私は、平日はお勤めをしていて、土日は週末ヒロインではなく、演劇のお稽古をしています。

役作りをしていて、つくづく感じるのは、役を作るというのは、人を作るってことなんだ。ということです。

人を作るというのは、その人の性格であったり、ひととなりを考えること。

そして大事なのは、他の役との関係性を考えることです。

相手役との関係は、親子?恋人?友達?上司と部下?はたまた敵同士?

個人のキャラクターもさることながら、人との関係性の中で物語は進んでいくのです。

演劇をやっている人には、もしかしたら、そんなの当たり前のことなのかもしれませんが、以外とこれができている人が少ないように感じます。

つまりは、台本もらったら、自分のセリフのところに線を引いて、セリフを覚えたら、どう動こうか考える。そんな事は二の次だということです。

ましてや、セリフの数、数えて、一喜一憂するなんて、愚の骨頂です。

先ずこの人はどんな人なんだろうと考える。それから、まわりの人達とはどんな関係なんだろうと考える。

これが大事です。

セリフを覚えるなんて、その後で十分です。

それから、舞台の上では嘘をつかないことです。

笑ったり、泣いたり、怒ったり。

何の感情も湧いてないのに、笑ってる振りをしたり、泣いている振りをしたりしている人がいます。

そんな振りは全く要りません。

変な言い方かもしれませんが、舞台の上でお芝居をしてはいけないのです。

しかし、そんなお芝居をしている人がどれだけ多いのでしょう。

笑うお芝居は要りません。笑って下さい。

泣くお芝居は要りません。泣いて下さい。

怒るお芝居は要りません。怒って下さい。

舞台の上で振りのお芝居なんて観ているお客は、すぐに分かります。

振り芝居ほどつまらないものはありません。

役を生きるとは、そういう事だと思います。

役の人物が生きるかはどうかは、その役者がいかにその人物を作っているかにかかっています。

そして、登場人物が生きていない舞台ほど悲しく、つまらないものはないと思うのです。



人は生きていくにあたって人生に何か意味を見出だせないととても辛いものになります。

人間の知識や記憶は人が今、この瞬間幸せかどうかよりも、過去や、未来の幸せが重要であったりします。

つまり、今仮に幸せでないとしても、幸せであった過去があれば、その記憶で生きていけたり、またこの先の目標が明確にある人は、今の辛い現実も乗り越えられたりするものです。

そして過去の事実は変えられないけど、未来は自分の意思で変えられるのです。

つまり、何が言いたいのかと言いますと、未来に対するビジョンを持つことで、人は幸せになれるし、それこそが、人が人として生きていく力になると思うのです。

私は人前で、お芝居をするのが、大好きです。

昔は、旅芸人のように、川原乞食のように、生きて、死んでいくのだと思っていました。

それが幸せでもありました。

しかし、人生は私に違う選択肢を与えました。

自分は演劇を捨て、普通に生きることを強いました。

そして、それから十年以上経って、神様は、もう一度舞台に立つチャンスを下さいました。

そこで思ったのは、やっぱり私は舞台が好きだと言うことでした。

私はこれからも、未来に向かって、舞台をやり続けていきたいと思ったのでした。

それこそが、私の幸せであり、生きていくということだと思ったのでした。

私に、この道に引き戻してくれた演劇の神様と、橘香ひかるさんには感謝します。

ものすごくひさしぶりの更新です。

たまには更新しなさいよと、言われましてまた再会することにしました。

やるとなれば、続けなければねと思います。

私の心の原動力は怒りと悲しみと喜びです。

つまりは、人間の基本的な感情に動かされています。

いろいろ思いはありますが、あんまり重く思わず、
その時の思いをただ書いていきたいと思います。

宜しくお願いします。