スキーとの出会い | My hobby's room

スキーとの出会い

スキーとは全く縁のない神奈川出身の私は、成人になるまで


スキーというものをやったことはありませんでした。

 
そんな私がスキーと出会ったのは、就職してからです。横浜で


採用されたにもかかわらず、配属先は松本。いったい松本って


どこ?と日本地図を広げたのが懐かしい。3月の終わりに面接


に行くのに、雪は積もっていますか?など、バカな質問をしたも


のです。


松本で採用が決まると、なぜか、スキーだけは絶対やりたいと


思っていました。なんでかな?当時はスノボがブームになりつつ


あり、若い人の9割はボードに流れていたと思います。秋になる


と先輩にスキーショップへ連れて行かされて、たしかクナイセル


の193cm板とリアエントリーのブーツを買わされたと思います。

 
いやーうれしかったですね。早速部屋でスキーウェアに着替え、


ブーツを履いて板をつけて、イメージトレーニングをしました。


(やったことないのに・・・)

 
はじめて行ったスキー場は乗鞍高原温泉スキー場です。はじ


めに基本的のことを教わり、一人で中央の国設ゲレンデで滑っ


ていました。

 
営業時間終了直前、先輩たちが最後に最上部に登ってから帰


ろうと無茶な提案をしました。もちろん私には拒否権がありませ


ん。

  
案の定、私は転げまくり、先輩たちはあっという間に消えてしま


いました。

 
すでに20回以上は転んだでしょうか?だんだん暗くなり、リフト


が止まりコースが見えなくなってきました。おそらく先輩たちも心


配しているでしょうが、リフトが止まっているので、探しに来るこ


ともできません。このまま遭難してしまうのか?と本気で心配し


ました。それでもなんとか駐車場が見えるところまで、降りてき


て、先輩たちに見守られながら、転げまくり降りてこれました。

 
普通、はじめてのスキーでいやなことがあると、スキーが嫌い


になるらしいのですが、私は、これで火がつきました。絶対うま


くなって見返してやると。

 
2回目のスキーは鹿島槍のナイターでした。もちろん一番下の


コースのみ。ここを上から下まで転ばない滑るのが、その日の


目標でした。達成できなかったけど・・・。一番下のリフトの降り


口から上はものすごい急斜面。あれの上はどうなっているのだ


ろうといつかあの上に行きたいとその時は素直に思っていま


した。


3回目は白馬47スキー場。まあ、どのスキー場でもファミリー


ゲレンデしか滑らないので一緒なのですが・・・。ここはゴンドラ


降りてすぐのコースのみやっていました。滑り始めに少し急にな


っていまして、ここでターンしようとすると、微妙に加速し、それが


怖くて後傾になり、転倒。これの繰り返しでした。まあ、はじめの


うちはこんな感じでしたね。そのうち彼女ができて、スキーは楽


しけりゃいいや。みたいな感じになって、しまいに東京に転勤に


なってスキーからどんどん離れて行きました。