「行政書士に依頼するメリットは何ですか?」

 これはよく聞かれます。
 決して安くないお金を支払うわけですから、 当然気になるポイントですよね。

 メリットは大きく分けて2つあると思います。
 時間上(手続き上)のメリットと、成功確率上のメリットです。

(1)時間上(手続き上)のメリット
 簡単に言うと、時間を節約できます。

必要書類を調べる必要が無い  =>  行政書士が必要書類をリストアップ
○自分で書類を集める必要が無い => 行政書士が収集
申請書を書く必要が無い => 行政書士が正確に記入
理由書を書く必要が無い => 行政書士がポイントを押さえた理由書を作成
平日の日中入国管理局へ行く必要が無い => 行政書士が入管で手続き
 ・ご自分で書類を作成した場合、書類に不備や不足があると、2度、3度と入管に行く必要があります
 ・変更、更新、永住の場合、結果を取りに行く必要もあります(※つまり申請と受け取りで最低2回入管へ行きます)
 ・入管が混雑している場合、1~2時間、場合によってはそれ以上待つ可能性があります。


(2)成功確率上のメリット
 入管の審査は原則的にすべて「書類審査」です。
 審査官はあなたのことを知りません。手元にある書類で審査します。提出した書類を審査して「許可」か「不許可」か、結果を出します。

 つまり、提出した書類がすべて、です。
 行政書士は、と言いますか、私は「審査のポイントはどこで、何の書類が必要で、何をポイントに理由書を書けば良いのか」を知っています。
 なぜ知っているのか?

毎週1回以上、入国管理局に行って、審査官とお話ししています。電話でも話します。
○入管申請に関する研修に毎月参加し、日々勉強をしています。
○入管法をはじめ、出入国管理に関する法律、省令、告示、ガイドラインを毎日読んでいます
  (※相談を受けた時、理由書作成時、知識として必要だからです)
○過去に多くのケースを取り扱っています。
○不許可になった場合、審査官に不許可の理由(=審査のポイント)を詳しく聞きに行っています

 法律(入管法)の知識や審査のポイントを知って作成した書類と、それを知らずに作成した書類では、許可の確率が大きく変わってくるのは当然ですよね。
 また、法務省、入国管理局が公表している提出書類一覧がありますが、最低限の書類しか書いていないため、そのまま出して許可が通るとはちょっと思えないですね。

 しかし注意点としまして、上記のことはすべての行政書士に言えるわけではありません
 行政書士は取り扱う分野が非常に広いため、行政書士によって得手・不得手の分野があります。入管業務を扱っていない、扱っていてもメイン業務では無い行政書士はたくさんいます(※むしろそちらのほうが多いです)。

 

 また、行政書士事務所によっては無資格のスタッフや新米行政書士が相談対応・書類作成しているところもあります。

 
 私の場合、入管業務専門であり、毎日毎日、入管・ビザ関係の相談を受け、入管手続きの申請書類を作成し、理由書を書いています。

 もし私が入管申請について「行政書士に頼んだほうが良いですか?」と聞かれたら、「絶対に頼んだほうが良いですよ!」と自信を持って答えます。
 それだけメリットは大きなものです。

PS お客様からこういうエピソードを聞いたことがあります。
 自分で申請した後、入管からあれを持ってこい、これを持ってこいと、何度も何度も追加書類を要求されたそうです。
 何を持って行っても「次はこれ持ってきて」と手続きが一向に終わらず、さすがに疲れてしまったお客様は、ある行政書士の先生に頼みました。そしてその行政書士が作成した書類を入管に持って行ったところ、途端に「もういいです」と言われて許可が下りたとか。
 
お客様が「急になぜですか?」と聞いたところ、「行政書士が関わってきたからには、今後あれを出せこれを出せと要求してもどうせ全部持ってくるから」、だそうです・・・。


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