欄干の無い橋、助かる命 | 世界を繋ぐテニス “One World from One Tennis”

世界を繋ぐテニス “One World from One Tennis”

あれや、これや、とにかくテニス
テニスで世界を繋ぎたい。繋げられると信じています。

4年前、友人を喪うまでは聞いたこともなく、その意味も知りませんでした。
視覚障害者の人達は駅のホームをこう呼ぶことを
全盲の友人はこの「欄干の無い橋」から転落し、直後に入ってきた電車に引かれて42歳、自ら考案したブラインドテニスをパラリンピックの正式種目にと言う夢の半ばで尊い命を失いました。
彼の背中のバッグを触れながら彼に導かれ仲良く自宅に向かっていた愛する奥さんの目の前で突如消えたんです。
そう、ホームから転落したんです。そこへ電車が入ってきてしまったんです。
彼はたくさんの人の中に生き続けています。もちろん私の中にも!
しかし、命は絶たれたんです。
ホームやホームに向かう階段、エスカレーターで視覚障害者の人を見掛けたらこんな風に声を掛けさせていただくようにしています。
「電車の乗り口までご案内させていただきましょうか?」と
この一言で守られる命があると思うから
たとえ断られても、また見掛けたら同じように声を掛けさせていただきます。
その人がいつサポートを必要と思うように変わるかはわからないから

亡き偉大な友人、武井実良さんに心を寄せて
合掌