私が所属している劇団は今年で創立20周年だそうです。

何だか他人事みたいな言い方ですが、私自身は、参加してまだ4年足らずの新参者です。

本当、単純に凄いことだなぁと思いますよ。

世の中には、有名無名合わせて星の数ほど劇団があります。しかし、そのほとんどが、3年以内になくなっていきます。5年持てばいい方です。

私もそうやって消えていった劇団を数多くみてきました。

そんな中で、20年続いていることは、それだけでも驚異的です。
しかも一定レベルを維持したまま、更に進化しようとしています。

確かに、小さな地方都市で劇団を運営していくのは大変です。劇団員も、かなり出入りがあったでしょう。そんな中でどうして生まれた子供が成人を迎えるくらいの長い間、劇団を続ける事が出来たのでしょうか?

私には、持論があります。
演劇に民主主義は要らないということです。

舞台を創るとき、作家なり、演出家なり、座長なり、誰かグループを強烈な引力で引きつける人が一人必要です。

しかしそれは複数はいりません。
中心がたくさんあっては、みんな戸惑うばかりです。

それは劇のカラーやコンセプトの統一に繋がっていきます。

それと同じような事が劇団にも言えるのではないかと思います。

劇団のカラーやコンセプトを統一したものにするためには、みんなで話し合ったりするよりも、一人のカリスマが必要なのです。

また共同運営するのであれば、絶対的に思想の統一が必要なのです。

民主主義よりもある意味、封建制のようなまた王政のような形の方がうまくいくと思うのです。

私の所属劇団にも、常に走り続けている人がいます。

目の前の事を一つ一つクリアにしながら、前を向いて走っているのです。

その貪欲なまでの上に行こうとする姿勢は見ていてすごいと感じでます。

本人はちょっとシャイな性格なので、自分が、自分が、と言って前に出て行くタイプではないのですが、やはり、自分に厳しく律してお稽古している姿を見ると、周りは付いて行きますよね。

私は初めて会った頃彼女の事をブラックホールのような人だと表現したのですが、

あれから4年余り、やはりその表現は間違ってなかったなぁと思うのです。

つまり、まずどんな人でも惹き付ける魅力があり、(それは、人としても、役者としても)そして知識や、演技スキルを貪欲なまでに吸収したいという姿勢がそう思わさせます。

私にしても、惹き付けられた一人です。

演劇の世界から一度引退した私を引き戻したエネルギーはすごいものがあります。

彼女に出会わなかったら、今演劇はやってないでしょう。

やはりものすごく強力な磁場を持ち、みんなを惹き付けて離さない、そんな光輝くブラックホールなのだな、と思いました。

日本各地で星の数ほど作られて、そしてアッと言う間に消えて行くほとんどの劇団には、何が足りなかったのでしょう。

今ならよく分かります。

その劇団に橘香ひかるがいなかったからです。

もし消えて行ったその劇団に橘香ひかるがいたなら、その劇団は20年、30年いやもっと長く続いているでしょう。

今の劇団が20年続いてるようにです。

今年で若草も創立20年、いよいよ大人の仲間入りです。

これからもますます上を目指してやっていきたいと思います。








大島優子さんが所属集団から卒業しましたね。

先ずは卒業おめでとうございます。

あらかじめ断っておきますが、私はファンではありません。

しかし、少なくとも日本の芸能史に一つの足跡を残したという意味では、とても偉大であると、思っています。

そして、なによりすごいと思う事は、これだけの巨大化した集団の中で長年、中心であり続けたという事実です。

集団の中心でいる事。そして、ステージのセンターであり続ける事。

これは生半可なことではありません。

真ん中に立っていることの大変さは、想像するに難くありません。

私自身は、キャラクターとして、真ん中に立つような人間ではなく、一番末席にいて輝く人間だと自覚しているので、自分の分をわきまえながら、生きていきたいと思っています。(それでも、末席で強く輝いてみせますが。)

最近自分が所属している劇団でも、少しずつ世代交代が行われてきました。

(ただし、卒業とかではありません。)

新たにセンターに立つ機会が多くなってきた彼は、去年までは、気持ちの優しさからか、歌でもダンスでも、お芝居でも、伸び悩んでいる感じがしていました。

ある芝居ではラストの歌が上手くいかず、細かく、細かく、ダメ出しされて、本人も悩んでいました。

それが、ある時を境に急に出来る様になってきました。

しかし、それは偶然ではなく、その間、悩んで、悩んで、悩み抜いたあげく、かすかに見えてきた世界なのだと思います。

その一点を自分で分かれば、もう大丈夫。

後は、自分でドンドン変化させることが出来るはずです。

真ん中に立つ事の自覚と、責任は、大変なものだと思います。

でも、そのプレッシャーに打ち勝つものだけが、真ん中に立てるのだとも思います。

真ん中に立つ人間は、周りのみんなや、お客さんを惹き付ける吸引力と、エネルギーを中心から発していく発信力を同時に持ってないとなりません。

大島優子さんは、その両方を兼ね備えていたアイドルであったのだなぁと思いました。

これからの活躍にも期待しています。

私は、特に何か強く思想、信条を持っているわけではなく、割りとノンポリの演劇人です。

今、劇団でショーのお稽古をしています。

私、お芝居を長年やってきましまたが、ダンスや歌をメインにしたショーは今の劇団に参加して、初めて経験しました。

お芝居が好きで、お芝居やりたくて、生きてきましたが、こんなショーを経験するなんて、とても夢にも思いませんでした。

ダンスをこんなに本格的にやるなんて、自分の中では不思議でしょうがありません。

今回はタンゴに挑戦しています。

デュエットダンスそのもののが初体験で、かなりハードルが高く感じていました。

しかし、しかし、本番の時は待ってくれませんし、言い訳なんて、一ミリだってしたくありません。

ベテランだろうが、新人だろうが、同じようにお客様に提供できなければ、意味はありません。

そして大事なのは専門のダンサーでなく、俳優が人前で踊る事の意味をきちんと考えなければいけません。

つまりは俳優が人前で踊るというのは、物語を身体という言語で、表現するということに他ならないということです。

以上を踏まえた上で、表現したいと思います。

言い訳はしません。

そして絶対に負けません。

それだけが唯一のポリシーです。