ケメコの唄(1968年 松竹映画) | 映像・音源で振り返る グループサウンズ フォ-クソング

  

 

 

アングラ・ソング  「ケメコの歌」  が1968年に映画化されました。

カラ-ではなく白黒映像と言うのがいい。

 

 

この曲、もともとはアマチュアバンドが余興で歌っていたのですが、

 

面白い!これはいける!

 

曲を聞いた 「ザ・ダ-ツ」 が、自分たちのレパ-トリ-に加えました。

1967年11月に毎日放送で歌ったところ、運良くレコード会社の目に留まりレコ-ド化。

 

しかし、レコードは競作となりました。

 

対抗馬のザ・ジャイアンツが歌う 「ケメコの唄」も、それなりにヒットしました。

また、イーグルスが LPレコード に収録、さらにファイヤーバーズもソノシートにて発売。

個人的にはイーグルスの「ケメコの歌」が好きですが、好みがありますので・・・

 

 

 

 

さらに、私が「私が本家のケメコよ!」と名乗りをあげて「松平ケメ子」がレコード発売。

 

 

 

 

 

ここまで来ると、もうメチャクチャだ。

しかし松平ケメ子の「私がケメ子よ」と「ケメコの歌」はGS好きにはたまらないサウンドで仕上がっている。

 

 

雑誌の企画で「ザ・ダーツと松平ケメ子」が対談も行われました。

 

 

 

映画では「ジャイアンツ」がスーパーの店員役で出演。

素晴らしい演奏を聞かせてくれる。

 

関係ないが、テレビドラマにも出演。

 

 

 

ダーツは映画には出ませんでしたご、他の映画やドラマでの演奏シーンが残されています。

さらに「スイング・ウエストの神田共立リサイタル」 にテンプターズやフェニックスと共にゲストで出演しています。

 

 

 

その後の「ダーツとジャイアンツ」ですが、ダーツはムード歌謡の世界へ。

ジャイアンツは最後までグループ・サウンズを貫きましたが年内に解散。

 

1980年代、テレビの企画で 「ザ・ダーツ」 は再結成。

インタビューでは、20年ぶりにメンバーと再会し涙が出てきたと語っていました。

 

ちなみに映画「ケメコの唄」は、1995年にビデオテープで発売。

時代はDVDになりつつ、ビデオテープは相手にされませんでした。

さらに「ケメ子の唄」は、なぜかDVD化もされませんでした。

内容に危ない言葉が色々使われていますが、原因はわかりません。

 

 

映画の話に戻します。

 

人生うまくいかず「人生に絶望した二人の男性」がビルの屋上で出会う場面から始まる。(川崎敬三と谷幹一)

なぜか意気投合してしまい、人生やり直す事にした2人 。

そこへケメコが現れ、無理無理に2人の後をつけていった。

川崎敬三の家に着いたら、ジャイアンツがバンド練習をしており、ケメコが突然踊り出す。

その踊りを見た二人は

 

この子をスターとして売り出してお金を儲けよう!

 

と考えて芸能事務所に売り込み。

 

そんな時に、テレビのゴーゴーコンテストにケメコは出場した。

 

演奏はダイナマイツで、「夢が欲しい」の曲に合わせて踊る若者たち。

最後まで残ったケメコが優勝してしまった。

 

そして、ケメコはスターになって人気者になった。

しかし、連日のテレビ出演や取材にウンザリするケメコ。

 

そして普通の女の子に戻りたいと、昔の不良仲間の元に戻ってしまった。

 

と言う、よくわからない内容でした。

 

映画の見どころは「ダイナマイツ」の演奏シーン。

グループ・サウンズの映像はあまり残されていないので貴重だ。

「ダイナマイツ」は別の映画にも出演。

映像はまたの機会に・・・・・

 

こう言うのを集めて、GS特集をDVDにいつかしたいものだ。

欲しい人はいるのだろうか・・・