常々日本の雑誌のオシャレなパリジェンヌ特集には疑問を抱いている。
道行くパリジェンヌ達はだいたいジーンズにスニーカーかブーツ。若い子は革ジャン。基本的に黒多め。
たまにパッと目を引くオシャレな人とすれ違うが、だいたい観光客だったりする。なんなら日本人の方が普段からよっぽどキレイな格好をしていると思う。
ただし、お年を召したマダム達はみんなオシャレさんだ。
留学直後にレモンイエローのコートを着こなし、杖をついてゆっくりと歩くマダムとすれ違ったときは心の中で拍手をした。
ショーウィンドウから水玉の可愛らしいワンピースを見つけて店に入ると、店内には豊かな白髪のマダム達しかおらず驚いたこともある。
夏になると、皆さん膝丈のワンピースを身にまとい短い夏を謳歌しているし、日本だと若者しか行かないようなファストファッションの店でもショッピングを楽しまれている。
歳を重ねるごとに華やかに美しく。
素晴らしいことだと思う。年甲斐もなく恥ずかしいとか、みっともないとか、そんな言葉とは無縁のマダム達を見ているとこちらも嬉しくなってくる。そんな風に歳を重ねていきたいねって思う。
ただし、若い子がパリでフリフリのレースやリボンのかわいい服を着ていたら絶対に浮く。流行りのブランドバッグなんか持って歩いた日には後ろにスリの行列ができるだろうし、普段着で着ているようなワンピースでも結婚式かセレブなパーティーに参列するのかと思われるだろう。
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