キノの旅 -the Beautiful World-
12話(最終回)。
羊たちの国
感想。
草原をまったり走るキノとエルメス。
羊の群れと遭遇。
平和な光景のはずなのに なぜか羊たちが追いかけてくる。
慌てて逃げると前方にも更に羊の大群(笑)
道を逸れて逃げるけど ひたすら追いかけてくる羊たち。
何か羊の恨みを買うようなことしたのか?
しかし更なるピンチ。
羊に追い詰められて断崖絶壁へ。
やむを得ずエルメスを置いてキノだけ崖を滑り降りて逃げる。
ほとぼりが冷めたら迎えに行くってことになったけど
旅の中でキノとエルメスが離れるのって初めてで
なんか嫌な感じがするね。
だって宿の部屋でも一緒にいたからさ。
何となく不安になってしまうよ。
それにしてもなんで羊はキノを追いかけるんだろう?
崖の下を川に沿って歩くキノについてくる。
人間に何か恨みがあるのか?
とりあえずキノは羊の姿が見えなくなってから崖を上ると
白骨死体を発見する。
これって羊から逃げきれなくてなのか?
ちょっとマジで羊さんたちが怖いんですけど(・_・;)
でもキノは車をゲット出来て反撃開始。
羊さんたちに容赦ないのはさすがです(^_^;)
炎の中で羊を撃ちまくるキノは恐ろしい殺戮者。
生き抜くのってホント大変だね。
けどキノが強い理由はもう知ってる。
彼女はいざとなったら人を殺せるんだもの。
あの崖をエルメスでジャンプする勇気も凄い。
出来ると信じる強い気持ち。
そういうのも生き抜くための必須なのかもね。
キノの迷いがないところがカッコイイと思う。
それはともかく次の国で分かった羊が追いかけてきた理由。
戦わせる為に品種改良された羊を動物愛護だと言い出して
草原に放したということでした。
羊さんたちが好戦的なのは人間の身勝手さによるもの。
なんかこういうの現実にもよくある話で納得です。
動物は最後まで面倒見ないとダメだよね。
そして旅の終わり。
キノがなんとなく哲学的なことを話すけど
分からないふりして話を茶化すエルメスがいいよね。
でも本当はちゃんと理解してるんだ。
キノが眠った後に言ったエルメスの言葉、
「キノ、ここまでの旅 楽しかったよ」
これに集約されてると思った。
言葉では言い表せない2人の絆のようなもの。
それを感じられたラストシーンはとても素敵でした。
もしかしてキノはこのまま眠り続けて旅は本当に
終わってしまうのかもしれないと思ってしまったけど
エルメスが「ちゃんと起きるんだよ!」と
念押ししてくれたのでホッとしました(^^;)
ちゃんと目覚めてまた新しい旅が始まるんだよね。
正直、アニメを見る前と後では印象が全く違ってしまった。
絵の雰囲気からほのぼの癒し系アニメだと思ってたので(笑)
だからストーリーの残酷さには驚かされました。
人間の本質をテーマにしたお話はどれも興味深く
心に深く刺さりました。
とはいえ陸を始めとする可愛いものには癒されましたよ。
キノとエルメス以外のコンビの話も面白かったし
シュールな会話も楽しめました。
本当に素晴らしい作品だと思います。
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