百名城を巡る旅も近場の主だった城はほぼ制覇。 続百名城に目を向けると、まだまだ面白そうなお城がある。 2年前に恵那の岩村城(百名城)に行ったときに気になっていた「苗木城」 

 

GW終盤 下呂温泉に一夜の宿をとり、同じく続百名城の「郡上八幡城」の二城巡りに出かけた。

 

苗木城(霞ヶ城)

・山城ランキング1位

・岐阜のマチュピチュ「天空の城」

 

ボランティアガイドをお願いして説明を聞きながらの見学。

城の各部の説明はもとより、城主の遠山氏は、一万石で唯一の天守持ち(通常、三万石以上でないと城を持てなかった) 一方、財政は貧窮で、城の壁に白漆喰を塗れなかったり、参勤交代も中津川で人を雇ったり。

春風亭昇太師匠が景観を確保するため木の伐採を薦めてから一気に人気化などなど面白い逸話が聞けて、ガイド絶対おすすめ

 

足軽長屋跡から望む苗木城の象徴「天守台跡」

 

大矢倉の石垣  自然の巨石を生かした石積み

 

 

巨岩を利用した坂下門跡

 

千石井戸と本丸口門跡

 

御殿の礎石が残る二の丸

 

玄関門跡(打込み接ぎ)

 

三の丸と大矢倉跡  

緑に囲まれた城塞 この景色がマチャピチュの所以

 

 

天守台跡  

3階建ての天守が建てられていた当時の柱穴(岩を削った土台)

をそのまま使って柱が建つ「懸造り」

 

 

 

木曽川

 

馬洗岩  敵に馬を洗っている姿を見せて、水が豊富なことを見せた

 

当時の姿の想像画

 

構造物は無いのにたっぷりと2時間もかかった。期待通りの良い城だった。この後、最近外国人で溢れるという「馬籠宿」でランチをして、下呂温泉に向かう

 

馬篭宿

 

 

 

 

 

 

カエル神社(下呂温泉)

 

郡上八幡城

 

こちらも山の上に建つ山城

雨の中、カーブのきつい細い山道を慎重に運転し駐車場に到着。

日本最古の木造再建城  昭和8年、大垣城を模して天守が再建された。お城自体は小規模だが、かの司馬遼太郎が『街道をゆく』で「日本で最も美しい山城であり・・・」と称えたお城とあっては、無視できない。

 

 

ここからの天守が一番画になる

 

城門

4層5階建ての木造天守

 

城内は、床がギシギシ鳴り古さを演出しすぎ(笑)

 

 

桜の丸隅櫓

 

松の丸隅櫓

 

石垣は、鎌倉時代末期から16世紀の戦国時代に主に用いられた「野面積み」

 

ちょうどGW中は新緑まつり。 城内のいたるところにモミジの大木があり、秋の紅葉時は、城が燃えるように真っ赤に染まるらしい。

 

 

千代は初代城主遠藤盛数の娘説

 

城下町は、魚の形に街が形成されているというが・・・

どうかなー?

 

 

 

2019年に郡上おどりの見物に一度訪れている、この風情ある「水と踊りの都」を妻に案内しようとやって来たが、あいにくの雨で清流吉田川も濁り、古い街並み新町通りの店々も連休明けでほとんどが休業で、あの夏の雰囲気は無し。

 

楽しみの食べ歩きも叶わずがっかりしていたら、鰻の「魚寅」さんが、7の付く日は「おひちまぶし」と銘打って感謝価格(4,290円→2,640円)で提供しているのに出会え、甘辛のタレとカリフワの鰻に満足して岐阜を後にした。