比叡山

 火曜日の休日。この飛び石連休に、夏に行けなかった北アルプスでも行こうと思っていたのだけど、仕事のスケジュールの都合がつかず、断念することになった。そこで日帰りで登れる山として比叡山に登ることにした。ちなみに、大学から公務員時代まで13年間京都に住んでいたが、比叡山には一度も登ったことがなかった。


 京阪電車で出町柳駅まで行き、叡山電鉄に乗り換える。叡山電鉄は未だにPiTaPaなどのICカードが使えず、切符を買う必要がある。駅員のいない駅もあり、降りる時は切符を乗務員に渡して降りる。路面電車やバスに近い感覚かな。


 修学院駅で降りて、登山道を歩く。登山道は整備されているけれど、低山のため展望はほとんどない。森歩きが好きな人にお勧めかな。2時間半ぐらいで山頂に着くが、山頂の三角点があまりにひっそりした場所にあって、なかなか見つけ辛い。


 帰りをびわ湖側に降りるか、京都側に降りるか迷ったが、京都側に降りることにする。途中、延暦寺の建物に少し寄って、八瀬比叡山口を目指す。この登山道はあまり人が歩いていないのか、踏み跡が少なく、何度か道を間違えそうになった。「山と高原地図」のアプリを見ながらだったので、すぐに間違いに気付くことができてよかった。


 下山後は銭湯に入る。京都は学生街のためか銭湯が多く残っていて、登山後に汗を流すにはいいところだ。登山口に銭湯を作ったら、それなりに採算取れそうだし、登山者も増えると思うけれど、どうですかねぇ。

 今年の8月は仕事で忙しく、天候も不順だったので、一度も登山に行けず。というわけではないが、今日は六甲山に登る。普段、登山は一人で行くのだけど、来月に同期の弁護士と立山に登る予定にしていて(私はガイド役を頼まれた)、その足馴らしも兼ねて3人で登ることにした。


 三連休の中日ということで登山者が多く、所々で渋滞が発生するが、最近の六甲山はいつもこんな感じなので、無理せずのんびり歩く。3人で登るということもあって、いつも持ち歩かないバーナーでラーメンやコーヒーを作り、沢のほとりで涼むのも楽しかった。


 今回持参したバーナーは、ジェットボイルというブランドのもの(PCS FLASHという型番)。バーナーとコッヘルが一体化できて、熱効率がいいので、とにかく速くお湯が沸く、という評判だったけど、実際に使ってみて、評判どおりお湯を沸かすのは凄く速い。一体化されたコッヘルが縦長なので、調理には向かないが、せいぜいラーメンやパスタなどの麺類を茹でたり、スープやコーヒーのためにお湯を沸かすぐらいしかしないのであれば、これで十分だと思った。



 下山はいつもどおり有馬温泉へ。途中の下山路が先月の台風11号のせいか、所々崩れていて、応急処置がされていた。また、いつも日帰り温泉でお世話になる「かんぽの宿」も台風の被害にあって休業中だった。今年の8月は全国的に台風や豪雨による災害が多かったが、六甲山でもこんな状況になっているなら、8月に無理してアルプス登山をしなくて正解だったかもしれない。



 友人の誘いで、阪神×巨人戦を見に甲子園に行ってきた。プロ野球観戦は4年ぶりぐらいで、前回の甲子園観戦は、阪神が負けた記憶がある。しかし、最近調子が悪いとはいえ、一応優勝争いをしている9月の段階で阪神×巨人戦のチケットがとれる(チラホラ空席もあった)というのは、星野、岡田時代には考えられなかった。やはり人気はジワジワ落ちているのかもしれない。そういえば、私も今年はテレビでもほとんどプロ野球を見ていない。


 試合は、初回にいきなり能見が4失点してしまい、万事休す。今日の試合見ている限りだと、優勝は絶対無理だし、下手するとクライマックスシリーズ進出も危ない。でも、ライトスタンドに吹く風は気持ち良かったし、まぁいいか。


 大阪府就労支援事業者機構が開催した協力雇用主セミナーに子どもの権利委員会の弁護士有志とともに参加した。


 弁護士有志で、就労した少年が些細な私生活上のトラブルを適切に解決できずに退職してしまう、というストーリーの寸劇を演じ、そのストーリーに潜む法律上の問題点について私が講演した。


 今年の2月から、保護観察所、就労支援事業者機構との勉強会を重ね、今日のセミナーに参加し、弁護士有志がある程度組織的に、協力雇用主の法律相談を行うという枠組を作るところまで漕ぎ着けた。


 弁護士費用をどうするか、相談範囲をどの程度絞るか、協力雇用主と少年とが対立する問題にどのように関わるか、などなど問題は山積みである。しかも、弁護士側の相談窓口を私の事務所に置くため、責任は重大だ。


 しかし、保護観察所、就労支援事業者機構、協力雇用主、弁護士有志ともに「非行少年の立ち直りのために安定した就労が必要で、そのために力を尽くしたい」という思いは同じはずだ。上手くいかないこともあるはずだけど、協力して乗り越えたいし、乗り越えられるはずだ。


 社会復帰した非行少年の立ち直りにどのように関わっていくか、という問題は、少年院の法務教官を辞めて弁護士になった私にとって、人生のライフワークである。それに協力していただける方が、こんなにも多くいることに感謝したいです。でも頑張らなきゃいけないのはここからです。

 お盆前に受任した少年事件について、裁判官に対し、職権で観護措置を取消すよう申立てをしていたが、本日ようやく取消してもらうことができた。審判の5日前なので、ほんの少しの期間だけど、少年の更生にとって必要がなければ身体拘束はないに越したことはなく、実際、少年も喜んでくれた。


 少年事件で観護措置が取消されることは、成人の刑事事件で勾留に対する準抗告が認められることに比べると、そんなに珍しいことではない。家庭裁判所の裁判官も、少年の生活状況が大きく崩れておらず、受験、学校への通学など、身体拘束が続くことが少年の更生にとって不利益だと認められれば、比較的柔軟に観護措置の取消しを認めてくれる。付添人の役割は、裁判官を説得できる材料、情報を集めてくることだ。


 もうすぐ2学期が始まる。少年にとってこの2学期がこれから長く続く人生の分岐点になればいい。