「おわら風の盆」を知ったきっかけは、20年ほど前にある先輩から「越中にとっても風流な盆踊りがある」と聞いたこと。 それがずっと心に残っていて、死ぬまで行きたい祭りの最上位にランキング。 去年は天気が悪くパスしたが、今年は何が何でも行くぞ!と気合十分。
「おわら風の盆」は、毎年9/1‐3の台風到来の時期に行われ。稲が風害に遭わないよう、風の神様を鎮める豊作祈願の祭りである。 3通りの踊りがあって、最も古くからある「豊年踊り」(町流しで中心に踊られる)、「男踊り」と「女踊り」
どの踊りでも男女問わず「あみ笠」を深く被っているので、顔の表情が見えないのが「阿波踊り」と違うところだが、これが情緒を深めている。
初めての祭りは、駐車場の場所・満車時間、撮影ポイントなどの情報収集から計画を練るのだが、これがなかなか大変。 臨時駐車場は2カ所あるが歩ける距離ではなく、祭りを遅くまで観ていると最終23時のシャトルバスに乗れない。 一方鉄道は、富山行が最終0:54まで臨時列車を運行しているので、富山駅近の24時間パーキングに車を停めたら問題解決。 整理券が配られるそうなので13時頃の列車に乗るべく5:30に家を出発。
せっかく富山まで来たので、富山城をサクッと見学した後、12時ころ駅に向かうと、まだ人も少なく13:55の整理券をゲット。 列車も座って越中八尾駅に到着。 駅前は祭りがなければ何のことない寂れた風景。
とりあえず1番人気の鏡町「おたや階段」を目指して町の中心部に・・・ 次第に古い町並みが現れ古都の風情あり。 さて、30分ほど歩いて現地に着くと、踊りまで4時間前にもかかわらず、熱い炎天下に2割ほどの観客が場所取り。 他の場所もよく解らないのと、最前列の場所が空いていたので、最初はここで観ようと決めた。
横須賀からいらっしゃった隣の方の話では、「昨日も夕方来たけど、人多くて観られなかったので、今日は早めに来ました」と・・・ 他では5時頃から町流し(※)が行われているようだが、ここが観られなかったら後悔大きいと、暑さ我慢でじっと始まりの時を待つ。
※ 2024年は、15時から町流しが始まっていたようだが、今年の猛暑続きで17時からの運営となったようです。鏡町の演武は、19時までは子供も踊りに参加します。
6時過ぎ 最初に子供を交えた「輪踊り」が始まり、次に「男踊り」と「女踊り」へと続く。 初めて観る「おわらの踊り」 胡弓の音色がなんとも物悲しくていい感じ。 待った甲斐がありました(喜)
でも、まだ明るいので本当の素晴らしさは陽が沈んでからだ。
6時と7時の2回の演武を観たところでいったん総入れ替え。
次に行きたかったのが、日本の道百選にも選ばれている「諏訪町」の町流し。 8時の踊りはすでに始まっていて、たくさんの人の後ろからのぞける程度。 9時の踊りを目指して場所移動。 こっちの町流しは、一丁目から四丁目まで各4回行われるので、一つ観られなくても場所を移動すれば、道路側の最前列で観れる。
鏡町の衣装と違って、薄桃色の浴衣がボンボリの明かりだけのほの暗い中に妖しく浮かんで、これまた良い!
22時 上新町では大輪踊りが始まった。 町流しは20歳代の男女の踊り手だが、こちらはかっての踊り手も参加で、踊りの腕前は上手。 一般人の参加も有りで、これはこれで「祭りはみんなで楽しむ」という精神に立った総踊りの様相(郡上踊りも同じだなー)
9時の踊りの回が終わると、家路を急ぐ人で一気に観客の数が減った。 遠方なので簡単に来ることも出来ないので、まだまだ観ていたい。 もし、終電に乗られなかっても駅で寝ればいいやと腹を括って、23時の最終公演に再び「おたや階段」に行く。 だいぶ人も減って3列目で観れた。
3時間ほど前に観たばかりなのに、何度見ても素晴らしい。
鏡町は、かって花街として賑わった町で、芸妓踊りの名残もあって、男女混合踊りで、月を眺め、芸妓が男衆にお酒を注ぐシーンがキメ 艶めかしい (皆この写真を撮りたくて大人気)
もう感動! 20年間 あこがれ続けていた踊りは、間違いなしの1番だった。
遠いけど、また行きたいなー




























