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【今後の予定】

①本試験当日の解答速報・講評

マンション管理士・管理業務主任者試験に関し、本試験当日解答速報や講評をマンション管理サポートセンターのチャンネル↓で配信する予定です。

ご覧になりたい方は、是非チャンネル登録をお願いいたします!

 

②令和6年度 本試験分析会

2025年1月13日(祝・月)午後、渋谷にて、

「令和6年度マンション管理士・管理業務主任者 本試験分析会」

「合格祝賀会」

を行う予定です。

※詳細は下記バナー↓をご覧ください。

 

 

【管理業務主任者 直前講座

一部公開!

受験する方は是非ご覧ください

 

  いよいよ明日決戦!

 

皆さん、こんにちは。平柳です。

 

令和6年度の管理業務主任者本試験がいよいよ明日に迫ってきました。

 

泣いても笑ってもあと一日。

 

今日も一日、できる範囲で精一杯頑張りましょう!

 

さて、本日のブログは、「本試験に向けての注意事項」です。

 

マンション管理士試験向けの直前ブログで書いてきたことと重複しますが、改めて確認してみて下さい。

 

…とその前に、昨日のシリーズの続きで、「マンション管理適正化法」についても、ちょっとだけ触れておくことにします。

 

  マンション管理適正化法

 

ここでは、受験生の皆さんの手が回りにくい、適正化推進計画管理計画認定制度についてまとめておきます。

 

1.マンション管理適正化推進計画

都道府県・市・(一定の)町村が作成。

 ➡町村も作成可能である点に注意。

 

都道府県知事・市長・(一定の)町村長は、管理組合の運営がマンション管理適正化指針に照らして著しく不適切なときは、当該管理組合の管理者等に対し、勧告できる。

 

2.管理計画の注意すべき認定基準等

数字に関連するものを抜粋しておきますので、意識的に押さえておきましょう。

 

①集会が年1回以上開催されていることが必要
 
②直前の事業年度の終了の日時点における修繕積立金(※管理費ではない)3ヶ月以上の滞納額が全体の1割以内であることが必要

 

長期修繕計画の作成又は見直し7年以内に行われていることが必要
 

③長期修繕計画の実効性を確保するため、計画期間が30 年以上で、かつ、残存期間内に大規模修繕工事が2回以上含まれるように設定されていることが必要

 

組合員名簿、居住者名簿を備えているとともに、1年に1回以上は内容の確認を行っていることが必要

 

⑤管理計画の認定は、5年ごとに更新を受けなければ失効。

 

3.マンション管理適正化基本方針

これは、テキスト等に記載されているものを(長いですが)ざっと3回程度は「読み物として」読んでおきましょう。

 

手元にない方は、原文(➡こちら)をご参考に。

 

  本試験での注意事項!

 

1巡目は
「考えずに知識・記憶で解く!」

 

皆さんは、これまでの学習において

 

「なぜそうなるのか?」
「どうしてその結論になるのか?」

 

といったことを「考えて」学習してきたはずです。

 

それ自体は合格するために必要不可欠の非常に重要なことですし、

 

平柳の講義でも、受講生の皆さんにはさんざん「なぜそうなるんですか?」「どうしてそうなるんですか?」という質問・疑問を投げかける講義をしてきました。

 

しかし、矛盾するように聞こえるかもしれませんが、

 

本試験で最初に(1巡目に)問題を検討する際は「考えずに、知識・記憶だけで答えを絞る」ことが点数を上げるためのコツです。

 

というのも、最初から考えて解くと、基礎知識だけで確実に処理できる選択肢まで「迷い」が生じてしまうからです。

 

そのため、最初は「過去問レベルの確実な基本知識・記憶『だけ』」で検討し、それで選択肢を絞ったり、その問題の答えを出せたりしないかを検討するという戦略で検討していきましょう。

 

具体的検討手順の一例を示すと…

 

問題検討手順の一例

①4つの選択肢をざっと見て、なじみのあるキーワードが入っている選択肢から検討する。
 

②選択肢を読んで「知識・記憶だけですぐ正誤が判断できるか?」を確認。
ア)すぐ正誤が判断できる。

➡その選択肢の正誤を確定。
イ)すぐには正誤が判断できない。

➡ひとまずその選択肢は後回し。

 

③②の結果答えになる選択肢が1つに絞れたか?」を確認。
ア)答えが確実に1つに絞れた。

➡それをマークして次の問題へ。
※それ以上他の選択肢は検討しない(問50まで終えて時間が余った場合に戻る)。
イ)答えが1つに絞れない。

➡考えて答えがでそうか見極める(問題番号横の余白に簡単にメモを残す)。
※考えても答えが出なそうor考えるのに時間がかかりそうなら、問題自体後回しにする。


という感じです。

 

これにより、

 

確実に得点できる問題

 

端的に処理できると同時に、

 

時間を考えればできそうな問題

考えてもわかりそうにない問題

 

仕分けもできるので、精神的・時間的な余裕が生まれます。

 

 

民法でペースを乱されないように!

 

管理業務主任者試験は、例年問1~問4(又は問5)が民法関連の問題です。

 

民法では、毎年、過去問に出題されたことのない論点も含め、受験生のペースを乱すような問題が出題されています。

 

ですから、

 

民法の問題で時間をかけすぎない

 

ということを忘れずに。

 

最初の民法4~5問は、12分~15分を目安に検討するようにしましょう。

 

「登場人物が2人以上でてきたら、簡単な図を書く」ことも忘れずに。

 

本試験は、頭の中で考えるだけでは混乱してきますから、何度も問題文を読み返すなどというムダを省くために、必ず「(簡単で良いので)目に見える図」にして、それをもとに検討してください。

 

 

「計算問題」「個数問題」への
対処方法を決めておく!

 

本試験では、議決権等をもとに集会決議の成否を検討させる「計算問題」や、「適切なもの(不適切なもの)は『いくつあるか』」という「個数問題」も出題されます。

 

多くの受験生は、こうした問題に時間を取られ、ペースを乱されてしまいます。

昨年の管理業務主任者試験でも、個数問題は実に15問(!)
も出題されました(一昨年は10問)。

個数問題の数は、少なければ6~8問程度なのですが、最近は増加傾向にあります。

 

今年も相当な数の「個数問題」や「計算問題」を出題することで、受験生に心理的な揺さぶりをかける手法が使われる可能性は大いにあるわけです。

計算問題は、そもそも事例の整理に一定の時間がかかる上、本試験の緊張のさなかで計算を正確にしなければなりませんから、ミスが起きやすい問題です。

また、個数問題は、全ての記述を検討しないと正解にたどり着かないため、答えを出すのに非常に時間がかかる反面、受験生データを見ると「正解率が下がる傾向にある」ということが判明しています。

つまり、
計算問題や個数問題は基本的に「時間対効果(得点効率)が悪い問題」なのです。

 

意識しておいていただきたいのは、本試験では、

 

検討に5分かけて間違えるくらいなら、

5秒で適当にマークして間違える方がマシ
 

ということ。

 

そこで、これらの問題に対する自分なりの処理手順をあらかじめ決めておきましょう。

例えば、下記のいずれかの対処が考えられます。

 

①計算問題、個数問題については、解かずに飛ばして後回しにする!

とりあえず適当に何番かをマークして次の問題に行き、後回しにする!

見切りのための検討時間をあらかじめ決めて(「2分」など)、そのまま解けそうなら検討を継続し、そうでないなら次の問題に行く!


本試験で怖いのは、その問題を間違えることだけでなく、時間不足に陥ることで、時間があれば正解できるはずの他の問題まで得点できなくなってしまうことです。

おそらく、無意識的に処理方法が身についている方は多いと思うのですが、計算問題や個数問題への対応は非常に重要な戦略ですので、意識的な対応をするようにして下さい。

なお、「飛ばす」といっても、それは「捨てる」ということではありません。

あくまで、
「後回しにする」、つまり、「他の時間をかけるべき問題をきちんと解いた上で、残った時間で解けばいい」という意味ですから、飛ばすこと自体を躊躇する必要はありません。

要は、限られた時間の中でのタイムマネジメントです。

 

「持てる力で最高の得点を取る!」という意識で、どん欲に1点を積み重ねていきましょう!!

 

というわけで、今日のブログはここまで。

 

次回は明日、本試験当日の朝に本試験前最後の応援ブログをアップする予定です。また見に来てくださいね。

 

それでは皆さん、今日も一日、「使える時間を使い切ったぞ!」といえるよう、精一杯過ごしましょう!!

 

2024年11月30日

平柳 将人