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朝、スマホのスケジュールを見てびっくり。

北大歯学部の病院受診日でした。

わ。街へ出ることがわかっていたらヘアカラーしておくのだった!


今は半年に1回、北大歯学部病院の歯科に通っています。記憶しているだけで20年くらいだと思いますが、15年より前のデータが病院のコンピュータにはないと言います。口腔扁平苔癬という口腔粘膜の難治性の疾患です。長く通っているので担当医だって代わって4人目です。


治療法はないと言うので、受診してもしょうがないのですが、何%かは癌になるから、歳をとって歩いて来れなくなるまで通っておいでと言われています。


わかっています。これは疾患の進行のデータをとるためだということ。どういうような形で癌になっていくか、あるいはならないかを。


いやなのは少しずつ悪化していること。角質化している場所が広がっています。原因がわからないから気をつけようがないですね。こうして受診しても、観察するだけなのですから。何かあったら組織を取って検査するとのことですが、まだ取ったことはありません。もし癌化したら切除するとのことです。

できることは、近くの歯科に毎月行ってクリーンアップしてもらうこと、それだけはしています。


今回はおそらく新人の歯科研修生の実地訓練だったのでしょう。

若い研修生が私の口の中をカメラで撮影する練習のようでした。担当医に私の口の中を器具で開くところの1から教えられていました。次は撮影の仕方。頬の側、上顎の写し方、舌をどっちにやるか。


担当医があっちに向いた時に、その研修生は「痛みはないですか?」と聞く。私が立ち上がる時にちょっとコードに躓いたのに「すみません。狭くて」なんて言ってくれる。気が利くか利かないか、これは大事なことだと思います。


いいなあ。君は洋々とした未来が待っている。たくさん勉強して良い歯科医になってください。できたらこんな疾患の治療法を見つけてくださいね。


私の望みは口の中が癌になるまでに寿命が終わること。だから長生きをしたくはない。

見えるところが癌になるなんて、気になってしょうがないと思うから。


帰り道、働く人や学生が闊歩している街を歩くと、何も社会に用のなくなった身が寂しい。

いいのだ。私もそうやって社会を生きてきたから。

さあ。レストランへ行こう!


​お昼はフレンチトースト

まるでお菓子