なんでだか知らないけど、パリにブックオフがある。

ゴミ箱パンパン


もともとは日本語の書籍専門店だったらしいけど、いつのまにか仏語の本も扱い始めて、今ではパリ市内に3店舗も構えている。


日本へ完全帰国する方から本を譲り受けることが多く、さすがに収納場所が無くなってきた大量の本。年末の大掃除を機に、今回オペラ座近くの日本人街にあるブックオフに買い取りをお願いしに行くことに!


売るのは全部で28冊。




ちなみに私、もとブックオフ店員。


ネットで検索すると、日本のブックオフの買取価格がひどすぎると文句タラタラの記事がよく出てくるけど、まぁその通りで文庫本なんて基本的に10円前後でしか買い取らない。


だがしかし!ここはフランス!日本語の本にはそれなりに価値があるはず!


事前に調べたところ、それなりにいい値段で買い取ってくれるとのこと。期待を胸に、重い袋を引きずりブックオフへ..。



時は12月30日、午後16時。



店内に入ると、人人人。レジ前には大量のCDや本を抱えた客と、ショッピングカートにいらない本を詰め込んだ買い取り希望客で長蛇の列ができ、早く客をサバかなければ!なんて使命感の欠片もあるはずのない、2人のフランス人店員がちまちま働いている。



チーン「こんなに混んどるとは...。」



そりゃあそうか、日本のブックオフでも年末は買い取り客の数がすごかった。フランスに年末の大掃除なんて概念ないだろ、と思っていたけど、どうやらそうでもないらしい。


ぼけ〜、と待つこと数十分。やっと自分の番が回ってきた。ドキドキの買取金額は..、



チーン「13€10!」



今のレートだと、日本円で2000円いかなかったかな、くらいか。期待していたより安かったけど、日本のブックオフでの買い取りと比べたら破格の金額だ。


日本と同じく、買取金額は本の状態の良し悪しで決まるそう。店員が記入しているシートをにチラリと目をやったところ、1€での買取が最高。その後は0.5€、0.2€、0.1€と値段が下がり、バーコードが無いものは買取不可。


伊坂幸太郎の状態の良い本も買取不可だったので、在庫がありすぎる本も買い取ってくれないのかもしれない。


売れない本も、日本と同じくブックオフで捨ててくれるらしい。ちょうど後ろに並んでいた日本人マダムが、一冊気になる本があるということでお譲りし、残りの本は今回は持ち帰ることに。


ちなみに、同じくらいの冊数を日本のブックオフで売った人の記事を読んだところ、350円かそこらだった。フランスの買取金額と実に5 倍ほどの差が。この前の夏、実家に置いてきた漫画を大量に整理し、二束三文で売ったことを少々悔やむ..。


売った後は店内散策。


2階の漫画コーナーに行くと、アニメ漫画好きの若いフランス人たちの湿った熱気でムンムン。




漫画はどうやら一冊2€で販売中らしい。ちなみにフランスで漫画を買うと、一冊7、8€かかる。ドラゴンボールを買えとせがむ息子を持つフランス人マダムが、全巻集めたらいくらするんだよ..と嘆いていた。




店内をうろついた後は、近くのカフェへ。本を売ったお金でちょっと休憩。





実家に売らずに残しておいた、私のハチミツとクローバー全巻セット。今度フランスに持ってきて売ろうかしら、なんてケチなことを考えつつ..。





皆様今頃紅白でもご視聴の頃でしょうか。正月はやっぱり日本。フランスと日本の時差は現在8時間。こちらで0時を迎えても、「でも日本はとっくに年明けてるしな..」なんて考えて、イマイチ盛り上がりにかける私の心。ついでに、ブログを書き始めて初めて迎えるお正月。



チーン「皆様とお知り合いになれて、ブログやって良かったなと思っております!来年もよろしくお願いします流れ星



ヒヨコヒヨコヒヨコ




パリ市長のイダルゴさんいわく、「世界規模の下水道」なX(Twitter)アカウント作ってみましたかたつむり

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パリじゃけえX!




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