全てが上手く行く訳じゃない | hirochanのブログ

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菅総理はコロナ対策としてワクチン接種の加速に相当尽力しましたし、東京2020も安倍元総理の路線を引き継いで強行突破してのけました。
それなりの功績が有ったにも関わらず、いかんせん発信力不足から内閣支持率が急落して総選挙の顔として相応しいと思われなくなりました。
そこで若手議員を中心とする団体から辞職への圧を受け、また守ってくれる同僚議員に乏しく、形の上では自発的に自民党総裁職を辞任する決断に追い込まれたのでした。
途中までは上手く行っていて総裁選にも前向きだったのに、人生全てが上手く行く訳ではないのですね。


そう、人生全てが上手く行く訳じゃない。
と時々思うことがあります。

そんな時、僕は伊集院静の『ひとりで生きる』を読み返す様にしています。

「ひとりで生きる」とは「孤独な時間を生きる」ことです。
それを通して人は強くなるし、美しくなる。
伊集院静はだいたい、そんなことを言いたいのではないかと僕は理解しています。


9月8日(水曜日)
サンガレージに車を修理に持っていく約束の日でした。
出掛けに電話を入れると、所用があるので1時間後にして欲しいと言われたので、「丸源ラーメン」を食べてから行くことにしました。


何時も行く「丸源ラーメン」はお客が僕一人でした。
入っていくとカウンター席へどうぞと言われました。

僕はこのカウンター席へと言う言葉が兎に角嫌いなのです。
席は大量にあるのだから、お好きな席へどうぞと言うべきだろうと思うのです。

ランチメニューのAセット(肉そばとチャーハン)をたのみました。


前菜に野沢菜醬をいただきました。
野沢菜風キムチの様なものです。
不思議とこれを口に入れると辛いのですが、味覚が研ぎ澄まされるような気になります。


肉そばは何時食べても絶品です。
いつもの様に揚げニンニクをトッピングして食べました。
幾度となく食べて感じることは、やはりスープと麺に尽きるなと言うことです。

スープが絶妙で、麺が僕の好みに合っているから美味しいと感じるのだろうと思います。


チャーハンは見た目より飯がカサカサしていて味気がなくて超食べにくいのです。
そこで、レンゲですくって肉そばのスープに浸して猫飯の様にして食べる方法を考えつきました。
関西風の食べ方かと思いますが、結構いけます。

人生も同じだなとつくづく思うのです。
一筋縄ではきついことが多いのです。
そう言う時、他人と協力し合ったり、励ましあったりしてテンションを上げるように努力します。
それが社会人ではないでしょうか。


「丸源ラーメン」を後にしてサンガレージに行きましたが、その場で修理はしてもらえず代車に乗って帰って来ました。
また、自動車修理という用件を抱えてしまいました。
腰痛・脚痛
前歯の矯正
健康診断
仕事の細々したノルマと同調圧力

などなど気にかかる用件は無限にあります。


そんな時、心屋仁之助の『強がらない』も心の支えになってくれます。
ある種、僕が以前から提唱していた「諦念の哲学」に通ずるものがあります。
「強がらないで生きると折れようがない。」
「自分がやらなくても誰かがやってくれる。」
「後悔と反省をやめると毎日が輝く。」
などなどです。


僕はどちらかというと、せかせかするのが大嫌いで、せかせかせざるを得なくなると鬱になってしまいます。
だから、やらないといけないことが山積みになるとアウトな性格です。

のんびりと広い書店を時間をかけて散策できる余裕がないとやってけないのです。


こんな僕の人の様な人のために『もうダメだ!と思った人が読む本』があります。

心や体が疲れてやすらぎが欲しいときに読むことばとして

「すべての傷を縫合するものは時日である。(夏目漱石)」
「黙ってこらえているのが一番苦しい。
盛んにうめき、盛んに叫び、盛んに泣くと少し苦痛が減ずる。正岡子規)

いずれも至言であると思います。

僕はどちらかというとメンタルが弱い人間だと思っています。
それゆえに、人の弱さを叱る人間に対してこの上もない嫌悪を感じます。

菅総理、あなたはよくやった。
人生の全てが上手く行く訳ないじゃないですか。