最近、近所のスーパーにおにぎりが置かれるようになった。
1個2€90。高い。むっちゃ高い。
だがしかし、ここは名誉日本人として味見をしないわけにはいかないだろう。
以前 franprix (フランプリ)というスーパーで、おにぎりが売っているのを初めて見かけた時も喜んで買ったけど、米が酢飯で一人で部屋でブチギレた。
果たして今回は...
むしゃりと一口。
「ネチネチじゃ...。」
ネッチネチでヌットヌトのおにぎり。糊になる一歩手前。フランプリで買ったおにぎりはパッサパサのカッチカチで嫌だったけど、これもこれで...。
二口目をむしゃり。
「やっぱり酢飯やんけ!」
一口目はネチネチに気を取られ断言できなかったが、二口目で確信を持つ。今回もやっぱり酢飯だ。ちょっと薄めの酢飯。
なぜフランスの食品業界では、おにぎりに酢飯が常識になってしまっているのだろうか。酢飯の方が保存が効くのか?
スパイシーツナも一口。
「うぅん...?」
おにぎりの周りにまぶされたスパイシーな粉が、ネッチネチの米と異様なアンサンブルを奏で、口の中がちゃりちゃりする。
具のツナにたどり着くと、ちょっとマシ。ちょっとマシ、くらいで、米と粉とツナが全くマリアージュしない。
今回も、負けだ。スーパーで美味しいおにぎりはまだ手に入らないらしい。
てりやきチキンおにぎりは買わなかったけど、やっぱり酢飯なんだろうか。てりやきチキンと酢飯ってどうなんだ?もっとひどいのか、意外と合うのか。名誉日本人として、味見をしておくべきかどうか悩む。
おにぎりの隣にはカツサンドが置いてあった。日本人が経営するパン屋以外で初めてみたぞ、カツサンド。ちょっと、いや、かなり食べてみたい。
日本食っていちいち高い。今までは気になっても「高いから我慢!」でスルーしていたけど、最近は「まぁ、ブログに書くし、セーフっしょ...」と欲望に流されることが多い。
なんもかんも値上がって大変なのに、質素倹約はどこへやら...。
「誰か私の財布の紐を縛って...!」
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