梅田阪急百貨店を後にした僕が向かったのはグランフロント大阪北館のナレッジプラザでした。
途中芝田1丁目を通ると11月16日にオープンしたばかりの「LINKS UMEDA」を含む「ヨドバシ梅田タワー」が聳え立っていました。
梅北にまた一つ複合商業施設が増えたことになります。
梅田は日を追う毎に進化しています。
グランフロント大阪北館へ向かう道すがら右手に「千鳥屋宗家」があって大阪名物「みたらし小餅」を売っているのが見えました。
お土産に丁度いいなと思って、話しかけてくる女将に帰りにまた寄りますと言って通り過ぎました。
グランフロント大阪北館に入って中を通ってナレッジプラザに着くと高さ8mの「Brilliant Tree」が出現しました。
ベルギーの世界的イルミネーションメーカー「グローバルコンセプト社」の新作コレクションです。
ナレッジプラザをいっぱいに使った優雅で贅沢なクリスマスツリーでした。
クリスマスツリーの下部にあつらわれたヨーロッパの家紋の様な模様が印象的でした。
上から吊るされたミラーボールはクリスマスツリーを求心力として浮遊し調和を保っているようなに感じられました。
17:00から長谷川喜美氏演出によるオリジナルライティングショーが始まるのですが、そこまで待てなくて後ろ髪を引かれ思いで会場を後にしました。
帰りはグランフロント北館の中を通らず、ナレッジプラザから直接外に出て梅北へと歩いていると右手に大規模な工事が行われていました。
工事現場の人に聞いてみると東海道支線の地下化と新駅「うめきた」を作っているようでした。
僕は約束通り「千鳥屋宗家」に立ち寄りました。
女将はたいへん親切な方で僕を店の中に招き入れてお茶を出してくれました。
僕はお土産に「みたらし小餅」を二つ買うことにしました。
「千鳥屋宗家」を出て芝田に戻りました。
そしてスクランブル交差点を渡りバスターミナルを通過して阪急3番街へと出ました。
目的地は「ラーメン神座」です。
三重県には「ラーメン神座」がないので大阪に来る度に立ち寄るお店です。
何時もは「チャーシューラーメン」を食べるのですが持病になった胆嚢炎を気遣って「野菜いっぱいラーメン」を注文することにしました。
「ラーメン神座」の一番の売りは絶品の透明スープとそのスープと最初から馴染んでいる絶品の麺のコンビネーションです。
病みつきになる味わいです。
今日はおろし大蒜をたっぷり入れて食べました。
三重にいるときは夢に出てきそうなぐらい食べたくなるラーメンです。
時間をかけて心ゆくまで堪能しつくしました。
帰り道、僕は今回の大阪滞在の間に体験したことを撮った写真を眺めながら振り返っていました。
その中でも阪急百貨店のコンコースに展示されていた7つのクリスマスディスプレイが目にとまりました。
それは「くるみ割り人形」に纏わるクララの物語でした。
クリスマスの風物詩「くるみ割り人形」が劇場で始まろうとしています。
人々はそれを見ようと劇場へと足を運びます。
クララはおじさんから「くるみ割り人形」をプレゼントされました。
クララはその「くるみ割り人形」を気に入りました。
しかし、兄と奪いあいになって「くるみ割り人形」を壊してしまいます。
真夜中の12時に鐘が鳴ったとき、クララの身体は人形ほどに小さくなってしまいました。
そこにネズミの軍隊が現れます。
そして「くるみ割り人形」が率いるおもちゃの兵隊たちと戦い始めました。
クララの投げたスリッパでネズミの女王は倒れ「くるみ割り人形」にかけられていた呪いの魔法が解けました。
魔法の解けた「くるみ割り人形」は凛々しい王子に姿を変えました。
「くるみ割り人形」はお菓子の国の王子だったのです。
王子はクララをお菓子の国に誘いソリに乗ってお城へ向かいました。
ソリから見た雪の国はキラキラ真っ白でした。
到着したお菓子の国は角砂糖でできていました。
お菓子の国の精たちにクララの大活躍を伝えると歓迎のパーティーが開かれました。
甘く夢のようなひとときを過ごすクララですが、楽しい時間はあっという間に過ぎて、やがてうとうと眠ってしまいました。
クリスマスの朝、クララは自分のベッドで目を覚ましました。
ゆうべの出来事は夢だったの.............?!
クララは「くるみ割り人形」をぎゅっと抱きしめました。
クララがクリスマスに見た夢をモチーフにした7つの人形によるディスプレイでした。
細部に渡るまで楽しく色鮮やかに表現されたディスプレイに創作者の並々ならぬ情熱を感じました。
大阪を代表する梅田阪急百貨店のクリスマスディスプレイ。
来年がまた楽しみになりました。
それでは皆さん
Merry Chrstmas