今回は、各セラピーの紹介が中心になってます。
本日は1家族療法 です。語弊覚悟ですが、家族療法、短期療法はコミュニケーションを治療の対象として扱います。
テキストでは5章(後半)です。
⚪️おおまかな歴史
家族療法のはしりは、アッカーマンー1930年代精神分析療法を家族療法として使えるか検討したことに始まるとされます。理論的には一般システム理論の興隆も大きな影響がありました。
その後世界各地で広まっていき、イタリアはミラノ派、イギリスでボストン派などが発展。
なお、(テストにはでませんが)おおもとのアメリカでは1980年代以降、ホフマン という女性によって、様々な学派の統合が図られています。
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★今回のポイント★
1 家族療法
大きくわけて3つの学派がある
(1)多世代派(ボーエン派)
(2)コミュニケーション派(MRI派+戦略派)
(3)構造派
2短期療法
2つで1つ。
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①学派、②主な人物、③キーワード、④セラピーの仮説と目標
1家族療法
(1)①多世代派(ボーエン派)
ー ②Bowen,M.
ー ③分化・融合、ジェノグラム
ー ④問題の歴史的推移を重視。
症状 = 個人の感情・知性の融合(未分化)が対人関係に現れたもの。
セラピスト(モデル・コーチの位置付け、高度に分化している人)がジェノグラム(家系図)を用いて、情報を集め家族の自覚(個人の分化、家族関係の変化)を促す。
(2)-1
①コミュニケーション派(MRI派 *1)*2
ー ②Jacson,JJ. Weakland,J.
ー ③円環的因果律、課題の指示
ー ④問題の機能を重視。
症状 = 問題の相互作用の悪循環。
セラピストが悪循環(偽解決)をみつけ、システム内のコミュニケーション・行動に変化を促す。
*全員の集合は求めないため、面接に参加していない人へのアプローチもできる。問題解決志向型で、家族の主訴からアプローチしていくことが多い。
(2)-2
①コミュニケーション派(戦略派) *2
ー ②Haley,J
ー ③逆説的介入、リフレーミング (←ワンセットで使われることが多い)
ー ④問題の機能・構造を重視。
症状 = 家族内の相互関係の隠喩=(その家族内の)階層の地位
行動連鎖 ⇆ 家族階層 という想定で、どちらかをかえることで、症状の変化を狙う。
(3)①構造派
ー ②Minuchin,M
ー ③ジョイニング(≒ラポール、セラピストが家族システムの一部として関わっていくこと)、エナクトメント(面接中、当事者同士で実際の場面を再現してもらうこと)
- ④問題の構造を重視。
症状 = 家族構造の歪みが、個人に現れたもの。
歪みは以下の3つで説明される(境界、提携、勢力)
家族関係を適切なものへ再構造化(個人の成長が最もうながされる状態)することで、症状の変化を狙う。
*1 Mental Reaserch Instituteの略。
アメリカのカリフォルニア州(パロアルト)にある研究所。ベイトソン,G.の統合失調症の家族研究プログラムに参加していたメンバーが創設。
*2
①(2)+(3)学派の 源流(おおもと)
ー②Bateson,G.
ー③ダブルバインド(二重拘束)
ー④セラピーではないので割愛。
ベイトソンは、人間科学をはじめとした様々な分野でシステム論的思考を取り入れた研究をしたという意味で、影響力が強い人物。その後の臨床家に多大な影響を与えている。
以上参考文献
現代のエスプリ別冊 臨床心理学入門事典 至文堂
家族療法についての説明
⚪️家族療法(日本を代表する臨床家による初回デモ)ってこんな感じですの参考に。
来談者中心療法以外のイメージに。ことば の意図(見立て)を感じることができるんじゃないかなと思います。