Romiです。
結婚をして
こどもを授かった時
正直、専業主婦になると思ってなく
この物価の高い香港では
働き続けなければいけないと
肝に銘じてました。
だって、
世界一の生活コスト、
家賃による圧迫で
それなりの生活水準を保とうと思えば、
資産家でない限り共働きが必須。
多くの人は、お給料の一部を
「お手伝いさんを雇う」ということにあて
子育て、家事などの多くを
お手伝いさんに委ねます。
私たちの家族も
そうなると思ってました。
ええ、当初は…
ある日、
すでに結婚を機に
香港へ移っていたわたし。
ある日、買い出しに行く途中で、
公園を散歩がてら歩いてました。
その時は、長男を妊娠中

お手伝いさんに
抱っこされている赤ん坊を見て
可愛いな〜
と思いましたが


そのお手伝いの女性に
すごい違和感を感じたんです。
お手伝いさんは、
音楽を聴いたり
途中でゲームを始めて、
赤ちゃんのことは全く見向きもぜず
そのうち赤ちゃんが泣き始めたんだけど
あやす事もなく、
携帯を眺めているだけ…
おせっかいだけど
側によって
「赤ちゃんをあやしたい…」
と思ったんだけど
出来るはずもなく
自分だったら
「大事なこどもを
ああいう人に任せるのはイヤだな」
と心から思ったんです。
実は、
「結婚は30すぎるまでしない!」
「こどもは好きだけど、
好きなことを全部してから!」
と身近な人に公言していたわたしは
25歳で結婚。
ほどなく
25歳で長男を出産するという
計画していた人生とは違う歩みをしてました。
そんなわたしが見た
このお手伝いさんと赤ちゃんの光景。
「自分でこどもを育てたい。」
と強く思うようになったんですね。
出産後に働きに行くとなると
子供を「お手伝いさんに預けなければいけない」
のは目に見えてましたから。
それも仕事に行けば、
1日の大半の時間です。
お義母さんは『孫のお世話なんて真っ平だからね。』と言ってたし
日本にいた母にも頼むことができなかったし
自分でするしかないと思ってたんです。
だんなさんと相談した結果
「生活コストを下げて、
こどもが一番の生活をしよう
」

と言ってくれただんなさんは、
男気がありましたね。
ほとんどの香港人男性は
あまりそう言ってくれる人はいません。笑
友人は、もちろん、
キャリアを優先させるため
金銭的な問題のために
自分も働くことを選び
お手伝いさんを雇い
普段は仕事に専念して
こどもたちとは、
週末に時間をたくさん取るという
ご家族もたくさんあるし
それで、家族が
うまくいっている人も多くいます。
自分のやりたいことを続けるために
働き続ける事も…
キャリアを選ぶのも…
お金のために働くことが必要で
専業主婦をしたくても
できなかった人も
そして、
わたしのように
子育てを優先したくて
専業主婦になっても
どんな中であっても
自分の生き方を決めるのは自分。
私たち家族の場合は
確かにキャリアも
住む場所も
贅沢な暮らしはできなかったかもしれないけど
当時のわたしには、
子育てがとても大事なことで
一緒にいる、家族を守りたいということが
この時期最優先にしたかったことだから
後悔はひとつもないです。
(再就職の際には、チラッと過ぎりましたが…笑)
むしろ、
こどもたちの成長を
見守ってこれたこと
毎日3食作ってあげたこと
時々、手作りおやつを作ってあげたこと
毎日絵本を読んであげたこと
毎日の送り迎えができたこと。
普通のなんでもない生活でしたが
これができたことは幸せでした。
世の中には、
「女性の幸せ…」
価値観に関する情報がでまっているけど
結局は、自分がどう生きたいか?
パートナー、家族、こどもとどういう風に生きたいか?
自分の価値観は?
これが一番大事と思ってます。
人生の大事なイベントがある時には
どうしても男性よりも
影響を受けやすい女性。
そんな皆さんの生き方に
なにかヒントになってくれたらうれしいです。
では