包丁はこれで研げるのだけど、鋏は難しい。
全然使えなくなりました。
洋裁の話を書いているブロガーの方に相談すると、刃物屋さんで研いでもらったらいいとのこと
こんな安物っぽい鋏もやってくれるのかしら?
半信半疑で、札幌の老舗「宮文」に電話したところ、丁寧に応じていただきました。
街に出たついでに、狸小路2丁目の「宮文」へ。
「鋏なんか持って地下鉄に乗ったら捕まるぞ!」と背中で夫に言われる。冗談好きな夫ですが、さもありなん。
鋏をボール紙で巻いたあと、なぜか断熱の銀色の袋に厳重に包み、「私、凶器など持っていません」風のことさら優しい顔を作って地下鉄へ。
改札口で「そのおばさん!!鋏持ってませんか!!ちょっとこっちに来なさい!!」じゃ困るものね
「宮文」格調高いきれいなお店です。壁には高そうな刃物がずらり。誰が買うんだろう?勝った後、どうやって持って帰るんだろう。
あら!リュックを背にした外人のお客様が二人。
そうか、日本の刃物は外人に有名なんだわ。わざわざ買いに来るのね。
私なんて、日本人のくせに、鋏は手芸店、包丁は近くのスーパーの日用品売り場で買うものね
預けて3日ほどかかります、と言われ、1週間後取りに行きました。
左下が研ぐ前、右上が研いだ後です。
もちろん切れ味はシャキーン!
表面のサビも磨いてもらってピカピカ✨
お値段は1,485円。意外にお安い。
仕上げてくれた職人さんの名前が書いてあります。老舗とはこういうものなのですね。
はい。そうして、このピカピカ鋏での最初の作品はこちら。
さらさらのポリエステル混紡生地でブラウスを作りました。生地の店カナリヤで夏物の生地がお安くなっていて。生地代1,490円でできました。
(追記:家計簿を見たら、さらに500円引きで990円でした!)
久々の薄物でかなり手こずりましたけど。
袖付け不要の着物スリーブ、後裾が長いデザイン。お尻も気にならずに安心して着れます。パンツにもスカートにもOK!
洋裁をしている時間がすごく落ち着きます。