ふと思い立ち、ピクシブにもここのバキタツ作品を載せてみようと思い、作業を始めました。
予想外に数が多く、これが全然終わらない。
良く書いたなあと思います。
そして作業中に激痛が。腕が痛い。まさかの腱鞘炎というやつでしょうか(スマホもよく使ってますしね)
のんびり移し(写し)つつ、懐かしみつつ、頭の中にぼんやりと浮かんでいるジャイキリのお話を形にできたらなと思います。
ジャイキリの二次創作っていまどんな感じなのかなあ。
ふと思い立ち、ピクシブにもここのバキタツ作品を載せてみようと思い、作業を始めました。
予想外に数が多く、これが全然終わらない。
良く書いたなあと思います。
そして作業中に激痛が。腕が痛い。まさかの腱鞘炎というやつでしょうか(スマホもよく使ってますしね)
のんびり移し(写し)つつ、懐かしみつつ、頭の中にぼんやりと浮かんでいるジャイキリのお話を形にできたらなと思います。
ジャイキリの二次創作っていまどんな感じなのかなあ。
夏の始まりだ。
中断期間を終え、選手たちがグラウンドに戻って来る。
日差しは休み前よりも一段と強く、空はひときわ青い。
ぐんぐんあがる気温よりもヒートアップするリーグ戦の再開を象徴しているかのようだ。
事務方である自分に試合の中断は関係ない。
生徒の夏休みに関係なく出勤していた教師が、元気に戻ってくる生徒を迎えるき気分はこんなだろうか。
どこか落ち着かない。
俺は席を立ち、廊下へでた。
「後藤さん、おはようございます」
玄関で最初に出くわしたのは、うちのチームのミッドフィルダー椿大介だ。
ちゃんと足を止め、頭を下げて挨拶をしてくれる。
「おはよう、椿。ずいぶん早いじゃないか。練習の時間にはまだ早いぞ」
「は、はいっ!なんか落ち着かなくって」
俺の頬は自然と緩んだ。
なんというか『うちのこは本当にかわいいなあ』なんて、ほほえましく思う。
選手たちを目の前で口には出さないし、親にもなったことがないけれど、きっと親が子供を見守る気分はこんなだろうな。
「ゆっくり休めたか。どこかに出かけたりしたのか」
「大阪に行ったんス。あ、京都にも寄ったんですけど。あの、合宿で窪田くんと友達になって、それで」
「窪田?ああ、ガンナーズのか。同じ代表候補だったな」
小柄な、それでいて圧倒的な攻撃力を持つその姿を思い出す。
敵なら驚異だが、味方となれば頼もしい限りだ。
代表でも活躍が期待されている若手の一人だ。
「窪田ってどんな奴なんだい」
「ええと・・・ちょっと変わってるけど、いい人です。いろいろ案内してくれて。冬の休みになったら今度は東京においでって話もして」
他のチームにも友達が出来たのか。
椿はおとなしい面があるので、ほっとした。
そんな自分に苦笑する。本当に親だな。
「どうだった、関西は」
「ぜんぜん初めてで、後ろにくっついていっただけっていうか・・・。京都の街中にすごく大きい川があったな、って位しか」
「街中か…もしかして隣に小さい川があったか」
「はい」
「ああ、じゃあそれは鴨川だな。小さい川の方は高瀬川っていうんだ。柳が植わってていい雰囲気だったろ。夜は『京都』って感じの飲み屋街になるんだけどな」
現役の頃、一時期京都のチームに所属していた時期があった。
その頃を思い出し、椿たちが訪れた場所を推測する。
きっと三条か四条界隈だろうな。
懐かしいな。
「大きな河原を見なかったかい」
「ああ、はい」
「結構人が座ってただろう。しかも等間隔に」
「あっ、そういえば・・・。な、なんかあるんすか?」
「名物なんだよ」
椿は俺の言葉に驚きを見せた。
あのあたりの河原は整備されていて、川を眺めて座るのに良いロケーションになっている。
それはいいとして、そこに座る時、なぜか誰もが隣と等間隔に腰掛けるのだ。
まるでそれが約束ごとのように。
少し離れて大橋からそこを眺めると、ちょっと面白い風景なんだ。
「まあ、そこに座るのはカップル同士ばかりだからな。多分隣とあまり近づきたくないんだろうなー…どうした?」
ゲホッと、椿は急にせき込んだ。
休み中に風邪でも引いたんじゃないだろうな。
心配して顔をのぞき込むと、椿は大丈夫っすとあわてて首を振った。
あんまり大丈夫って態度じゃないぞ。
なんともいえない表情をしているし。
…俺、変なこと言ったかなあ?
あまり引き留めてもいけないので、俺は練習頑張れよと言って事務室へ戻ることにした。
椿はぺこりと頭をさげ、ロッカーへ向かった。
背を向けた時に、椿が何かをつぶやいたみたいだったけどあまり気を留めなかった。
だけど耳に入っていたら「やっぱり何かあったのか」って、聞き返しただろう。
「・・・窪田くんって、本当に変わってる・・・」
そんな興味をそそる台詞を口にしていたのだから。