今回は黎雪加が執拗に2人を狙って相当危ない目に遭うので
心配のあまりにいろいろと思い悩むことになるわけです。

ツグミが命の危険にさらされたことで隼人は彼女をフクロウに
誘ったことを後悔し始める、もっと別の幸せがあったのではないかと。
自分の幸せのために彼女を不幸にしてるのではと思ってしまったのね。
でもそれは杞憂でした。ツグミは後悔どころか良かったと思ってる。
今の自分に誇りと自信を持ってるんですよね。
2人は小原秋沙の登場で一旦はギクシャクしたけど隼人がちゃんと
正直に気持ちを伝えてくれたおかげで絆は強くなりお互いを改めて
信じることができました。よかったよかった(ヘ。ヘ)
隼人が気持ちを吐露するシーンはかなりグッときましたねマジで。
梶くんの泣きの演技が秀逸でした。

それから前回の事件の首謀者であった隠さんについても
気持ちに決着をつけられたのは良かったと思う。
隼人にとっては妹の仇でもあるわけだからいろいろ辛かったはず。
殺したいくらい今も憎いけど許そうと頑張ってるのがエライよね。

大切な人を守るためなら人を殺せるかという話題になって
非常に悩ましい問題だと思ったけど隼人とツグミが辿りつた答えが
やっぱりいいなって思いました。
「どっちも助ける」って偽善的にも聞こえるんだけどね。
要するに最後まで諦めないってことなのでしょう。
青臭いけどそういうところが隼人の魅力だよね。

あと最後になんだか四木沼喬がいい人になってたことに驚いた。
ツグミのピンチを助けてくれたしそれ以外にもいろいろと頼みごとを
聞いてくれて、亡霊になっても権力は健在なのね。
四木沼喬ってやっぱりよく分からない男だと思いました。

そして恋愛方面の話だけど…
よくよく考えると隼人とツグミは既に親公認で婚約中。
攻略キャラの中で1番恵まれてるので これっぽっちも問題ないんです。
小原秋沙の登場でツグミが嫉妬することにはなるんだけど
それも隼人がこまめにフォローしてくれるからね。
そういうところが抜かりがなくて素晴らしい男だよね。
ツグミをフクロウに誘って人生を狂わせてしまったのではと
思い悩んだりした隼人だけどそれも杞憂に終わり
命の危険にさらされた2人は吊り橋効果で愛はさらに深まった気がする。

好きなシーンは黎雪加に攫われたツグミが帰還した後、
隼人にベットの上でいろいろ事情聴取されるシーンですね。
あれはなかなかのエロさでドキドキしました(/∀\*)
膝枕でスイカ食べるシーンはドキドキよりもうるっとしたかな。
梶くんの演技に聞き入ってしまいました。
それと教会の前での指輪のプレゼントはやっぱりキュンキュンするよね。

基本的にフレンドリーな喋り方の隼人なんだけど
ツグミに大事な気持ちを伝える時だけ かしこまった口調になるんだよね。
前作の時も思ったことなんだけど私はこれがすごく好き。
照れてるのを誤魔化してるのかはよく分からないらないんだけど、
日頃は常に男らしくカッコいい隼人が照れてるのかなって思うと
可愛く思えちゃうんですよね。

一目惚れしたツグミを一途に思い続けというだけで隼人は素敵な人なので
私生活も仕事でも2人にはパートナーとして順風満帆でいて欲しいな。
そしていつか世界一周旅行に行けますように(´∀`*)

余談だけどこのルートではツグミの友達の小瑠璃ちゃんと
隼人の先輩の葦切さんのサブストーリーがめっちゃ楽しかったです。
序盤こそ煮え切らない葦切さんにイライラしたけどね(笑)
ツグミと隼人の応援のおかげで最後に男を見せてくれホッとしましたよ。
こちらのカップルも幸せになれそうで安心しました(ヘ。ヘ)

汀紫鶴 … cv.鈴村健一

売れっ子の恋愛小説家の紫鶴はフクロウの部外者だけどアパートに住み
攻略キャラの中では最年長の大人。
前作では彼の師匠が書いた稀モノの草稿を巡るお話だったので
今回も稀モノ絡みのストーリーを予想してましたが、予想に反し
まさかの反政府運動に巻き込まれる展開でした。
そこで登場するのが鵠居栄という紫鶴の旧友。
この男に仲間になれと勧誘されることで憲兵に仲間だと疑われ
面倒くさいことになっていくわけです。

ツグミとの恋愛については紫鶴が大人の余裕で翻弄する
というよりは本心を見せない紫鶴にツグミがイラつく感じ。
紫鶴の方は恋愛に対して実は臆病なところがあり踏み込めないで
いただけみたいなんだけどね。
そんな中であらぬ疑いをかけられたことで一時的に
アパートから出ることになったりするので
それほど深刻ではなかったと思うけどすれ違ってしまいました。

事件の方は反政府運動にかかわった若者や作家が殺されたりして
結構殺伐とした展開で嫌な気分になりました。
紫鶴ルートでこういう話になるとは思っていなかったので驚いたけど
この時代は作家も自由に書けなくて苦労してたんだということで
なるほどと納得できました。
鵠居栄は自由を求めることと自分が革命の主導者になることへの野心が
いつの間にかすり替わって間違いを起こしたみたいですね。
最後は紫鶴とツグミを拉致して脅迫までしてしまって
間違った理想を止められなくなってたんですかね。
でも最後の最後で紫鶴の想いを理解してくれて良かったです。

その拉致られた紫鶴がツグミを助ける為に鵠居栄に銃を向け
想いを語るシーンがめっちゃカッコよかったです。
あんなに攻撃的な紫鶴はたぶん初めてたよね。
愛する人を守るための行動に撃ちぬかれましたよ♡

あともう1つ、雨の中で紫鶴が強引にキスしてくるシーン。
これもなかなかドキドキで素敵でした(〃ω〃)
大人の余裕で優しく守ろうとする紫鶴より、
余裕をなくした紫鶴の方が萌えますよね♡

そしてシリアスに事件が解決した後にもう一波乱。
ここでようやく稀モノの話になりました(笑)
紫鶴が稀モノを隠し持っていた、というか書いていた。
彼が書いていた自叙伝が稀モノになっていたんですよ。
ツグミがそれを見つけて大騒ぎするんだけど紫鶴は誰にも
読ませるつもりがなく書いていたので困る…というか照れるわけ(笑)
家出して杙梛さんの所に避難するのは思わず笑っちゃいましたよ。
そんな紫鶴の様子がめっちゃ可愛かったです。
しかもその稀モノは読んでも悪い影響はなかったんですからね。
稀モノに翻弄された紫鶴が自分の想いを本に宿らせ
美しいだけの稀モノしたことは素敵すぎる結末でした。

紫鶴とツグミの恋愛についてはバランスの悪かった関係を
対等にするためだったって感じですね。
このルートだとツグミはとても子供っぽく感じるんだけど
紫鶴もまだまだ大人ではなかったんだなって思えました。
今回は彼の悲しい初恋や学生だった頃のこと、家族や先輩との関係を
語ってくれたのでいろんな紫鶴が知れて嬉しかったです。
ツグミに惹かれた理由も最後に教えてくれたしね(ヘ。ヘ)

あと将来の約束をしてくれたのは嬉しかったというより安心した(笑)
なんとなく結婚とは縁遠い印象だったので(^^;)ゞ
でも作家らしい未来予想図は穏やかで素敵だと思った。
遊び人な印象の紫鶴が求めるものは刺激ではなく安らぎの方が
もしかしたら比重が大きいのかもしれない。
なんたって好きになった理由が味噌汁ですから(笑)
まぁラブシーンでは刺激を求めてますけどね。

ただ今回の紫鶴は本当にカッコイイと思いました。
一貫して鵠居栄の誘いを断り続け、最後まで揺らがなかったこと。
それでも尊敬する気持ちを忘れたりはしないところ。
全てを捨ててでも愛する人を守ろうとしたこととかね。
そんなところが以前は感じなかった男らしさを感じて素敵でした。
そして大人の余裕を装っていただけだったという真実が可愛くて
キュンキュンしてしまいました♪(〃∇〃)

鷺澤累 … cv.櫻井孝宏

医者を目指して医学部に通う爽やか青年は実はカグツチの元リーダー。
いろいろあったけど今は本当に医者を目指す普通の学生です。
そして攻略キャラの中で最も不憫な出生の秘密は本当に胸が痛みます。

このルートでは帝都に再びカグツチが現れたという噂が流れ
ちょっとだけ累が疑われるというところから始まります。
そして登場するのが舞台俳優の男装の麗人・錐合蓮です。
彼女がカグツチの真似事をしてたんだけど稀モノを生み出す人でもあった。
そのせいで四木沼喬に囚われてて…
何故か累に四木沼喬を殺して欲しいと頼んでくるわけ。
それと服役中の四木沼喬は替え玉を使って脱獄して登場するので
序盤から嫌な展開でしたね。

累は産みの母親である四木沼薔子との関係に悩むというか
どう接すればいいか困ってました。
育ての母を思う気持ちがあるから実の母親に素直になれないのが
見ててもどかしかったです。

あとはツグミとの関係も序盤からずっと悩んでましたね。
唯一アパートに住んでないし、学生と社会人という2人が
なかなか会えずにすれ違うのからね。
累は愛し方が病的なところがあるので独占欲を抑えるのが辛そうでした。
抑えられずに我儘言ってましたけど。
それがかなり大人なエロティックな展開でドキドキでした(〃ノωノ)

事件の結末はなんと薔子さんが大活躍して超平和的に解決。
まさか四木沼喬の赤ちゃんが出来たってミラクルすぎる(笑)
これは予想できませんでしたよ~
ちなみに錐合蓮が稀モノを書けてしまう絶望の理由は
性同一性障害で私の予想が的中してました。
もしかしたら多重人格かなぁ~とも思ったけどね。
やっぱり男装の麗人になった理由もあるしそれがしっくりくるよね。
とにかく刃傷沙汰にはならずに心温まる大団円でした。
「子はかすがい」とはよく言ったもんだ。

あと累がやっと薔子さんを母として受け入れることが出来て
「母さん」と呼んであげるんだけどこのシーンがめっちゃ泣けました。
喜怒哀楽に乏しい薔子さんが累に抱きついて泣くんだもの…
本当に良かったなって思って感動してしまいました。
子を愛する母親って素敵ですよね。

そして累とツグミのエピローグもめっちゃ良かった。
教会で結婚の約束するという定番のエピソードなんだけど
いつか一緒に暮らすことを目標にする約束っていうのが素敵で
途中で独占欲丸出しでエロティック展開を見せたとは思えないほどの
ピュアなラストシーンに感動させてもらいました。

正直に言うと累の直球過ぎる愛情表現がちょっと苦手で
賢くて計算高く強引なところがあんまり萌えないんですよね。
不憫なところにはかなり萌えるんだけど(笑)
でも今回は強引さは控えめでいろいろと思い悩む様子にキュンとできた。
とにかくラストシーンでだいぶ好感度が上昇したかな。
前作では自分の気持ちを押し付ける強引さがダメだったので(^_^;)
早く素敵なドクターになってツグミと素敵な家庭を築けるといいね。

星川翡翠 … cv.逢坂良太

フクロウの探索部所属で火を操れるという特殊能力を持っている翡翠。
前作では亡くなった母親についてのお話だったんだけど
今回は生き別れになってる異国人の父親が現れるというお話でした。
それに黎雪加がニセ父親を登場させて拉致して翡翠を脅したり、
一方では実はすでに死んでいるらしいという情報も出たりして
てんやわんや大混乱するわけです。
本当の父親は名前を変えて意外なところにいたという真相でした。
まぁぶっちゃけ序盤で登場するヒタキの英語の先生が翡翠の父親だろうと
すぐに予想が出来ちゃうけどね。
外国人の登場人物は少ないのですぐ分かっちゃうよ(笑)

途中でニセ父親にオランダに一緒に行こうと言われて
翡翠とツグミが離れ離れになることを悩むんだけど
それも取り越し苦労で終わって、なんだったんたって感じ。
でも翡翠が自分の居場所を再確認するキッカケになったようなので
2人の葛藤は無駄じゃなかったんだろうね。
本物の父親・ハンスさんがいい人で母親のことを真剣に愛していたことも
ちゃんと分かって良かった、親子の再会は素晴らしい結末でした。

黎雪加との最終決戦は境遇が似ている翡翠が彼の友達になって一件落着。
死んだことにして逃がしてあげるという優しい結末でした。

そして恋愛方面の話だけど…、私は萌えれなかった。
翡翠はいい子だと思うんだけどやっぱり子供過ぎるんだよね。
悩んで葛藤するのは仕方ないけどちょっと泣きすぎじゃね?
ツグミに励まされてるのが頼りなくてさ(^_^;)
なのに大人なシーンではやることやってるのがね。
そのギャップに私は萌えられず違和感を感じてしまうのです。
でも嫌いじゃないよ、いい子なのでとても好き。
だから幸せな結末には「良かったね」と祝福してます(ヘ。ヘ)

余談なんだけどこのルートでの昌吾が猛烈に可愛かった。
特に煎餅エピソードは最高でしたよね。
翡翠が心配なのに素直に言えないとか可愛すぎるのよ~
翡翠には申し訳ないけど萌えまくってしまいました。
だって昌吾が可愛すぎるんだもの仕方がない(´∀`*)

◇クロユリについて。

隠しルートの「クロユリ」の話は隠さんの事件で犠牲になった人の
弟が復讐するお話でした。
黒百合の花言葉が復讐ってことでそれがモチーフになってます。
各ルート全てに登場しながら事件に関わらない書店主の夜野桐彦が黒幕。
これについては早い段階で気が付いてしまったんだけど
復讐相手や事件内容は予想外で驚きました。
それからヒタキについても予想できませんでしたねぇ~
でもなるほどあり得るよなって思いました。

夜野桐彦を演じた松岡くんはさすがで素晴らしかったです。
ツグミが攫われて暗闇の中いろいろ囁いてくるシーンはヤバかった。
狂気に転じた時の演技は秀逸で本気で恐怖を感じました。

このルートの終幕は大団円なわけだけど攻略キャラクターと
微妙な関係でのエピソードがあって新鮮でした。
杙梛さんと燕野くんとのCGありのエピソードも良かったです。

ただちょっとボリュームありすぎで疲れました。
全てのキャラクターをフォローして、いろんな設定を補完してるのは
面白かったし興味深くはあったけど詰め込み過ぎだと思いました。
そこはもうちょっと割り切ってスタイリッシュに纏めた方が
良かったんじゃないかと私は思います。
だって乙女ゲームは大団円を見たいわけじゃありませんから。
あくまでも攻略キャラとのハッピーエンドが見たいのです(^_^;)

でもまぁ隠さん事件をしっかりと決着出来て良かったです。
それに前作では殆どなかった攻略キャラ同士が仲良く会話したり
協力して事件に立ち向かうのが見れたのは嬉しかった。
1年でちゃんと仲良くなれたんだなぁと感じられました。

☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。★─☆。o゚。

<コンプ後感想>

◇ストーリーについて。

各攻略キャラとの恋愛のその後が見れて良かったんけど
事件もしっかりがっつりあって正直そこは疲れましたね(^^;)ゞ
まぁさすがニルアドって感じではありましたが(笑)
ファンデスクではなく完全なる続編だと思う。
でも恋愛方面のお話もしっかり描かれてて申し分なく楽しめました。
主要サブキャラとのエピソードも楽しかったし
今回起こった事件もハラハラドキドキで面白かったです。

ただどのルートでも犯人の良いところを見出し救済するという展開は
あまりにも偽善的でちょっと違和感を感じてしまった。
ストーリーとしては成立してるし納得できるんだけど
全部のルートでそれだとなんだかなって思ってしまいました。
1人ぐらい救いようがない悪人がいてそれを裁く展開があった方が
スカッとして気持ち良かったのになぁ~ってね。

あと別にいいんだけどちょっと気になったのは
前作で攻略キャラはそれそれのルートで明かされる事柄が違うのに
今作ではどのルートでも全てを共有してたよね。
累がカグツチのリーダーとか隼人が八代財閥の御曹司とかって
攻略制限かかるほどのトップシークレットだったはずなのに…
それに隠さんについては殆どのルートで事件が明るみにならなかったはず。
でもその矛盾にツッコミを入れてはいけないんでしょうね(笑)
スタッフさんもそこは割り切ったんでしょう。
その方が混乱しなくて分かりやすいしね、いい判断だと思います。

◇キャラクターについて。

殆どのキャラが前作と変わらない印象です。
でも攻略キャラとは関係が深くなったこともありちょっと気持ちに
変化もあるかなぁ…

とりあえず萌えキャラランキングはこんな感じ。
【1】鴻上滉(cv.岡本信彦さん)
【2】鵜飼昌吾(cv.木村良平さん)
【3】尾崎隼人(cv.梶裕貴さん)
【4】汀紫鶴(cv.鈴村健一さん)
【5】鷺澤累(cv.櫻井孝宏さん)
【6】星川翡翠(cv.逢坂良太さん)
5位と6位が入れ替わりました。
累は前作よりも凄く成長してて私の不憫萌えもあって好感度が上昇(笑)
逆に翡翠は子供っぽさが際立ってて好感度がダウンしました。
でも殆どのキャラが素晴らしく成長して感動しましたね。
まぁ滉は他の5人に比べてあまりにも変わってなくて驚いたけど。
それでも相変わらず1位が揺るがないのは不憫+ツンデレ+不器用という
私の萌えポイント三拍子が揃っちゃってるからなんでねぇ。
とにかくツンデレ最強なので上位2人は変わらんでしょう。

サブキャラについては今回は杙梛さんとの会話が楽しかったです。
ツグミが前作よりも強くなってたので駆け引きみたいな会話は
どこのルートで笑わせてくれました。
あとはやっぱり朱鷺宮さんは今回もカッコよくて素敵でしたね。
昌吾ルートでブチ切れてくれたのはスカッと気持ち良かったです。

新キャラについては…特に感想はないかな。
殆どが事件を引き起こす人なので振り回されていい感情になるわけない。
中でも1番苦手なのは雀部忠清かな、卑屈すぎるとこが気持ち悪いです。

苦手なキャラと言えばヒタキですよ。
前作では火傷で入院していて殆ど出てこなかったので
今回初めてしっかり関わったんだけどこんなに子供で我儘だったとはね。
しかも攻略キャラによって態度を変えるのがねぇ~
滉に対する態度はマジでムカムカしてました。
私が姉ならあんな弟ひっぱたきますよ絶対(笑)

◇主人公について。

各ルートで成長度合いが違ってたけど相変わらずいい子でした。
周りのアドバイスを考慮しつつも時には突っ走ってしまうという
塩梅がちょうどいいんですよね。
攻略キャラに頼りすぎず自分で何とかしようとしちゃうのが
良いところでもあり厄介なところでもありますが
そこが愛される理由でもあるのでしょう。

◇オマケについて。

前作と同じでボイス付きの短編物語が読み応えあり。
攻略キャラには立ち絵とCGありのアフターストーリもあって大満足。
まぁキャラクターによってはこの人の短編いらないなって思うのも
ありましたけどね(笑)
それから前作にはなかった特別附録が攻略キャラそれぞれにありました。
不思議の国のアリスをモチーフにしたお話になってるんだけど
素敵な演出でとっても良かったです。

◇その他いろいろ。

システムなどはオトメイトの通常仕様。
ニルアド前作とほぼ一緒で特に問題なかったと思います。
でもやっぱりシステムボイスは最初っから全部選択させて欲しいかな。
私は最初っから好きなキャラに喋ってもらいたいのでね。

◇総評。

いろいろ思うところがなくはないけど総合的には非常に良かったです。
なんだかんだ恋愛部分がしっかりあることが大事ですからね。
事件の話を重視しつつ恋愛に重きを置いてくれてるのは素晴らしい。
今回は続編ってことだったので次は恋愛要素オンリーのFDがあるなか?
私としては望んではないけどアニメ化するようだし
それに合わせてFDの可能性はあるのかもと期待してます。

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