本日は、大学入学共通テストの特徴と、その対策についてお伝えします。

 

2021年度入試(今の大学1年生です)から、センター試験に代わり導入されました。

 

【センター試験からの変更点】

①英語の配点(R:Lの配点)の変更

センター試験は、筆記200点:リスニング50点の割合でしたが、

共通テストはリーディング100点:リスニング100点に変更されました。

 

発音・アクセント・文法問題の出題は無くなり、すべてリーディングになりました。

 

また、センター試験のリスニングはすべて「2回読み」でしたが、

共通テストは大問6問のうち4問が「1回読み」でした。

 

リスニングの難易度・重要性ともに上がってと言って間違いないですが、

配点比率は結局大学ごとで、再度設定され計算されることになります。

東大は7:3、一橋は1:1、など大学によって様々です。

受ける大学は個々でチェックが必要です。

 

②数学ⅠAの時間変更

数学ⅠAはセンター試験においては60分の試験時間でしたが、

共通テストにおいては70分に延長されました。

より思考力を問うために、会話文などの読解量が増えた関係による調整ですが、

結果的に計算量はかなり少なくなった印象の試験でした。

 

【2021年度の結果】

センター試験に比べ、平均点は多くの科目でアップしました。

(大学入試センターのホームページや、各予備校の情報サイトを確認してみてください)

 

本来これはおかしな話で、センター試験は平均点6割を目標に作られるのに対して、共通テストは平均点5割を目標に作られるはずでした。(そのようにアナウンスされていました)

原因は、コロナ禍による調整です。

「休校期間もあった中で、初年度を難しくしすぎていいのだろうか?」という調整があったと思われます。

結果的に、国公立に「強気で」出願する学生も多く現れたようでした。

 

次年度の予想として、初年度に比べコロナによるカリキュラムへの影響は少ないでしょうから、少しずつ平均点を低く設定した作問になるでしょう。(=段階的に難しくしてくるでしょう)
 

【共通テストの特徴】

「思考力・判断力・表現力」を問うということが狙いですが、これを具体化すると2つの特徴に集約されます。

①日常生活を想定した問題設定の登場

学習場面を想定したり、日々の生活を意識させたりする問題が各科目で出題されています。

例えば、上記のような設定に縁の無さそうな数学でも、

「100m走の場面での設問」が出題されています。

他の科目でも、生徒同士の会話などを読み解きながら考えさせる問題が散見されます。

 

②資料を読ませて、他の情報とも組み合わせて判断させる

共通テストは「グラフ・データ・図表・地図」などがセンター試験と比べて多く出題されます。

(余談ですが、国公立や私大でもそういった問題が増えてきています)

例えば、リスニングにおいても音声のみ聞き取れているだけでは不十分で、グラフの内容も併せて読み取れていないと選べない問題なども出題されています。

 

【対策】

①根本的な理解をしっかりとする。

共通テストの問題は、参考書の典型問題だけ解けるだけでは対応しきれません。

かといって、普段から日常生活・資料などを絡めた問題をすべてのパターン解くことはできません。(出し方は無限に存在する訳ですから)

その対策としては、しっかり根本から理解することで、使える(応用性、汎用性のある)知識にすることが肝要です。

 

②過去問・各予備校の予想問題や模試 を解く

高3の夏くらいからでいいと思いますが、実際の形式に慣れていくことがもっとも即効性があります。(基礎知識をしっかり固めてから行ってくださいね)

トータルで解く時間がなければ、細切れでもいいので、どのような問題が出題される予定で、どのようなアプローチで考えていくべきなのかを知っておきましょう。

(冬は時間配分の練習が命なので、必ずトータルで解いてください)

 

③グラフや表などに慣れるために、新聞に目を通す。

毎日1~2つ程度の記事でOKです。

資料と文章を読み、短時間で要点をつかむトレーニングを積んでみましょう。

間接的にではありますが、共通テストのときに役に立つはずです。

 

 

共通テストにおける記述式問題導入や英語外部試験利用は取り下げられたため、

少しずつ全貌が見えてきた共通テストですが、

対策(形式慣れなど)はかなり時間がかかります。

計画的に取り組んで、1月に最高の準備が完了しているよう祈っています!

 

 

~やる気を起こせば、どこまでだって行ける~

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