本日は、私立大学の入試の仕組みと、その対策についてお伝えします。
(前回は国公立大についてお伝えしました。次回は共通テストについて書きます)
【概況】
<科目>
私立大学の多くは3教科(文系は英語・国語・地歴or数学/理系は英語・数学・理科)
で受験することができます。
ただし、受験科目の「範囲」には注意が必要です。
・文系の国語は「漢文が必要か」のチェックが必須です。
→文学部系統、および早稲田大学を受験する場合は基本的に必要です。
→共通テスト利用入試になると必要になるケースも多いです。
・理系の数学は「数Ⅲまで必要かどうか」のチェックが必要です。
→農学部・看護学部・医療技術系・薬学部 の多くはⅠAⅡBまでの大学がほとんどです。
→東京理科大の薬学部のように稀に数Ⅲまで必要なケースもあるので、注意が必要です。
・理系の理科は「1つで受けられるか・2つ必要か」のチェックが必要です。
→早稲田・慶應は理科が2つ(物理と化学が基本)必要です。(早稲田の教育などを除く)
→生物は使えない大学・学部も多いのでそのチェックもしておくべきです。
<入試方式>
学部個別入試・共通テスト利用入試・共通テスト併用方式・全学部入試・英検利用入試
など、様々用意されている大学が多いです。
・基本的に、学部個別入試にもっとも募集人員が割かれる傾向があります。
・科目数が少ない入試(英語と現代文だけで受けられる など)は受けるためのハードルが低いという理由から、かなり高倍率になる傾向があります。
・入試方式で特に注意すべき大学は4つあります。
→早稲田大学(政治経済学部・国際教養学部・スポーツ科学部)
→立教大学
→上智大学
→青山学院大学(文系学部)
早稲田大学の上記の学部は、「共通テスト+個別入試」で判定します。
上智大学と、青山学院大学も同様です。
青山学院(文系学部)と書いたのは、理系学部は従来の学部個別3教科の方式でもっとも募集人員を割きますが、文系学部は「共通テスト+個別入試」の方式においてもっとも募集人員を割くのです。
(教育人間科学・コミュニティ人間・地球社会共生を除く)
立教大学は、英語の試験は「共通テスト、もしくは検定試験」を得点換算します。
(文学部を除く)
上記4つの大学では、共通テスト対策がどこかで必要ということになります。
<2021年度入試>
昨年度の入試では、私大志願者は前年に比べて約90%でした。
それに対して、合格者数は前年比100%を大きく超えていました。
少子化およびコロナの影響、合格者絞り込みの終了などの状況が絡み、倍率は確実に緩和傾向にありますね。
【対策】
①大学の問題形式を早めに確認しましょう
(国公立と同じです)
前回の記事でお話したことと同様、私立大においても形式チェックをしましょう。
解かなくてもOKです。見るだけでも十分なので、
今の時期に「どんな形式で出るか」を確認しておきましょう。
記述・論述問題はあるのか、会話問題なども出るのか、数学・理科はどんな分野が頻出なのか、などをチェックしておくのです。
これをすることで、普段の学習の質が変わります。
「おっ、この問題は自分が受ける~~大の形式と近い!」と意識を持つだけでも、頭への入り方は変わるものです。
②基礎固めは早めに終わらせるとともに、最後まで基礎をおろそかにしないようにしましょう。
高3・高卒生の方は、夏休み中に「英単語・英熟語・英文法・数学ⅠAⅡBの基本公式・漢字・語彙・古文単語・古典文法・力学・理論化学」などの基本知識は可能な限り固めておきましょう。
→秋以降に過去問をやるときに、基礎が固まっていないと学習の質が落ちてしまいます。
過去問は解説があまり詳しくなかったりします。基礎知識はそれを埋める大きな武器になり得ます。
→秋以降に過去問に多く触れるようになると、予期せぬスランプに陥ることがあります。
そんなときは、基本の確認(基本知識の確認や、今までやってきた参考書の解きなおしなど)の時間を増やしてあげるといいです。
そういった意味で、最後まで基礎知識の確認の時間はゼロにしない方がいいです。
③9月~10月には過去問を解き始めよう。
頭が凝り固まらないよう、第一志望や安全校、共通テストなど様々混ぜながら解いてOKです。
ただ、解いた履歴は必ず記録に残すようにしましょう。
その際、得点率/時間配分/反省点と対策 は必ず記しておくべきです。
次回、同じ大学学部の違う年度を解くとき、この記録を必ず見返してから解くように心がけ、論理的に改善していきましょう。
次回は、共通テストの現状と対策について書きたいと思います。
~やる気を起こせば、どこまでだって行ける~
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