明石焼き

 明日から神戸で全国付添人経験交流集会が開かれる。それに併せて、今日から恒例になっている大阪弁護士会子どもの権利委員会の旅行に出発する。


 まず、兵庫県明石市にある児童自立支援施設「明石学園」の見学。児童自立支援施設の見学は、少年院の見学と違って、直接子どもと触れ合えるので、実際の処遇の現場の雰囲気を知ることができ、とても楽しい。施設見学に対応していただいた職員の方は、施設退所後のアフターフォローの必要性を話されていて、少年院でも児童自立支援施設でも課題はそんなに変わらないんだと思った。


 その後、明石焼き体験ができる店で、明石焼きを自分で焼いて食べた。たこ焼きとは違い、生地が水っぽいので(ほぼ卵だけ)、引っ繰り返すタイミングが難しかった。


 その後、淡路島のホテル「夢海游淡路島」に泊まり、一緒に行った弁護士たちと懇親会。結局、部屋飲みは2時過ぎまで続いた。毎年この旅行の金曜日の夜は、日ごろ委員会活動を共にしている先輩・後輩・同期と腹の割った話ができるので楽しく、刺激になる。この旅行にはベテランになってからも参加し続けたい。


 今日は司法修習生の同期の同窓会に参加した。私を含めた同期が弁護士登録をしたのは平成2112月なので、弁護士になってから5年が過ぎたという節目に司法修習のクラス同窓会が開かれたのである。約1年間の司法修習の同期は、全国に約2000名程度いるのだけど、そのうち私が所属したクラスは全員で72名であった。当日参加したのは20名+教官2名。もう少し参加してくれると賑やかで良かったのだけど。


 5年も過ぎると弁護士としてのカラーもそれぞれ違ってきて、自分が全然関わったことのない分野の仕事の専門家として頑張っている同期もいる。私自身も同期から少年事件について質問や相談を受けることが多くなってきた。いつもは子どもの権利委員会の弁護士と交流することが多いが、私の知らない分野で活躍している弁護士、しかも弁護士キャリアが同じ期間の弁護士と交流することも、自分の仕事の幅を広げたり、独善的にならないために必要なことだと思う。

 三週連続の講演。今日は、西成地区保護司会研修会の講師をした。昨年11月に大阪市保護司会研修会で講師をしたのだけど、その時の縁もあって、今回の講師を依頼された。


 講演の内容は、昨年11月の大阪市保護司会研修会、先々週の天理教大阪教区、先週のぎんなん会とほぼ同じで、少年事件のアフターフォローについてであるが、昨年の大阪市保護司会研修会にも参加されていた方も多かったので、アドリブで過去の事例を紹介しながら話をした。


 最近、少年事件のアフターフォローについて講演をする機会が多いけれど、どの講演でも言われることは、弁護士がこのような活動をしていることを知らなかった、ということ。弁護士が思っている以上に、一般の方にとって弁護士の敷居は高く、弁護士の仕事が理解されていないことがよくわかった。やはり、事務所に座って待っているだけではダメで、どんどん社会に出て行かないと。

 今日は、龍谷大学出身の矯正施設、保護観察所職員及びそのOBで組織される交友会「ぎんなん会」で講演をした。私も龍谷大学を卒業して矯正職員になった経歴があるので、「ぎんなん会」の会員だと思うんだけど、矯正職員を辞めてからは全然連絡もなく、総会などに出席したこともなかった。十数年ぶりの出席だろうか。


 講演の内容は、先週の天理教大阪教区での講演とほぼ同じで、弁護士としての審判終了後の少年のアフターフォローであるが、矯正施設職員が多いこと、私自身が矯正職員のOBだということで、少年院に在院中の少年に対する弁護士の支援(少年院への出張授業の定例化、個別法律相談の実施)を重点的に話した。


 今年の6月に新しい少年院法が施行される予定であり、私としては、この新法の施行によって、少年院が収容者の権利義務関係だけがはっきりして、教育の作用が後退してしまう「刑務所化」が進むのでは、と心配している。少年院が刑務所とは違う施設である、ということに現役の職員がプライドを持って頑張ってほしい。

 今日は、天理教大阪教区で講演をした。弁護士になってから何度か講演は経験しているが、宗教団体で講演するのは初めてだった。


 一昨年の夏に付添人をした少年が保護者との関係が悪く、少年院を仮退院するための帰住環境調整が難航し、結局昨年の9月に天理教のとある分教会が運営している自立準備ホームに引き受けてもらったことがあった。その縁で、弁護士の少年事件に対する取り組み、特に審判の終了後のアフターフォローの取り組みについて講演することであった。


 終了後は、部屋を移しての懇親会。天理教では、私が付添人をした少年がお世話になっている分教会以外でも自立準備ホーム等を運営していて、非行少年、養護施設出身児童等を引き受けているとのこと。


 私は、天理教の教義のことはよくわからないし、また宗教活動にも興味はないが、非行少年のために、ここまで組織的に活動してくれている宗教団体を他に知らない。本当に頭が下がる思いである。